新・新幹線殺人事件

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長編
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あらすじ

2009年08月06日 新・新幹線殺人事件 (光文社文庫)

博多発東京行のひかり116号で、不動産ブローカーが刺殺された。被害者と交際していた博多のホステスが容疑者として浮かぶが、彼女は、事件当日、死体の発見されたひかりより44分遅れのひかり4号で、東京へ向かっていた―。鉄壁のアリバイに挑む捜査陣がたどり着いた驚愕の真相!本格の構造に、崩壊した家族の再生を描き込んだ、著者会心の傑作ミステリー。(「BOOK」データベースより)

評判

新・新幹線殺人事件の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク

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新・新幹線殺人事件の総合評価:

9.67/10点 レビュー 6件。

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No.6
(5pt)

新幹線。本当は遠いのに近く感じてしまう。現代に於いてもその錯覚による危険は有る!家庭が軋んでゆく姿は哀しい。

1987年9月「小説新潮」に掲載された本書です。「新幹線殺人事件」の次作として書かれた作ですが、再び那須警部が登場してくれたので嬉しくなってしまいました。森村氏が、まだ売れない頃に書き、持ち込んだ原稿「大都会」を読み、すぐに出版してくれた青樹社の編集長、那須英三氏の事だからです。那須氏は、すぐに次作にかかれと森村氏に言ったそうです。それからの活躍は、言うまでもありません。

話は、第一作と同様に新幹線、東京―博多間の車内で殺人事件が起こります。更に面白いのは、同じくして身代金誘拐の事件が起こり、その身代金を殺人事件が有った座席の網棚の上で取引されると言う偶然な状況になって、事件は混沌としてしまいます。

殺人事件と身代金誘拐事件の二つが同じくして起こる訳ですが、殺人事件は良くある痴情の縺れからの動機ですが、死体が何故、新幹線ひかり116号にあったのか?死体がどの様に移動したのか?面白いトリックです。本書を読んで頂きたいと思います。

この二つの事件に絡む犯罪が有って、むしろこの事件の方が興味深く、面白く、意外性を感じさせ、哀しくさせるものでした。

事件は詐欺師、検見川が、ある有名画家の所有する土地の権利書を偽造し7億5千万円を搾取する事件です。それに共謀するのは、有名画家の諸橋秀星と風貌が似ているからと、甘い言葉で誘われた大企業社員の大竹精次なのです。

有名画家、諸橋の役割を担う大竹、は会社に忠誠を誓いながら、身を粉にして会社の為に働きましたが、文明の力、新幹線の発達によって、博多での単身赴任を命ぜられるのです。家庭での存在感は無くなり、次第に家族とは疎遠になり、少しずつ亀裂ができ、このままでは、崩壊してゆく事に気付き始めるのです。そんな時、検見川から2億5千万の分け前の報酬で詐欺事件への誘いがあったのです。

その金額に目が眩み、そのお金で家庭の主として再び一家を取り戻すつもりで協力してしまうのでした。森村氏も長距離移動が可能になり、家庭を壊してしまった人々もいる事を書いてみたかったと言っています。本作では、家族たちが、夫(父)の罪を少しでも軽くしようと努力する処は泣けてしまいます。安穏と生活していた家族も、主君に犯罪の疑いがかかり、その安定した生活も夫(父)によって成り立っていた事に気が付くのでした。

別列車によるトリックも驚かされますが、時代背景も違うのであまり詮索せず、気軽に楽しみました。土地の詐欺取引には思いもよらぬ人物が該当していて、これにはさすがに驚かされました。

現在、単身赴任と言う会社の制度は、当たり前の様になっていますが、文明の進歩が遠い距離を近くにしている様に思われがちです。しかし、本当は“遠いのだ”と言う気持ちを薄れさせているのではないだろうかと思わされました!読み終わって、現代に於いても全く同じ危険が潜んでいるのだと改めて思いました。
新・新幹線殺人事件 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 新・新幹線殺人事件 (光文社文庫)より
4334746357
No.5
(5pt)

新幹線。本当は遠いのに近く感じてしまう。現代に於いてもその錯覚による危険は有る!家庭が軋んでゆく姿は哀しい。

1987年9月「小説新潮」に掲載された本書です。「新幹線殺人事件」の次作として書かれた作ですが、再び那須警部が登場してくれたので嬉しくなってしまいました。森村氏が、まだ売れない頃に書き、持ち込んだ原稿「大都会」を読み、すぐに出版してくれた青樹社の編集長、那須英三氏の事だからです。那須氏は、すぐに次作にかかれと森村氏に言ったそうです。それからの活躍は、言うまでもありません。

話は、第一作と同様に新幹線、東京―博多間の車内で殺人事件が起こります。更に面白いのは、同じくして身代金誘拐の事件が起こり、その身代金を殺人事件が有った座席の網棚の上で取引されると言う偶然な状況になって、事件は混沌としてしまいます。

殺人事件と身代金誘拐事件の二つが同じくして起こる訳ですが、殺人事件は良くある痴情の縺れからの動機ですが、死体が何故、新幹線ひかり116号にあったのか?死体がどの様に移動したのか?面白いトリックです。本書を読んで頂きたいと思います。

この二つの事件に絡む犯罪が有って、むしろこの事件の方が興味深く、面白く、意外性を感じさせ、哀しくさせるものでした。

事件は詐欺師、検見川が、ある有名画家の所有する土地の権利書を偽造し7億5千万円を搾取する事件です。それに共謀するのは、有名画家の諸橋秀星と風貌が似ているからと、甘い言葉で誘われた大企業社員の大竹精次なのです。

有名画家、諸橋の役割を担う大竹、は会社に忠誠を誓いながら、身を粉にして会社の為に働きましたが、文明の力、新幹線の発達によって、博多での単身赴任を命ぜられるのです。家庭での存在感は無くなり、次第に家族とは疎遠になり、少しずつ亀裂ができ、このままでは、崩壊してゆく事に気付き始めるのです。そんな時、検見川から2億5千万の分け前の報酬で詐欺事件への誘いがあったのです。

その金額に目が眩み、そのお金で家庭の主として再び一家を取り戻すつもりで協力してしまうのでした。森村氏も長距離移動が可能になり、家庭を壊してしまった人々もいる事を書いてみたかったと言っています。本作では、家族たちが、夫(父)の罪を少しでも軽くしようと努力する処は泣けてしまいます。安穏と生活していた家族も、主君に犯罪の疑いがかかり、その安定した生活も夫(父)によって成り立っていた事に気が付くのでした。

別列車によるトリックも驚かされますが、時代背景も違うのであまり詮索せず、気軽に楽しみました。土地の詐欺取引には思いもよらぬ人物が該当していて、これにはさすがに驚かされました。

現在、単身赴任と言う会社の制度は、当たり前の様になっていますが、文明の進歩が遠い距離を近くにしている様に思われがちです。しかし、本当は“遠いのだ”と言う気持ちを薄れさせているのではないだろうかと思わされました!読み終わって、現代に於いても全く同じ危険が潜んでいるのだと改めて思いました。
新・新幹線殺人事件 (ワンツーポケットノベルス) Amazon書評・レビュー: 新・新幹線殺人事件 (ワンツーポケットノベルス)より
4901579940
No.4
(5pt)

新幹線。本当は遠いのに近く感じてしまう。現代に於いてもその錯覚による危険は有る!家庭が軋んでゆく姿は哀しい。

1987年9月「小説新潮」に掲載された本書です。「新幹線殺人事件」の次作として書かれた作ですが、再び那須警部が登場してくれたので嬉しくなってしまいました。森村氏が、まだ売れない頃に書き、持ち込んだ原稿「大都会」を読み、すぐに出版してくれた青樹社の編集長、那須英三氏の事だからです。那須氏は、すぐに次作にかかれと森村氏に言ったそうです。それからの活躍は、言うまでもありません。

話は、第一作と同様に新幹線、東京―博多間の車内で殺人事件が起こります。更に面白いのは、同じくして身代金誘拐の事件が起こり、その身代金を殺人事件が有った座席の網棚の上で取引されると言う偶然な状況になって、事件は混沌としてしまいます。

殺人事件と身代金誘拐事件の二つが同じくして起こる訳ですが、殺人事件は良くある痴情の縺れからの動機ですが、死体が何故、新幹線ひかり116号にあったのか?死体がどの様に移動したのか?面白いトリックです。本書を読んで頂きたいと思います。

この二つの事件に絡む犯罪が有って、むしろこの事件の方が興味深く、面白く、意外性を感じさせ、哀しくさせるものでした。

事件は詐欺師、検見川が、ある有名画家の所有する土地の権利書を偽造し7億5千万円を搾取する事件です。それに共謀するのは、有名画家の諸橋秀星と風貌が似ているからと、甘い言葉で誘われた大企業社員の大竹精次なのです。

有名画家、諸橋の役割を担う大竹、は会社に忠誠を誓いながら、身を粉にして会社の為に働きましたが、文明の力、新幹線の発達によって、博多での単身赴任を命ぜられるのです。家庭での存在感は無くなり、次第に家族とは疎遠になり、少しずつ亀裂ができ、このままでは、崩壊してゆく事に気付き始めるのです。そんな時、検見川から2億5千万の分け前の報酬で詐欺事件への誘いがあったのです。

その金額に目が眩み、そのお金で家庭の主として再び一家を取り戻すつもりで協力してしまうのでした。森村氏も長距離移動が可能になり、家庭を壊してしまった人々もいる事を書いてみたかったと言っています。本作では、家族たちが、夫(父)の罪を少しでも軽くしようと努力する処は泣けてしまいます。安穏と生活していた家族も、主君に犯罪の疑いがかかり、その安定した生活も夫(父)によって成り立っていた事に気が付くのでした。

別列車によるトリックも驚かされますが、時代背景も違うのであまり詮索せず、気軽に楽しみました。土地の詐欺取引には思いもよらぬ人物が該当していて、これにはさすがに驚かされました。

現在、単身赴任と言う会社の制度は、当たり前の様になっていますが、文明の進歩が遠い距離を近くにしている様に思われがちです。しかし、本当は“遠いのだ”と言う気持ちを薄れさせているのではないだろうかと思わされました!読み終わって、現代に於いても全く同じ危険が潜んでいるのだと改めて思いました。
新・新幹線殺人事件 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 新・新幹線殺人事件 (ハルキ文庫)より
4894563223
No.3
(5pt)

新幹線。本当は遠いのに近く感じてしまう。現代に於いてもその錯覚による危険は有る!家庭が軋んでゆく姿は哀しい。

1987年9月「小説新潮」に掲載された本書です。「新幹線殺人事件」の次作として書かれた作ですが、再び那須警部が登場してくれたので嬉しくなってしまいました。森村氏が、まだ売れない頃に書き、持ち込んだ原稿「大都会」を読み、すぐに出版してくれた青樹社の編集長、那須英三氏の事だからです。那須氏は、すぐに次作にかかれと森村氏に言ったそうです。それからの活躍は、言うまでもありません。

話は、第一作と同様に新幹線、東京―博多間の車内で殺人事件が起こります。更に面白いのは、同じくして身代金誘拐の事件が起こり、その身代金を殺人事件が有った座席の網棚の上で取引されると言う偶然な状況になって、事件は混沌としてしまいます。

殺人事件と身代金誘拐事件の二つが同じくして起こる訳ですが、殺人事件は良くある痴情の縺れからの動機ですが、死体が何故、新幹線ひかり116号にあったのか?死体がどの様に移動したのか?面白いトリックです。本書を読んで頂きたいと思います。

この二つの事件に絡む犯罪が有って、むしろこの事件の方が興味深く、面白く、意外性を感じさせ、哀しくさせるものでした。

事件は詐欺師、検見川が、ある有名画家の所有する土地の権利書を偽造し7億5千万円を搾取する事件です。それに共謀するのは、有名画家の諸橋秀星と風貌が似ているからと、甘い言葉で誘われた大企業社員の大竹精次なのです。

有名画家、諸橋の役割を担う大竹、は会社に忠誠を誓いながら、身を粉にして会社の為に働きましたが、文明の力、新幹線の発達によって、博多での単身赴任を命ぜられるのです。家庭での存在感は無くなり、次第に家族とは疎遠になり、少しずつ亀裂ができ、このままでは、崩壊してゆく事に気付き始めるのです。そんな時、検見川から2億5千万の分け前の報酬で詐欺事件への誘いがあったのです。

その金額に目が眩み、そのお金で家庭の主として再び一家を取り戻すつもりで協力してしまうのでした。森村氏も長距離移動が可能になり、家庭を壊してしまった人々もいる事を書いてみたかったと言っています。本作では、家族たちが、夫(父)の罪を少しでも軽くしようと努力する処は泣けてしまいます。安穏と生活していた家族も、主君に犯罪の疑いがかかり、その安定した生活も夫(父)によって成り立っていた事に気が付くのでした。

別列車によるトリックも驚かされますが、時代背景も違うのであまり詮索せず、気軽に楽しみました。土地の詐欺取引には思いもよらぬ人物が該当していて、これにはさすがに驚かされました。

現在、単身赴任と言う会社の制度は、当たり前の様になっていますが、文明の進歩が遠い距離を近くにしている様に思われがちです。しかし、本当は“遠いのだ”と言う気持ちを薄れさせているのではないだろうかと思わされました!読み終わって、現代に於いても全く同じ危険が潜んでいるのだと改めて思いました。
新・新幹線殺人事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 新・新幹線殺人事件 (新潮文庫)より
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No.2
(5pt)

新幹線。本当は遠いのに近く感じてしまう。現代に於いてもその錯覚による危険は有る!家庭が軋んでゆく姿は哀しい。

1987年9月「小説新潮」に掲載された本書です。「新幹線殺人事件」の次作として書かれた作ですが、再び那須警部が登場してくれたので嬉しくなってしまいました。森村氏が、まだ売れない頃に書き、持ち込んだ原稿「大都会」を読み、すぐに出版してくれた青樹社の編集長、那須英三氏の事だからです。那須氏は、すぐに次作にかかれと森村氏に言ったそうです。それからの活躍は、言うまでもありません。

話は、第一作と同様に新幹線、東京―博多間の車内で殺人事件が起こります。更に面白いのは、同じくして身代金誘拐の事件が起こり、その身代金を殺人事件が有った座席の網棚の上で取引されると言う偶然な状況になって、事件は混沌としてしまいます。

殺人事件と身代金誘拐事件の二つが同じくして起こる訳ですが、殺人事件は良くある痴情の縺れからの動機ですが、死体が何故、新幹線ひかり116号にあったのか?死体がどの様に移動したのか?面白いトリックです。本書を読んで頂きたいと思います。

この二つの事件に絡む犯罪が有って、むしろこの事件の方が興味深く、面白く、意外性を感じさせ、哀しくさせるものでした。

事件は詐欺師、検見川が、ある有名画家の所有する土地の権利書を偽造し7億5千万円を搾取する事件です。それに共謀するのは、有名画家の諸橋秀星と風貌が似ているからと、甘い言葉で誘われた大企業社員の大竹精次なのです。

有名画家、諸橋の役割を担う大竹、は会社に忠誠を誓いながら、身を粉にして会社の為に働きましたが、文明の力、新幹線の発達によって、博多での単身赴任を命ぜられるのです。家庭での存在感は無くなり、次第に家族とは疎遠になり、少しずつ亀裂ができ、このままでは、崩壊してゆく事に気付き始めるのです。そんな時、検見川から2億5千万の分け前の報酬で詐欺事件への誘いがあったのです。

その金額に目が眩み、そのお金で家庭の主として再び一家を取り戻すつもりで協力してしまうのでした。森村氏も長距離移動が可能になり、家庭を壊してしまった人々もいる事を書いてみたかったと言っています。本作では、家族たちが、夫(父)の罪を少しでも軽くしようと努力する処は泣けてしまいます。安穏と生活していた家族も、主君に犯罪の疑いがかかり、その安定した生活も夫(父)によって成り立っていた事に気が付くのでした。

別列車によるトリックも驚かされますが、時代背景も違うのであまり詮索せず、気軽に楽しみました。土地の詐欺取引には思いもよらぬ人物が該当していて、これにはさすがに驚かされました。

現在、単身赴任と言う会社の制度は、当たり前の様になっていますが、文明の進歩が遠い距離を近くにしている様に思われがちです。しかし、本当は“遠いのだ”と言う気持ちを薄れさせているのではないだろうかと思わされました!読み終わって、現代に於いても全く同じ危険が潜んでいるのだと改めて思いました。
新・新幹線殺人事件 Amazon書評・レビュー: 新・新幹線殺人事件より
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