亡国の薔薇
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『闇のしもべ』の続き。 あの人たちもあの子たちも出てきて、あいかわらずな様子にほっとしました。彼、との思わぬ再会にも読んでてニヤリ。 英国の国民性なのか。嫌々やってますよ後で見返りはもらいますよみたいに言うし見せる、素直じゃない良心や善意に、ほっこりするシーンも。 新しい登場人物にはそれぞれに魅力があり、テリア(犬)のボイオが可愛い。 様々な欲が引き起こした今回の事件。 夫である提督の事故が先にあって、ハリエットに同情せずにいられません。なんでここまで辛い目に…。 彼女を支えるクラウザーもやりきれなさそう。二人の絆が強まるのはいいんですが、さすがにこれはちょっとキツイ。 それでも。このダークなオチにだけは、ひっそりと快哉を叫びたい。ゾクゾクするような追いつめ感がたまらなかった。 願うハリエット、叶えるクラウザーに息をのむ。他の誰も代わりにならない関係だとわかるシーンでした。この2人、やっぱり大好きです! なのにどうしてここで止まっちゃうのか。この後のハリエットが知りたいんじゃないですか! シリーズは⑤まで出てるらしいから、あと③④⑤。がんばって英語で読んでみようか。でも1冊に1年くらいかかって、それでも細部をぽろぽろ取りこぼすだろうし、訳すのに疲れて楽しめそうにない。 それになにより、ハリエットの皮肉やクラウザーの毒舌の趣は、茂木健さんの訳で読んでこそ!な気が絶対にする。 この本を、この訳で、読めるのは無上の喜び。 東京創元社さんにお願いです。どうかいつか続きを出してください。これ本当に!面白い!ので!! | ||||
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作者はCWAの歴史ミステリ部門で作品がノミノート(複数回)されたこともある方です。 でもあんまり名前を聞かないですね。 どうしてかな?地味目だから? キャラとしては変人の解剖学者と活発な奥様。 よくあるパターンといえばパターンですが、当時の様子が生き生きと描かれていることもあって 物語の世界に引き込まれて夢中になって読みました。 もうしばらく新作が出ていませんが翻訳されるよう期待しています。 | ||||
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「闇のしもべ」に比べてバタバタし過ぎの感じがする。 じっくり感がない。クラウザーの人間嫌いも感じない。 ハリエット夫人は、まぁ「あれ」だからしかたがないのだが、精彩にかける。 全体としては△。二人に関係性も私には物足りない。深みがない。 これだけクラウザーを軟化させてしまうと次が難かしいのではないだろうか。 この点が残念だった。しかし次回作を期待させる筆力には脱帽する。 | ||||
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