失踪症候群



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初公開日(参考)1995年11月
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長編小説

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失踪症候群 新装版 (双葉文庫)

2014年10月15日 失踪症候群 新装版 (双葉文庫)

警視庁には影の特殊工作チームが存在する。 警察組織が扱いにくい事件を捜査し、真相を追い求める。 警務部人事二課の環敬吾が指令を送るのは、 私立探偵・原田征一郎、托鉢僧・武藤隆、肉体労働者・倉持真栄の、プロフェッショナルなメンバー3人である。 若者の失踪が連続して起きている。 その背後にあるものを探るべく、チームは動き出す。 最後のページまで興奮がとまらない、大人気「症候群シリーズ」新装版・三月連続刊行、第一弾! (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

失踪症候群の総合評価:6.88/10点レビュー 32件。Bランク


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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

失踪症候群の感想

警察内でも一部の人にしか認識されていない名も無き極秘部署の人達の活躍を描いたシリーズ。
その部署をまとめるリーダー環。
彼の本当の姿、出自が明かされず、色々と気になる。

松千代
5ZZMYCZT
No.3:
(6pt)

失踪症候群の感想

住む世界が違う人たちのストーリーで、現実感なし。

kmak
0RVCT7SX
No.2:
(7pt)

ハングマン?

鮎川賞に応募した『慟哭』でデビューした貫井氏の『症候群』シリーズ第1作。
貫井氏といえば、『必殺仕事人』に代表される“必殺”シリーズの大ファンであるが、本作はその趣味を存分に活かしたシリーズと云えるだろう。ただ現代を舞台にしているので、同趣向の『ハングマン』シリーズの方が近似性が高いかもしれない。とにかく環敬吾率いる彼のチームのメンバーの召集シーンからニヤニヤしてしまった。

本作に登場する環率いるチームのメンバーは、平常時は土方をやっている倉持真栄、托鉢僧の武藤隆、そして警察の職を追われ、探偵業を営んでいる原田柾一郎である。
で、本作ではリーダーの環ではなく、メンバーの1人、原田にスポットを当て物語は進行する。原田が担当した失踪人、小沼豊の捜査と彼の家庭が抱える問題が交互に語られる。そしてこのサブストーリーとも云える原田の問題が環たちが捜査している事件と関連性が持ってくる。

この原田が抱える問題とは高校生になる娘の反抗期である。家族と一緒に過ごさなくなり、夜毎ライブハウスに友達と出入りし、帰りは夜遅く、久々に会ってみれば化粧をしている。さらには不登校が発覚するという、いわばどこにでもあるような反抗期なのだが、今や子を持つ親の身とすれば他人事とは思えず、私ならどう対処しようと頭に描きながら読んでしまった。

やがて事件は複層する失踪事からやがて若者達に蔓延しているイリーガルドラッグへと重心が移っていく。

特に注目したいのは本作に登場する犯罪の片棒を担いだ人々というのが、実は私たちとなんら変わりのない、ごく普通の人々だということだ。
彼らは現状に不満を抱きつつ、毎日を過ごし、その現状から脱出したいがために、一線を少しだけ越えてしまった人々なのだ。その一線というのが、誰しも抱く「このくらいなら大丈夫だろう」という軽い気持ちで始めた犯罪行為というのが非常に心苦しい。なぜならここに書かれている人々は自分かもしれないからだ。
こういう作品を読むと、我々の安定した暮らしというものがいかに危うい日常のバランスの上で成り立っているかが実感させられる。
失踪した彼ら・彼女らも毎日親や近所、会社の上司から与えられるプレッシャーから逃れるために自ら選んだ道であり、実際、事件の真相解明を依頼されたチームを束ねる環はこの一連の失踪事件に関しては主謀者である馬橋の改心を促しただけに留め、本質的な解決をもたらしていない。真相を解明し、後は当事者に判断を委ねるという形を取っている。

更に加えて、この馬橋という男が、昨今の大不景気で続出する首切り問題の対象となっている契約社員という立場が故にこのような犯罪に手を出したという事情も同情できるだけに切ない。

群衆の中の孤独。
東京ほどこれほどぴたりとくる街もないだろう。日本最大の人口を誇りながらも人はその群れの中でいとも簡単に掻き消えてしまう。小市民である彼らはそんな中で、限られたコミュニティにアイデンティティを見出しながらひっそりと暮らしている。
海外で暮らす今、失踪人たちの矮小さが痛切に響いた。

初の貫井作品だったが筆致は堅実で迷いがない。ただ器用すぎて派手さに欠けるとも思った。
あと失踪人捜しという物語の軸足がいつの間にかドラッグ密売グループの摘発に移っているのも、ぶれている感じさえある。
更には冒頭に述べたように作者自身がファンであるドラマシリーズを感じさせるため、物語や構成もドラマの場面が浮かぶきらいもあるが、純粋に愉しめはしたので及第点というところか。本棚に並ぶ彼の作品を次に読むのが楽しみだ。


▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

失踪症候群の感想

読み終わった感想としては、結構面白かったです。途中までは不満が満載で、嫌になってました。まず設定として、特殊任務チームが地味過ぎ。今野敏「ST」を見習え!って感じでした。普通に淡々と捜査しているだけで、チームのメンバーの個性や能力も良く分からんしね。原田の娘も、高3にもなって拗ねて親に反抗してグレるなよ、中2か(笑)。しかし、ゼックが出て来て、馬橋が出て来たあたりから、終盤まで一気に面白くなって行きました。ただ、元々シリーズ構想だったのか、今作ではメンバー全員の正体が見えない(特に環)。続き読んで確認だ!

なおひろ
R1UV05YV
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No.28:
(3pt)

少しネタバレ

ドラマ化する前提で書かれているようなうすべったいかんじ
導入でいろいろ人物紹介も必要だからまあ1巻目はしょうがないが
この話はミステリーとしてどこが見所なのかがピンとこなかった
残虐非道の「あいつら」の正体とおにぎりあたり?
戸籍を操る失踪方法というと「火〇」があるけど見劣りする、というか比べ物にならない
一つ、いいことは、この症候群シリーズが3作あるということ
貫井さんはつまらない作でも星3つくらい標準装備なので残り2作が楽しみではあります。
失踪症候群 新装版 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:失踪症候群 新装版 (双葉文庫)より
4575517151
No.27:
(4pt)

貫井の作品にしては、ちょっとパンチ不足

失踪を続ける若者たち。その内の一人の失踪を探るように依頼を受けた警務部人事2課の環啓吾は、
自分のチームに声をかけて捜査に踏み出す。たった一人の失踪を探るのはなく、多くの若者の失踪者の
共通点を見つけ出すことでやがてこれらの失踪には戸籍をめぐるトリックが絡んでいることが判明してくる。
貫井らしく筋を凝らして、不良ロックパンドなども絡んでなかなか面白い作品になっている。この環の
下で働くメンバーもそれぞれ個性的だ。ただ、全般におっと思わせるところが少なく、貫井にしてはやや
平凡という感じが私にはする。
失踪症候群 新装版 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:失踪症候群 新装版 (双葉文庫)より
4575517151
No.26:
(2pt)

普通でした。

なんか読むのにすごく時間が掛かりました。多分ハマり込めなかったのだと思います。内容はありきたりで普通でした。この小説がドラマ化されたと聞いて購入しましたが面白いのでしょうか....次作の誘拐症候群に期待するしかないです。ついでに買ってしまったので汗 これでハマれなかったらレビューでブチ切れようと思います。嘘です。ちゃんとレビューします。
失踪症候群 新装版 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:失踪症候群 新装版 (双葉文庫)より
4575517151
No.25:
(4pt)

ドラマの原作本

ドラマの原作本。最初の放送からきになっていたので、買いました。
失踪症候群 新装版 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:失踪症候群 新装版 (双葉文庫)より
4575517151
No.24:
(4pt)

症候群シリーズの幕開けに過ぎない!一気に読ませる作品!

やはり作者の読ませる力は素晴らしい。ただこの作品は、症候群シリーズの第1弾に過ぎず第2弾、そしてラスト殺人症候群に繋ぐ序章に過ぎない様に思える。主人公、環のキャラが今まで読んだ作者の作品の中で、1番、わからない。正体不明の主人公だ。そして彼の指示で動く3人も不明。この様な設定だが一気に読ませてくれる。ネタバレしてはいけないので詳細は記載しないがこの作品は非常に社会的問題を多く描いている。こういう場合、時代流れで古さを感じるのだが、この作品は1995年に単行本として世に出ているのでもう20年以上前の作品でありながら古さを感じない。また、ラストの展開に驚く。ドタバタがあるわけでなく静か過ぎるラストにビックリである。これはまだ序章に過ぎないのだと思わされ、誘拐症候群を早速、手にとっています。正体不明の登場人物ではあるが、全員に好感を抱けるので非常に引き込まれます。
失踪症候群 新装版 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:失踪症候群 新装版 (双葉文庫)より
4575517151



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