(短編集)
模倣密室
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折原氏のドタバタコメディータッチの本格推理シリーズとして有名な黒星警部シリーズの今のところの最終作となっている短編集である。 折原氏のデビュー作の五つの棺の続編とも言うべき作品で、7つの趣向をこらした密室事件が収録されている。 トリック自体は無理やりなのもあるが、コメディタッチなのでそれほど浮いた感じはなく、相変わらずの黒星警部と部下の竹内刑事にルポライターの虹子とこのシリーズでお馴染みのオールスターが総出演なのが嬉しい。 読んでいて非常に楽しい作品集である。 | ||||
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題名に「いまいち」と書いたのだが、これは折原一の最初の方の作品「7つの冠」を読んだ人にとっては「いまいち」ということです。 「7つの冠」を読んだ人は、本書「模倣密室」は比較的、トリックや犯人を見破りやすいです。というか、本書の中のある作品なんか、「7つの冠」のある作品とほとんどパターンが一緒。密室トリックは違っているものの、「犯人はきっとこいつだろうな」と容易に推理できる。密室トリックなんてもう出し尽くされているから、さすがの折原一もネタ切れ?になってしまうのはある程度仕方ないかもしれないが、いつも折原作品にだまさている私にも、簡単に推理できてしまった本書は「いまいち」です。ただ、「7つの冠」を読んだことがない人が、本書を読むと「これはすごい!」とか思うかもしれない。 | ||||
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タイトルを見てデビュー作の「七つの棺」に似ていると思ったが、それ以上のパロディものである。最初の作品の題名が「北斗星の密室 - 「黒星警部の夜」あるいは「白岡牛」」である。「夜のフロスト」、「美濃牛」のパロディであるが、無論作者オリジナルのアイデアが詰まっている。ちなみに、白岡は作者の出身地である。 この他、島田荘司氏の複数の作品、「本陣殺人事件」、「ユダの窓」、「赤後家の殺人」、「五十一番目の密室」、「モルグ街の殺人」、「J.D.カーを読んだ男」、「長い家の殺人」等がパロディの対象として取り上げられている。よぉ〜くやりますねぇ。折原氏ならではと思う。 登場人物は黒星の他、虹子、部下の竹内とお馴染みのメンバで気楽に楽しめる。作者の密室作品に対する好悪の評価が出ているのも面白い。豪華なパロディ群で愉快な一時が過ごせる快作。 | ||||
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密室事件が大好きな警部がドタバタと活躍(?)する短編集. 部下との掛け合いも漫才のようで事件の緊迫感はありません. そのためおちゃらけた印象が強いですそれがまた楽しいです. 作品は過去の名作密室物のパロディが多いそうなのですが, 残念ながらワタシにはひとつもわかりませんでした. とはいえ,知らなければそのぶん新鮮でしょうし, 知っている人であればニヤリとできるのではと思います. トリックはコメディタッチな作品のせいか無茶なものが多かったですが, うならせられるもの(これも無茶なのですが)もありましたし, にぎやかなやり取りとともに「おいおい」という感じで楽しめるでしょう. | ||||
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本書はタイトルとサブタイトルでも分かるかと思いますが、7つの密室ミステリー事件が連作として描かれる作品集。いずれもドジでありながら密室事件好きな黒星警部の推理が描かます。その黒星警部ですが、個性的なキャラクターで、折原一らしい密室事件のトリックが満載で、一気に読むことができ、ミステリーも十分堪能できました。引き続き黒星警部の活躍をシリーズとして読みたいです。 | ||||
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