雪の女



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
雪の女 (創元推理文庫)
(違う表紙に投票したい場合もこちらから)

オスダメ平均点

6.00pt (10max) / 1件

5.50pt (10max) / 4件

Amazon平均点

3.14pt ( 5max) / 14件

楽天平均点

0.00pt ( 5max) / 0件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []D
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

0.00pt

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2013年01月
分類

長編小説

閲覧回数2,579回
お気に入りにされた回数1
読書済みに登録された回数5

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

雪の女 (創元推理文庫)

2013年01月11日 雪の女 (創元推理文庫)

高名な女性セラピストの不可解な死。関係者はなにやら事情がありそうな女性ばかり……。北欧フィンランドを舞台に、女性警官マリアが事件を追う。〈推理の糸口賞〉受賞作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

雪の女の総合評価:6.27/10点レビュー 15件。Dランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

どうして共感できないのだろう

もともとの原作自体がつまらないのか、それとも翻訳がつまらないのか。
答えは分かりませんが、最初から最後まで主人公や彼女を取り巻くわき役陣に共感できないまま終わってしまいました。

ある程度共感する部分がないと、読むのが辛い・・・です。
ミステリーとしては「あり」なのでしょうけど、私の好みではなかったです。


ももか
3UKDKR1P
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.14:
(3pt)

なんだなんだよ!つまんない。

これは新聞の「海外ミステリー応援隊」で紹介されていたので買って読んで見たの。

ローズベリ館。有名なセラピストである女主人エリナが女性限定のセラピーセンターを開設、敷地内に一切の男性の立ち入りを認めず、かって物議をかもした。
エスポー警察の巡査部長マリア・カッリオは、依頼されてそのローズベリ館で講演を行う。数週間後、エリナが行方不明になり、館から離れた雪深い森の中で死体で発見された。
彼女はなぜ極寒のの中、ガウンとパジャマという格好でそんなところにいたのだろうか?
当時館に滞在していたのは、なにやら訳ありげなじょせいばかりで……。北欧フィンランドを舞台に、小柄な女性警官マリアが事件を追う。

事件の解決への糸口が前に読んだ「氷姫」と同じく殺された女の若き日の妊娠なのよ。
なんだなんだよ!つまんない。
女性刑事というとパトリシア・コーンウェルの描くところの頭脳明晰で冷静、男に負けじと肩ひじ張ったキャリアウーマン的女性をイメージするのだが、ここに登場するマリア・カッリオは構えが無く女性であることを楽しんでいる普通の女性で、チョコレートを齧りながら本を読むのが楽しみ(わたしと同じ)という親しみの持てるタイプの警官で、理に叶わぬことを言われると上司だろうがナンだろうが噛みついていく感情的なところもある。

ふんふんと読み進んでいくと、場面はいきなり過去にマリアと同僚のパロとで逮捕した男の脱獄事件に変わり、それが長々と続いていく。
なんだ、なんだ。なぜこの部分が導入されなくてはいけないのだろうと疑問を持ったのだが、この事件に登場するある男の存在を記憶づけるためだったのね。
この事件でこの男はうっかりミスを装い実は意図的に犯人を誘導したのだが。
わたしはてっきりこの男が犯人だと思ったんだけどね。
でも結局彼はエリナ殺害事件にも同じ手口で参加していたのだ。
雪の女 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:雪の女 (創元推理文庫)より
4488280048
No.13:
(3pt)

冗長過ぎる

僕は昔からフィンランドに興味があり、フィンランド旅行にも行った事がある。
この本も「フィンランドについてもっと知りたい」って動機で読んでみた。

フィンランド人の生活については、色々興味深い事が書かれていて面白かった。
サウナ大国であるフィンランドでは各家庭にサウナがあり、主人公のマリアも何度も夫婦でサウナに入ったりしている。
また、スキーが大人気で、広く国民に普及しており(生活上必要ってのがあるだろうが)、スキーの描写も多い。
(そういえば、フィンランドに旅行した際に「知ってる日本人はいますか?」って聞くと荻原健司とか船木和喜、葛西紀明といったノルディックやジャンプで世界的に活躍したスキー選手の名前を上げる人が多かった。)
フィンランド人の生活習慣や日常の風景を知るにはとても面白く読める。

ただ、ミステリー小説としてはあまり評価できないかな。
個人的には冗長すぎると感じた。
数カ月前に同じ北欧ミステリーでアイスランドのアーナルデュル・インドリダソンの「湿地」を読んだのだが、こちらは文章が非常にコンパクトにまとまっておりとても読みやすかった。
それに比べて、本書はちょっとダラダラしてる感じがして中だるみしたかな。

本書はシリーズ物で、シリーズ第4作にあたるそうだ。
(他のレビュアーの方で何人か第3作と書かれてる方がいますが、第4作が正しい)
本書が気に入ったら他の作品も読んでみようと思っていたが、もういいかなと思った。
雪の女 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:雪の女 (創元推理文庫)より
4488280048
No.12:
(3pt)

主人公がライトノベルの登場人物っぽい思考をするのが残念

北欧ミステリにはまっています。事件の内容や本の面白さは期待を裏切るものではありませんでしたが、主人公の女性の思考がとても若くて 私にはティーンズ小説やライトノベルを読んでいるような気分になってしまい共感を得れませんでした。
雪の女 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:雪の女 (創元推理文庫)より
4488280048
No.11:
(3pt)

国情は興味深いがミステリとしては・・・

トンプソンの「極夜」に次いで読んだフィンランド・ミステリです。舞台はフィンランド南部、首都のヘルシンキからも近いエスボーという町。主人公はその警察署に勤める30代の巡査部長マリア・カッリオです。

「極夜」の時もそうでしたが、読書中、犯罪事件やその捜査、解決よりも、日本で一般的にイメージされているのとあまりに違うフィンランドの姿やフィンランド人の精神性に意外な思いを抱き、読了後もそちらの方が強く印象に残りました。ミステリとしてどうかと言えば、正直言って、悪くもなくかといって飛びぬけてすぐれているというほどでもないと感じました。マリアの人生や気持ちについての記述で小説の半分が占められるといってもよく、結婚したばかりの夫に対する愛情、意外な妊娠に驚き、また母となる心構えがだんだんできてくる様子、同僚に対する共感や反発、女性蔑視に対する憤りなどが書かれています。割合でいうなら、ミステリ4:女性小説6くらいではないかと。なので、純粋にミステリとして楽しみたい人はかなりじれったく感じると思います。特に男性には不評かもしれません。他のレビューアの方も書いておられましたが、マリアがいつもカリカリしすぎているようで・・・同じ女性警官や捜査官を主人公にしたものなら、スウェーデンのモンス・カッレントフトやアラスカのデイナ・スタベノウのヒロインたちの方が魅力的だと思ってしまいました。
ただ、登場人物の女性たちがみんな強気で突っ張っているのは、男女平等で知られている北欧でも、実はこれだけがんばらないと女性は男性より下に扱われがちなのだということは意外でした。

1年の半分は太陽が完全に沈むことがなく夜遅くなっても昼のようで、もう半分は陽を見ない暗い冬が続く、そんな風土。そして、何百年にも渡って他国に支配されてきた歴史(スウェーデンに650年、ロシアに100年)のせいか、フィンランド人は大変抑圧された精神の持ち主のようです。
目に付いた記述をあげてみると、
「警察官というのは、いまだにそのほとんどが伝統的なフィンランド人男性なのだ。彼らが持つことを許されている感情は、憎悪と怒り、嫉妬と性欲だけ。家族に男の子が生まれた時と、アイスホッケーの世界選手権にフィンランドが優勝した時に限り、歓喜することも許される。」
「エスボー市民の誰もが私のように穏やかなクリスマスを過ごしたわけではない。祝日が続いて連休になると家庭内暴力が増えるのだ。」
また他に、最初にマリアの結婚式の場面が出てきますが、そこでフィンランドは夫婦別姓がOKな国であることがわかったり、教会や宗教離れの傾向が著しいことが伺われます。

読了後、登場人物のひとりヨハンナ・サンティが属する古レスタディウス派のことを知って、私と同様、驚かれた方も多いと思います。いろんな意味で世界一進んだ国々という印象の北欧にも、このような人たちがいるのかと。このルター派教会古レスタディウス派の牧師であるヨハンナの夫も、極端に保守的で女性差別的なその信仰から、犯人ではないかと疑われます。古レスタディウス派の”古”はフィンランド語で”vanhoillis”といい英語で言えば”conservative”保守的という意味だそうです。スウェーデンの少数民族サーメ人の牧師ラルス・レヴィ・レスタディウス(1800-1861)が始めました。彼はルター派教会のラップランドにおける指導者でしたが、アルコール中毒が蔓延する自分たちの社会をなんとか救おうとレスタディウス派の活動を始めました。
小説にも出てきますが、生と死をつかさどるのは神であるため、避妊は罪とみなされ、信者の家庭は子沢山であることが多いそうです。攻撃的で罪深い番組を流しているということで家庭にはテレビがなく、アルコールは飲まないしポップ・ミュージックも聴きません。化粧、ダンスなども神の子としてふさわしくないと思われています。アメリカのアーミッシュと共通するものがあるでしょうか。現在、一番信者が多いのはフィンランドで、他にノルウェー、スウェーデン、アメリカに多く、ヨーロッパ各地とアフリカのトーゴに布教施設があるそうです。さらに詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
古レスタディウス派について https://en.wikipedia.org/wiki/Conservative_Laestadianism
創始者ラルス・レヴィ・レスタディウスについて https://en.wikipedia.org/wiki/Lars_Levi_Laestadius

話がそれましたが、フィンランドをより知ることができるという意味では興味深い小説だと思います。ミステリとしては・・個人的には星2.5くらいかな。
雪の女 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:雪の女 (創元推理文庫)より
4488280048
No.10:
(3pt)

フィンランド女性と背景

うーん…、普通かな。フィンランドのミステリーを、初めて読みました。フィンランドの女性に対する背景を、知りたい方には、イチ押し作品です!マリア刑事は、とても高学歴 の持ち主でもあり、旦那様がとても良い人で和みます。ライバルの同僚刑事も、いい味出していますね。しかしながら、もう読まないかな…。
雪の女 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:雪の女 (創元推理文庫)より
4488280048



その他、Amazon書評・レビューが 14件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク