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雪の女



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【この小説が収録されている参考書籍】
雪の女 (創元推理文庫)

雪の女の評価: 3.14/5点 レビュー 14件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全14件 1~14 1/1ページ
No.14:
(3pt)

なんだなんだよ!つまんない。

これは新聞の「海外ミステリー応援隊」で紹介されていたので買って読んで見たの。

ローズベリ館。有名なセラピストである女主人エリナが女性限定のセラピーセンターを開設、敷地内に一切の男性の立ち入りを認めず、かって物議をかもした。
エスポー警察の巡査部長マリア・カッリオは、依頼されてそのローズベリ館で講演を行う。数週間後、エリナが行方不明になり、館から離れた雪深い森の中で死体で発見された。
彼女はなぜ極寒のの中、ガウンとパジャマという格好でそんなところにいたのだろうか?
当時館に滞在していたのは、なにやら訳ありげなじょせいばかりで……。北欧フィンランドを舞台に、小柄な女性警官マリアが事件を追う。

事件の解決への糸口が前に読んだ「氷姫」と同じく殺された女の若き日の妊娠なのよ。
なんだなんだよ!つまんない。
女性刑事というとパトリシア・コーンウェルの描くところの頭脳明晰で冷静、男に負けじと肩ひじ張ったキャリアウーマン的女性をイメージするのだが、ここに登場するマリア・カッリオは構えが無く女性であることを楽しんでいる普通の女性で、チョコレートを齧りながら本を読むのが楽しみ(わたしと同じ)という親しみの持てるタイプの警官で、理に叶わぬことを言われると上司だろうがナンだろうが噛みついていく感情的なところもある。

ふんふんと読み進んでいくと、場面はいきなり過去にマリアと同僚のパロとで逮捕した男の脱獄事件に変わり、それが長々と続いていく。
なんだ、なんだ。なぜこの部分が導入されなくてはいけないのだろうと疑問を持ったのだが、この事件に登場するある男の存在を記憶づけるためだったのね。
この事件でこの男はうっかりミスを装い実は意図的に犯人を誘導したのだが。
わたしはてっきりこの男が犯人だと思ったんだけどね。
でも結局彼はエリナ殺害事件にも同じ手口で参加していたのだ。
雪の女 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:雪の女 (創元推理文庫)より
4488280048
No.13:
(3pt)

冗長過ぎる

僕は昔からフィンランドに興味があり、フィンランド旅行にも行った事がある。
この本も「フィンランドについてもっと知りたい」って動機で読んでみた。

フィンランド人の生活については、色々興味深い事が書かれていて面白かった。
サウナ大国であるフィンランドでは各家庭にサウナがあり、主人公のマリアも何度も夫婦でサウナに入ったりしている。
また、スキーが大人気で、広く国民に普及しており(生活上必要ってのがあるだろうが)、スキーの描写も多い。
(そういえば、フィンランドに旅行した際に「知ってる日本人はいますか?」って聞くと荻原健司とか船木和喜、葛西紀明といったノルディックやジャンプで世界的に活躍したスキー選手の名前を上げる人が多かった。)
フィンランド人の生活習慣や日常の風景を知るにはとても面白く読める。

ただ、ミステリー小説としてはあまり評価できないかな。
個人的には冗長すぎると感じた。
数カ月前に同じ北欧ミステリーでアイスランドのアーナルデュル・インドリダソンの「湿地」を読んだのだが、こちらは文章が非常にコンパクトにまとまっておりとても読みやすかった。
それに比べて、本書はちょっとダラダラしてる感じがして中だるみしたかな。

本書はシリーズ物で、シリーズ第4作にあたるそうだ。
(他のレビュアーの方で何人か第3作と書かれてる方がいますが、第4作が正しい)
本書が気に入ったら他の作品も読んでみようと思っていたが、もういいかなと思った。
雪の女 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:雪の女 (創元推理文庫)より
4488280048
No.12:
(3pt)

主人公がライトノベルの登場人物っぽい思考をするのが残念

北欧ミステリにはまっています。事件の内容や本の面白さは期待を裏切るものではありませんでしたが、主人公の女性の思考がとても若くて 私にはティーンズ小説やライトノベルを読んでいるような気分になってしまい共感を得れませんでした。
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4488280048
No.11:
(3pt)

国情は興味深いがミステリとしては・・・

トンプソンの「極夜」に次いで読んだフィンランド・ミステリです。舞台はフィンランド南部、首都のヘルシンキからも近いエスボーという町。主人公はその警察署に勤める30代の巡査部長マリア・カッリオです。

「極夜」の時もそうでしたが、読書中、犯罪事件やその捜査、解決よりも、日本で一般的にイメージされているのとあまりに違うフィンランドの姿やフィンランド人の精神性に意外な思いを抱き、読了後もそちらの方が強く印象に残りました。ミステリとしてどうかと言えば、正直言って、悪くもなくかといって飛びぬけてすぐれているというほどでもないと感じました。マリアの人生や気持ちについての記述で小説の半分が占められるといってもよく、結婚したばかりの夫に対する愛情、意外な妊娠に驚き、また母となる心構えがだんだんできてくる様子、同僚に対する共感や反発、女性蔑視に対する憤りなどが書かれています。割合でいうなら、ミステリ4:女性小説6くらいではないかと。なので、純粋にミステリとして楽しみたい人はかなりじれったく感じると思います。特に男性には不評かもしれません。他のレビューアの方も書いておられましたが、マリアがいつもカリカリしすぎているようで・・・同じ女性警官や捜査官を主人公にしたものなら、スウェーデンのモンス・カッレントフトやアラスカのデイナ・スタベノウのヒロインたちの方が魅力的だと思ってしまいました。
ただ、登場人物の女性たちがみんな強気で突っ張っているのは、男女平等で知られている北欧でも、実はこれだけがんばらないと女性は男性より下に扱われがちなのだということは意外でした。

1年の半分は太陽が完全に沈むことがなく夜遅くなっても昼のようで、もう半分は陽を見ない暗い冬が続く、そんな風土。そして、何百年にも渡って他国に支配されてきた歴史(スウェーデンに650年、ロシアに100年)のせいか、フィンランド人は大変抑圧された精神の持ち主のようです。
目に付いた記述をあげてみると、
「警察官というのは、いまだにそのほとんどが伝統的なフィンランド人男性なのだ。彼らが持つことを許されている感情は、憎悪と怒り、嫉妬と性欲だけ。家族に男の子が生まれた時と、アイスホッケーの世界選手権にフィンランドが優勝した時に限り、歓喜することも許される。」
「エスボー市民の誰もが私のように穏やかなクリスマスを過ごしたわけではない。祝日が続いて連休になると家庭内暴力が増えるのだ。」
また他に、最初にマリアの結婚式の場面が出てきますが、そこでフィンランドは夫婦別姓がOKな国であることがわかったり、教会や宗教離れの傾向が著しいことが伺われます。

読了後、登場人物のひとりヨハンナ・サンティが属する古レスタディウス派のことを知って、私と同様、驚かれた方も多いと思います。いろんな意味で世界一進んだ国々という印象の北欧にも、このような人たちがいるのかと。このルター派教会古レスタディウス派の牧師であるヨハンナの夫も、極端に保守的で女性差別的なその信仰から、犯人ではないかと疑われます。古レスタディウス派の”古”はフィンランド語で”vanhoillis”といい英語で言えば”conservative”保守的という意味だそうです。スウェーデンの少数民族サーメ人の牧師ラルス・レヴィ・レスタディウス(1800-1861)が始めました。彼はルター派教会のラップランドにおける指導者でしたが、アルコール中毒が蔓延する自分たちの社会をなんとか救おうとレスタディウス派の活動を始めました。
小説にも出てきますが、生と死をつかさどるのは神であるため、避妊は罪とみなされ、信者の家庭は子沢山であることが多いそうです。攻撃的で罪深い番組を流しているということで家庭にはテレビがなく、アルコールは飲まないしポップ・ミュージックも聴きません。化粧、ダンスなども神の子としてふさわしくないと思われています。アメリカのアーミッシュと共通するものがあるでしょうか。現在、一番信者が多いのはフィンランドで、他にノルウェー、スウェーデン、アメリカに多く、ヨーロッパ各地とアフリカのトーゴに布教施設があるそうです。さらに詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
古レスタディウス派について https://en.wikipedia.org/wiki/Conservative_Laestadianism
創始者ラルス・レヴィ・レスタディウスについて https://en.wikipedia.org/wiki/Lars_Levi_Laestadius

話がそれましたが、フィンランドをより知ることができるという意味では興味深い小説だと思います。ミステリとしては・・個人的には星2.5くらいかな。
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4488280048
No.10:
(3pt)

フィンランド女性と背景

うーん…、普通かな。フィンランドのミステリーを、初めて読みました。フィンランドの女性に対する背景を、知りたい方には、イチ押し作品です!マリア刑事は、とても高学歴 の持ち主でもあり、旦那様がとても良い人で和みます。ライバルの同僚刑事も、いい味出していますね。しかしながら、もう読まないかな…。
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No.9:
(2pt)

主人公のマリアに?

正直、面白くなかった。

おそらくリアリティを出すためだろうが、主人公を含む警察官たちの家族関係などが、かなり詳しく描かれている。また、警察官の忙しく、危険に満ちた仕事を描くために、メインストーリーと関係のない事件も描かれている。
それぞれ、狙いというか意図そのものを否定する気にはならないが、全体にしっくりこない。
もう一つは、主人公が妙に苛立っているように思えてならない。『死者の声なき声』の主人公もそうだったが、そんなに苛立ったり、感情を爆発させなくてもいいのでは、と思ってしまう。それとも、警察官というのは、これほど感情の起伏が激しいものなのだろうか。

ラストの謎解きもあまりにもあっけない。事件の謎がメインというより、警察小説であることに主眼が置かれているのかもしれないが、これなら佐々木譲の北海道警シリーズが断トツで面白い。シリーズものということだが、ほかの作品に手を伸ばす気にはならない。
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4488280048
No.8:
(4pt)

フィンランド滞在中に読了

フィンランド南部の小さな町エスポー警察の巡査部長マリア・カッリオは、様々な事情を抱えた女性たちのためのセラピーセンター、ローズベリ館で講演を依頼される。その週間後、年の瀬も押し迫ったころ、雪深い森の中で館主エリナの遺体が発見される。しかも身につけていたのはガウンとパジャマという、薄着だ。容疑者はエリナの恋人、館を頼りに集っていた女性たちなど複数いる。はたして、事件の真相は?

 訳者あとがきによれば、1990年代初頭から書き継がれているマリア・カッリオシリーズの第3作にあたる作品です。フィランドではテレビドラマ化もされたほど著名なミステリーだとか。ヘルシンキの空港内書店でこのシリーズのペーパーバックが確かに並んでいて、最新作は昨2013年に出たとありました。
 邦訳は昨2013年1月に、そして9月に、第4作が訳出されました。近々第5作の翻訳が出版される予定とのことです。
 
 事件の真相そのものに私自身は大きな驚きを感じなかったので、ミステリーとして手放しでほめるほどのクオリティがあるとは言い難いでしょう。ですがそれでも私は、事件を追うこの主人公には大きな魅力を感じたのです。
 気温がぐっと下がり、日照時間も限られた北欧で、傷を抱えた女性たちと切り結んでいくマリア。警察という男社会で女が伍していくことの厳しさも味わいながら奔走する、若い彼女の人物造形はなかなか見事です。署内の、女には厳しい同僚警察官の、ほんの一時見せる弱さや優しさも粋に感じさせるところがあって読ませます。訳者である古市真由美氏のフィンランド語から日本語への移設も違和感が一切なく、こうした翻訳家が日本にいてくれていることにも感謝の念が湧いてくるほどです。

 マリアは今回の事件の途上で、新しい生命を宿したことに気づきます。邪悪な行いに手を染める人間が今後も必ず立ち現われてくるだろう。それでも彼女はそうした世界に新しい命を産み落としていく決意を胸に歩き続けるのです。そのラストシーンのマリアの凛とした姿には、清々しい読後感を得られました。
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4488280048
No.7:
(2pt)

ある意味北欧ミステリーらしいといえばらしいけれど

離婚再婚が日常茶飯事、性的なこともけっこうオープンそう、巻末のフィンランドとスウェーデンの関係といった、北欧の世情が伺えるのは興味深かった。
でも正直、ストーリーそのものが、、、猟奇的殺人、親の因果が子に報い、的な話はもういいなあという感じ。登場人物たちもそれほど個性的に思えないし。推理小説として話が緻密という感じもしないし。特捜部Qシリーズみたいなケレン味もないし、ヨハン。テリオンの小説的描写力があるわけでもない。
他のレビューワーの方も書いておられたけど、なんでシリーズの最初から訳さなかったのが疑問。
好みが合わなかったといえばそれまでかもしれませんが。
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4488280048
No.6:
(2pt)

未熟な女性警官の中途半端な犯罪小説

内容構成に問題があり、1つのの事件とその後の経過に随分と頁を割いているが、本筋の事件とは全く関係がなく、一体何のために挿入されたのか不明。
本筋の事件は特に面白いものではなく、問題を抱えた被疑者の女性たちの描き方が中途半端で深みに欠け、だらだらとした安っぽいメロドラマ調になってしまっている。
個人的には主人公の女性警官にまるで魅力を感じない。相性の悪い同僚の警部補を視野の狭い偏見に捉われた男性として描いているが、翻訳のせいなのか必要以上に好戦的で嫌な女なむしろ主人公の方ではないかと思えた。
このシリーズは本国では11作出版されており、本作は4作目にして日本デビュー作ということになるそうであるが、大抵のシリーズの場合1、2、3作目は良質で、4、5作目は駄作が多い。何故1作目から出版しなかったのかは不明だが、1作目から読んでいれば主人公の印象も変わり、本作の読後印象そのものも違ったものになったのではないかと思えた。
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4488280048
No.5:
(3pt)

まずまずでした

内容には、やや不満もあるがまずまずでした。これからもよろしく。
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4488280048
No.4:
(5pt)

誰もが好きになる熱血女刑事マリアが女性達の悲しい人生遍歴を辿る傑作警察小説です。

わずか12歳の若さでデビュー作を発表したというフィンランドの早熟の女流ミステリー作家レヘトライネンの人気警察小説シリーズ「女刑事マリア」の第四作の紹介です。読むのはとても遅くなりましたが私にとって本書で北欧5カ国のミステリーの読破をようやく成し遂げました。スウェーデン・ノルウェー・デンマーク・アイスランドに次いでフィンランドの初の邦訳となった訳ですが、解説を読んで世界の中でも特に難解な言語という事情があった事を初めて知りました。
有名セラピストのエリナが男子禁制で女性限定のセラピーセンターを開設しているローズベリ館にエスボー警察の巡査部長マリア・カッリオが講演を依頼され招かれる。処がそれから2週間後に館の主エリナが行方不明となった末に近くの森でガウンとパジャマの軽装の身で死体と化して見つかる。マリアはこの自他殺のどちらとも取れる不審な死の捜査に乗り出して行くのだった。
本書のヒロイン熱血女刑事マリア・カッリオは小柄ながらも男社会の警察組織の中で負けずに一生懸命がんばる姿には誰もが深く共感し好きにならずにいられないでしょう。また私生活では結婚したばかりの夫アンティとの間に予期せず授かった子宝に戸惑いつつ産む決意をし、好きな飲酒を控えて体を労わりながら(でも時に冷静さを失い無我夢中になってしまう事もありますが)日々捜査にまい進する姿勢も立派です。今回はメインの事件の他にも凶悪な殺人犯の脱獄囚ハルットゥネンに逮捕取調べ時の恨みを抱かれ「殺してやる」と同僚刑事と共に名指しされて狙われる恐怖の一幕がありやがて警察にとっては極めて厳しく悲しい局面を迎えます。この事件によってマリアが日頃から反りの合わない嫌な野郎のペルツァ警部補と少し理解し合えたのは悲しいながらも不幸中の幸いと言えるでしょう。さて肝心の事件の謎に迫るマリアの推理方法はそれぞれに悩みを抱えた訳ありの女たちの様々な人生の問題について深く掘り下げながら適当でなく真摯に向き合って行くという温かな眼差しに貫かれた物で、過ちを犯した不幸な犯人に同情しつつ真実から決して目を背けずにまた別の面の真の悪人を見逃しはしない厳しさも持っています。マリアの人間性を表した最終章の独白「わたしはしばしば、他人の人生にあまりに深く立ち入ってしまい、その結果、自分自身の人生はどうしてもおろそかになってしまう」に私は深い感動を覚えましたので今後に予定されている続く第5作の紹介を楽しみに待ちたいと思います。
雪の女 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:雪の女 (創元推理文庫)より
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No.3:
(5pt)

3つの事件。読みごたえも、味わいもある作品。良いね!

北欧の国々の中で、フィンランド人は、歴史的な理由もあって、日本人には好意的である。日本でも人気のある北欧ミステリー。本作はフィンランドの作家レーナ・レヘトライネンによる、現在のフィンランドを舞台にした警察小説である。本のカバー、帯などからクラシカルなミステリーと早合点するかもしれません。おおまかな粗筋は内容(「BOOK」データベースより)でどうぞ。北欧ミステリー共通に見られる特色は登場人物のそれぞれの”顔“がキチンと書き込まれていることである。それを掴みとって読んでいくのが作品を満喫するコツであろう。エスポー警察の巡査部長マリア・カッリオは、女性限定のセラピーセンター、ロースベリ館での講演を依頼された。このセンターでは、それぞれの過去の多くの悩みを内に秘めつつ、しっかりと自分の道を真っすぐに生きていく道を模索している。そこには、この時代の悩み・・・精神的、宗教的、経済的なものが凝縮されている。物語の中心となる殺人事件、その捜査中に起こる別の事件。主人公・女性警官・マリア・カッリオは、非常に嫌味な同僚との”棘のある言葉戦争“をしながらも事件の捜査に・・・2つの事件に深くかかわり、彼女は疲労困憊の状態に、さらに追いかけるように、彼女の個人的な日常にまでも様々な状況が巡るのである。このように複雑に入り混じった物語の流れ、さまざまな登場人物、警察署内部の人間関係、マリアの友人や親戚・・・をしっかりと把握して読み進んだ後に、読者は満足感を得るに違いないでしょう。3つの事件。読みごたえも、味わいもある作品。良いね!お読みください。
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4488280048
No.2:
(1pt)

つまらなかった

3ページに一度は妊娠の事が書かれていてイライラした。
北欧ブームにつられて買ってしまった自分への罰として全部読んだが、ミステリーとしてもあまり質は高くなかった。
雪の女 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:雪の女 (創元推理文庫)より
4488280048
No.1:
(5pt)

早く続編が読みたい!

フィンランドのミステリーは初めて読みました。ヒロインのマリアがエネルギッシュで魅力的です。
主人公だけでなく、彼女の夫や、警察署の同僚たちのキャラクターもそれぞれ興味深く、好感がもてます。
早く続編が読みたい!
雪の女 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:雪の女 (創元推理文庫)より
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