私に似た人
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.33pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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テロに関して考えさせられる作品かもしれないけど、何も共感できません。 | ||||
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テロが頻繁に起こるようになった日本を描いた本作。序盤は心理描写を通して、テロに対していろんな考え方があるんだと学ばされました。弱者を見捨てている社会に反発を感じて少しだけテロリストに心を寄せながらも、関係のない人を巻き込むことに憤りも感じる。でもその弱者が存在することも仕方がないのかもしれないし、自分には何もできないといった色んな葛藤が存在しました。広い視野や他者の考え方に触れるのが読者の醍醐味だと思っているので、それが良かった点です。それが段々と中盤から終盤にかけて、エンターテイメント色が強くなって行く印象を受けました。そのおかげでまとまりが足りないようにも思いますが、話の面白さは格段と加速して行きます。パズルのピースがはまっていく感覚という表現が相応しい一冊ではないでしょうか。 | ||||
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著者いわく「乱反射」路線ということで、”小口テロ”を10人の登場人物の視点から描かれており、結末は著者ならではの驚き付きです。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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テロの被害者のもと恋人、うだつの上がらない工員、公安刑事、OL、夫婦、テロを唆す者など10の視点から、澱のように溜まる社会への不安や不満を描いた小説。 派手な場面があるわけでもなく淡々とした筆運びですが、いわゆる社会的弱者は見えない存在として黙殺されていること、自己責任を容認するありがちな価値観が実はテロの温床になっていることなど、身につまされるエピソードが散りばめられており登場人物に感情移入しながら読み進めることができます。 10人が偶然接点を共有し合い、物語が立体的に立ち上がったあとに迎える結末はそれなりに衝撃があり、読んだ箇所を反復しつつ切ないものを感じさせました。 | ||||
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すごい作品です。 それは僕かもしれないし、隣のあの人かもしれない。 フィクションの世界とは思えませんでした。 | ||||
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テロが身近に起こるようになった日本という、そう遠くない将来現実になり得る社会を舞台にした短編集です。 テロの実行犯や傍観者、さらに裏から操る者やそれを追う刑事と、様々な登場人物がそれぞれの視点で物語が描かれています。 全体的に読みやすく、テロの犯人の気持ちも、それを憎む人達の気持ちも両方共感できました。 黒幕に関わる部分では中盤叙述トリックがあり、個人的にはいい意味で予想を裏切られ満足でした。 | ||||
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SNSで知り合ったカリスマ的な人との絡みで テロ事件が繰り広げられるという短編集でした。 刺激や衝撃も少ない肩すかし感のある作品で残念。 | ||||
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テロをテーマにした社会派小説かと思ったのですが、現代を生きる若者の姿を切り取った短編集でした。 今の日本の若者の閉塞感をよく表していると思いますが、一遍一遍それほど違いが感じられなかったということと、実はテロがこの本の重要なテーマではなかったという2点で、想像していた内容と少し違ったなと感じています。帯の売り文句と内容がずれている気がします。 | ||||
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