遥かなる巨神



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初公開日(参考)1989年04月
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遥かなる巨神 (角川文庫)

1989年04月01日 遥かなる巨神 (角川文庫)

人々におそれ崇められる、途方もなく大きな〈白き巨人〉。太古より一定の周期で、ただ歩きつづけ、天地万象の進化の輪からまったく孤立した存在、それが〈巨人〉だった。―〈老人〉は、幼い頃、たったひとりの姉が〈巨人〉の生贄として踏み殺されて以来、生涯を賭け、この〈巨人〉に挑みつづけた。そして、遥かなる宇宙から神の言葉を求めて飛来してきた〈異人〉もまた〈巨人〉を追う。〈白き巨人〉とは神なのか…。壮大なスケールの表題作ほか、ホラー、怪異譚などの幻想SF傑作集。(「BOOK」データベースより)




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No.2:
(5pt)

淡々と心にくる

淡々と心にきます。
淡々とした文章が心にきます。
温かくくるもの、懐かしくくるもの、不思議さを残していくもの。
そして、どんよりと圧し掛かってくるもの。

淡々とくるのだけど、話の収録の順がそれを救ってくれる、そんな気がしました。
遥かなる巨神 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:遥かなる巨神 (角川文庫)より
4041626048
No.1:
(4pt)

印象深い短編集

この短編集の中で印象深いのは、やはり表題作にもなっている「遥かなる巨神」である。永遠に歩き続ける完璧な運動体である巨人。全身が真っ白で、ひたと地平に見据えられた目はあるが、口は一文字に結ばれて無表情。八年に一度やってくるこの巨人を人々は神とあがめ、処女の生贄を差しだす。このイメージは強烈でこの本を読んだのはもう二十年以上も前だが、鮮烈に記憶に残っている。詳細は忘れていても、この巨人のイメージだけは永遠に残り続けるだろうとおもわれる。それほどインパクトの強いものだった。他の作品についてもそうだ。「木犀のひと」なんてそれほどいい作品だとも思わないが、イメージだけは強く残っている。「どむ伝」は読んだとき、なんていやらしくおぞましい作品なんだと思った。腐った水の匂いと、そこに蠢く得体の知れないもののイメージが強烈だ。「魔性」も詩という形式ながら、印象深い。これを読んで『秘密っぽい少女のスカートの奥』が気になって仕方なかった。「わらし」はホント短作品ながら『ホラー版日本昔話』として非常によく出来た作品で、結構好きである。「蒼い旅籠で」はぼくには少々難しかった。わけがわからなくても、なんか凄いとおもった。これはもう少しで傑作になりえた作品である。「消えた男」も夢枕獏にしか書けない作品だと思う。もう少しニューロティックな方面に力をいれていたら、この分野での傑作をものにしてしていたんだろうなぁ。あとの二編は、それほど印象に残っていない。
とにもかくにも、この短編集の「遥かなる巨神」のイメージはすごい。たぶん、死ぬまで残るんだろうなぁ。
遥かなる巨神 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:遥かなる巨神 (角川文庫)より
4041626048



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