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光と影の誘惑



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光と影の誘惑 (集英社文庫)

2002年01月01日 光と影の誘惑 (集英社文庫)

銀行の現金輸送を襲え。目標金額は一億円―。平凡で貧しい日常に鬱屈する二人の男が出会った時に、悲劇の幕は上がった。巧妙に仕組んだ現金強奪計画。すべてがうまくいくように思えたのだが…。男たちの暗い野望を描く表題作ほか、平和な家庭を突如襲う児童誘拐事件、動物園の密室殺人、家族の秘密…など新本格の旗手が鮮やかなストーリーテリングで魅せる、傑作ミステリ中編四編。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

光と影の誘惑の総合評価:8.00/10点レビュー 30件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

短編でも”らしさ”は損なわれない

「長く孤独な誘拐」「二十四羽の目撃者」「光と影の誘惑」「我が母の教えたまいし歌」の4編からなる中編集。貫井徳郎は新本格の旗手として人気を不動のものにしていると言えますが、この4編を読めばなるほど納得できるでしょう。
4編が4編とも著者の特徴をよく表していると言えて、読み終わったあとの充足感というか、思わず「ほ~っ!」と感嘆の息を吐いてしまう”らしさ”がよく出ていて、これは他の作家ではそうそう味わえるものでもない。このうち「二十四羽の目撃者」ではこれまでと少々違う貫井徳郎を見せてくれたようで、ますます世界が広がっていくようです。
でも正直なところ、こういった中編・短編でも十分なのですが、著者の作品は個人的には長編の方がよりいいと思っています。長ければ長いほど、重ければ重いほど彼の特徴がはっきり表に出てくると。それだけ内容が濃くなるので、長所が表に出やすいというところでしょうか。

本好き!
ZQI5NTBU
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.29:
(3pt)

タイトル作は騙された!

4作品からなるミステリ短編集。

ミスリードの効いたタイトル作が良いだろうか。その他は、お話しとしては面白いものの、途中から結末が分かってしまう。後味が良くないのは共通している。

息子の誘拐犯から他人の子を誘拐するよう脅迫された夫婦「長く孤独な誘拐」は着想がユニーク。

不可能な状況で銃殺された男「二十四羽の目撃者」は、凶器が拳銃ゆえにアメリカの探偵物となったのかな。

現金輸送車を襲う計画をたてた二人組「光と影の誘惑」は、まんまと騙された。

母の秘密を探り当ててしまった息子「我が母の教えたまいし歌」は、途中で真相に気づかなければ衝撃的だったかもしれない。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
408747402X
No.28:
(4pt)

4編ともハイレベルでした

デビュー作の「慟哭」が衝撃的で記憶に残る著者であるが、本作品は、1990年代に書かれた中編4作品が収録されています。
超人気作家という訳ではないですが、ミステリ作家としては、レベルの高い作品を生み続けている作家だと感じています。

【光と影の誘惑】
収録順としては、3番目ですが、表題作ということで、最初に感想を述べます。
競馬場で銀行員の西村という男が、小林という男と、意気投合。大胆にも、西村の勤める銀行で予定されている、車での現金輸送の際に、大金を奪ってしまおうということを計画する。それは、巧くいくかのように思えたが──という展開。
ラストには、驚くべき真相が明らかになります。あるトリックが使われているのですが、とても巧妙で、思わず騙されてしまいました。

【長く孤独な誘拐】
題名のとおり、「誘拐」をテーマにした作品。不動産会社に勤める森脇という男性の息子が誘拐された。その犯人からの電話による脅迫とは、ある夫婦の子どもを誘拐しろ、という驚くべきもの。従わなければ、息子の命はない、と。
これまた、ラストの展開には、驚かされました。
「誘拐」テーマのミステリは数々ありますが、これはなかなかの優れものなのではないでしょうか。

【二十四羽の目撃者】
「動物園」+「密室トリック」というユニークな取り合わせ。生命保険会社に勤める主人公が、上司から、大金の契約をしている男性が、動物園で亡くなったということで、保険金目当ての犯行がないか、突き止めるよう命令される。現場は、動物舎の間の通路で、犯行時、両側に複数の人がいた。凶器はピストルで、頭部を撃ち抜かれていたが、残されていたピストルには、指紋が残っていなかったという…。
本格ミステリに真正面から取り組んだ作品として評価します。出尽くしたといわれる密室トリックですが、こんな方法もあったか、と納得。

【我が母の教えたいまいし歌】
父を失った、大学生の「僕」。葬儀の最中、父の昔の知り合いという男性から、ある意外な事実を聞かされる。母は、なぜそのことを黙っていたのか?「僕」が探っていくとそこに待ち受けていたものとは?
ということで、ある家族の衝撃的な秘密が明らかになるという作品。衝撃度はなかなか高いと思います。

4編とも巧妙な展開と仕掛けで、満足できるものでした。よい意味で、甲乙つけ難しの作品揃いであったと思います。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
408747402X
No.27:
(5pt)

面白い

読み進めていくに従ってどんどんワクワクしていった小説は久しぶりでした。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
408747402X
No.26:
(3pt)

長く孤独な誘拐

もう後戻りはできない。その一線を越える瞬間。銀行マン西村は競馬場で顔見知りになった男と話すうち、自分がまともな職についていることが申し訳ないような気がしてきて…。
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
408747402X
No.25:
(4pt)

麻婆春雨のような読後感

貫井先生の作品はとにかくページをめくる手が捗る。どんでん返しの結末はわかったとしても、なぜこんなに文章がスラスラ読めるのかはわからない。難しい表現や言葉もよく出てくるが、なぜか長時間読んでてもあまり疲れが出てこない。不惑と眩惑の一冊(帯のキャッチコピー流に言うと)
光と影の誘惑 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光と影の誘惑 (集英社文庫)より
408747402X



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