このひとこそ……生涯に真の同伴者。男が女にえがく夢は、底知れず貪欲なのである。

きわめつきのユーモア推理。

失恋と借金、失意の風見ゆう子は、自殺を決意して雪の北海道へ旅立った。

中西は高校生時代、高野山で女性を襲い自殺に追いやった。

東京の神宮外苑で若い女性の暴行死体が発見された。

東京の神宮外苑で若い女性の暴行死体が発見された。

長いにらみ合いの後、全裸の2青年は恐ろしい勢いで突進した。

悪魔の指さすところ、全裸体の若い娘が、十字架に手をひろげ、股をひろげてくくりつけられ、両の乳ぶさのあたりに二つのほら穴があいて、そこから流れ落ちた血潮が下半身をあけに染め、苦悶の形相ものすごく、歯を食いしばって息絶えている!悪魔の紋章“赤いサソリ”をのこし

大学を出たばかりの青年会社員・神谷芳雄がめぐりあったあそるべき怪事件。

長いにらみ合いの後、全裸の2青年は恐ろしい勢いで突進した。

怪人二十面相を追え!きみは小林少年の推理にかてるか?

怪人二十面相を追え!きみは小林少年の推理にかてるか?

テレビのクイズ番組に出たことがきっかけで、嵯峨秋子、明石夏子、伊勢次郎、志摩信一の四人は、京都・神戸旅行に出かけた。

恐怖と戦慄・半村フォークロアの9つの不思議な物語。能登を舞台に、玄妙な語り口で綴る、極めつけの怪異譚集。

江戸城内で起こる異変!いずこからともなく忍びよる刺客の群れ!老剣客・秋山小兵衛の剣は一閃、悪を斬る!特別長篇「二十番斬り」に短篇「おたま」を併録。

ぼく栗本薫。ぼくが書いた「ぼくらの時代」という推理小説が、かの有名なシャーロック・ホームズ賞をもらうことになったんだ。

地の果て、ペルー・アマゾン山岳地帯。風に流れるのは、「老犬トレー」のメロディ!日本を追われた男たちの、誇り、怒り、友情。

社長、愛人宅で急死。社長秘書室長の葉山は事実の隠蔽に奔走した。

あなたは気付いたことは、ありませんか?気味の悪い偶然の重なり、形をとらない悪意の棘、得体のしれない不安感…。

酒場、薔薇、胸もとに匂うインティメイト。時代の戦旗・矢作俊彦の、初にして決定版エッセイ集。

星沢夏美。17歳。

なんたって、「花嫁」っていうと憧れてしまうんだけど、人生にはイロイロあって花嫁がらみでも事件は起こる。

永戸明子。21歳。

愛する男に妻がいる―。19歳の女子大生松本涼子の恋人・内島は妻あるエリートサラリーマン。

暗い水底で息を潜める、巨大な気配。 不可思議な力に導かれた男女の機微に迫る。

太平洋戦争中から終戦直後にかけて、著者は〈日本婦道記〉と題した短編を発表し続けた。

限りのない喪失と再生。

彼らの求めたものの多くは既に失われてしまっていた。

大金を盗んだ紳士泥棒がつかまった。だが金の隠し場所は白状しない。

首相公邸に、日本国民1億2000万人を誘拐した、身代金5000億円を支払えという脅迫電話が入った。

代打専門の田村がレギュラーになれたのは日下令子のおかげだった。

編集者・由紀子の愛する担当作家が殺された。誰にも知られていない婚約の約束があったのに…。

ビジネスマンに人気のある大阪行き寝台急行「銀河」で女が殺された。容疑者は警視庁・十津川警部の同級生。

神戸、六甲山の異人館で外国人宝石商の惨殺死体が発見され、ブラック・ファンタジーと名づけられた黒真珠が消失した。

小説家人見広介は、自分と瓜二つの大富豪菰田源三郎が病死したのを幸いに菰田になりすまし、莫大な財産を使って沖の島に長年の理想のパノラマ島を作りあげた。

突如!大東京にその姿を出現させた“黄金仮面”とは!?上野公園で開催された産業博覧会に出品された日本随一の大真珠、その値5000万円といわれる「志摩の女王」をねらう黄金仮面。

無表情な能面のような黄金仮面、その口から顎にかけてひとすじタラリとまっ赤な液体が流れる。

初秋の塩原温泉、塩の湯A旅館で世にも奇怪な毒薬決闘が行なわれんとしていた。

九州の西岸にあるS市の旧家大牟田家のあるじ、子爵の敏清は、当時18歳の美女瑠璃子を妻とし、親友川村義雄と三人でしあわせな日をおくっていた。

男たちの喝采の中で、黒ずくめの衣裳を取り去り、輝くばかりに美しい肉体を見せた暗黒街の女王。

神出鬼没!大胆不敵!気の入った宝石、美術品は、公然と予告したうえで略取する手口の鮮かさ。

風雪急を告げる中国大陸で、美しい亡命ロシヤ人の娘ソニヤと燃えるような恋に落ちた青年の夢は、“組織”の巨大な魔手によって無残にも打ち砕かれた。

19××年、人類は戦争をはじめ、何千発かの核爆発を起こして地球全体が崩壊し、全人類は死滅した。

歳月は、人を恋う心の炎を消してしまうのか、あるいは、さらに激しく燃えたたせるものなのか。

信州のメルヘン合衆国と北陸のめるへん共和国。似た名前が縁で、JR初の“国際特急”が両ミニ独立国を結ぶことになった。

大文字で賑わう京都の夜、鴨川べりを夫の陽介と歩きながら、野上美也子は幸せで一杯だった。

大陸侵攻の戦は、すべてが徒労であった。怨みと不満は日本中に満ち、朝鮮は焦土と化して、飢えと寒さが民と兵を襲った。

堺の富と政治手腕をうしろ楯に持つ「水の人」小西行長と、自分しか頼れなかった「土の人」加藤清正、二人は出発から違っていた。

経営難に苦しむ呉服商角屋は隣家からの出火で、店舗と仕入れたばかりの商品を一夜にして失った。

浦上早希子は32歳になる団地住いの気のいい主婦である。

来日したエラリー・クイーンにもらった貴重な色紙の紛失事件。謎のダイイング・メッセージや崩せないアリバイ。

貧乏なオレは考える。ラクに金を手に入れたい。

ピラミッド、ナスカ地上絵、極移動、ノストラダムス……世界のあらゆる超常現象を呑み込む「総門谷（そうもんだに）」とはいったい何か！？UFO目撃事件を発端に、仲間とともに敢然と謎に挑み、地球征服を企てる「悪」に立ち向かう者こそ、若き超能力者・霧神顕（きりかみあ

最近進学率が落ちてきた女子高校小町学園は、一種の刺激剤として男子生徒を入学させることにした。

平凡な男の部屋に闖入して来た9人の家族。

奇怪な四重殺人が起こった孤島を、ミステリ研のメナバー7人が訪れた時、十角館に連続殺人の罠は既に準備されていた。

1990年、中南米にデフォルトの波が起こり、世界経済は恐慌へと突入。

恐慌後、ソビエトのIMF加入など、世界には奇妙な動きが相次いだ。

山猫・弓削一徳の動くところたちまち血しぶきがあがる。だがそこに陰湿感はない。

ブラジル東北部の小さな町エクルウは2百年も前からアンドラーデ家とビーステルフェルト家に支配されている。

3代目沢村田之助の生涯。

わたしは25歳の青年で、丸の内にオフィスのある貿易商S・K商会につとめていた。

マニキュアで窓ガラスに描いた花吹雪を残し、夜明けに下駄音を響かせアイツは部屋を出ていった。

「特急『つばめ』で、恐ろしいことが…」不可解な匿名の手紙が警視庁にとどいた。

愛之助は猟奇の徒であった。愛之助の大学以来の友に品川四郎という通俗科学雑誌社を経営する男があった。

探偵小説の一大金字塔!不滅の足跡を遺す巨星・江戸川乱歩の長編傑作!しばしの休養のため湖畔のホテルにやってきた名探偵明智小五郎は、東京の大宝石商の娘玉村妙子と知り合ったが、それが玉村家の怪事件へかかわり合うことになる始まりだった。

南アルプス山麓を登山中のハイカーが人間の白骨死体を発見した。死体は鼠に喰われたものと推論された。

これだけは伝えておきたい。おまえには私がいる。

遠い過去から忍び寄る、復讐者の影!逃げ続ける理由も、生き延びなければならぬ理由も、わからないまま、負け犬のままで斃れるのか!書き下ろしサスペンス長編。

静かな出会いと別れの諸相。

南海の果て、滅亡を予告された幻奇の島の霊場から死体が消えた。

現職の判事寺沢信秀が、担当中の被告人の妻岩田歌江殺人容疑で逮捕された。

東京・飛島山公園の展望台で平凡な主婦・井上典子が、売店のアルバイト学生・矢部富美子に刺殺された。

俺は私立探偵だ。名前を早乙女ボンド之介という。

新年早々、京都二年坂で、首と手首のない男の死体が発見された。

桟橋を降り、ゆっくりとバイクを進める。この空気だ!この空気を裂いて走るため、ボクたちは北海道に来た。

二代目教祖の継承問題で揺れる巨大な宗教団体“惟霊講会”。

怪事件は、ひとりの画家の遺書から始まった。

ユーモアと恐怖が交錯するミステリー傑作集。親友の夏美が引越したばかりのアパートで殺されてしまった。

北海道のサロマ湖畔の砂丘に埋められていた女子大生と、伊豆下田の海に遺体を浮かべた女流作詞家。

ひとり娘の女子大生・亜矢子が伊勢・志摩に旅行に出たまま帰って来ない―。

亀井刑事の息子・健一が特急「おおぞら9号」の車中で誘拐された!憔悴しきった亀井は、翌朝、犯人の指示で「おおぞら6号」に乗車。

ひと気のない広大な北海道・根釧原野を走る二両編成のミニ急行「ノサップ1号」が、突然、列車強盗に襲われた。

大富豪で病気療養中の富島英太郎には、妻のほかに2人の愛人がおり、それぞれに子供もいた。

星泉18才。幼いころ母を亡くし、去年父も交通事故で死んで、天涯孤独の一人ぼっち。

絢爛たる西陣織りの織元、小林家は、京都西陣に250年の伝統を誇っている。

蕗屋清一郎が下宿屋をいとなむ老婆を絞殺した。老婆がためていた大金をねらって…。

北海道のサロマ湖畔の砂丘に埋められていた女子大生と、伊豆下田の海に遺体を浮かべた女流作詞家。

北海道の観光地めぐりだけ、という好条件のアルバイトに狂喜した女子大生ふたり。

テムズの橋に銀行頭取が吊された!イタリア最大の銀行頭取怪死を目撃した日本人、留学中の助教授とカトリック信者の美しき人妻。

華やかな国際会議の裏にひそむ謎!“ハイテクノロジーの時代に抗して精神を武装せよ!”モンテカルロに集った世界の文化人、国際金融にからむ頭取怪死事件と、豪華な会議の接点は?目撃した二人の許されぬ恋の行方は?巨匠会心の最新長篇推理。

わたし、野間五郎は青年時代から物忘れの大名であり、友人から、空気のようにたよりない男といわれ、そこから「空気男」というあだなが生まれていた。

工学博士・五十嵐東三の大いなる夢は、東京・ニューヨーク間を5時間で飛ぶ超高速機の試作であった。

シナリオ・ライター北村克彦は高利貸し股野重郎の妻あけみと通じ、股野を絞殺した。

「もう檻の中の運動会はやめだ」―全共闘高揚期、茶番劇に飽きた4人の男たちが本物の銃と弾丸を用意して起ち上がった。

星泉18才。幼いころ母を亡くし、去年父も交通事故で死んで、天涯孤独の一人ぼっち。

これはSFではない。

ダンボール箱を頭からすっぽりとかぶり、都市を彷徨する箱男は、覗き窓から何を見つめるのだろう。

我が親父・冴木涼介は六本木の外れにあるサンタテレサアパートメントに事務所を構える私立探偵。