殺意の爪



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初公開日(参考)1989年03月
分類

長編小説

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殺意の爪 (徳間文庫)

1997年12月31日 殺意の爪 (徳間文庫)

青山の洋書専門店に勤める木部比呂子は、デートのために借りたマンションで愛人を待っていた夜、真上の部屋で女の悲鳴を聞いた。翌日、その部屋から、赤いマニキュアを塗られた女性の死体が発見され、被害者の恋人が逮捕された。だが比呂子が悲鳴を聞いたのは彼が帰った後だった。無実を証明できるのは自分だけ―そう思いながらも、比呂子は不倫の関係が表沙汰になるのを恐れ、口を閉ざしていたが…。 (「BOOK」データベースより)




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殺意の爪の総合評価:8.00/10点レビュー 3件。-ランク


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No.3:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

比呂子の心象風景の変化が描かれることで見えないものが見えてくる。

小池真理子の本を始めて読む。
文体が ねっとりした 湿った感じである。
マニュキュアフェチになっていく様の描写がなんとも言えない。
深い心の傷になっているのだろうが、
その発現に時間がかかりすぎている理由があまり見えない。
突発的な発現とも言える。

木部比呂子の心象風景が丁寧に書かれていることで、
物語の構成がうまくつながる。
流二という医者の医者とはおもえない隠蔽ぶり。
ちょっと、こそこそしすぎでは。
鏡一郎の直情的な行動。なぜ比呂子にこだわったのか。
比呂子の友人の景子の屈託のなさ。

罪のない人を冤罪をかぶせてはいけないという道理を
中心に据えることで、比呂子の悩みの深さが 見えてくる。
殺意の爪 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:殺意の爪 (徳間文庫)より
4198908176
No.2:
(5pt)

事件の鍵となる爪と,事件そのもの

並列に走る話。犯人はどこかにいるはず。

小池真理子の日常の中に埋もれた異常という作風が旨く推理小説として出来上がっている。完成度は高い。

標題は,事件の鍵となる爪と,事件そのものを起こすという意味と,二重拘束。

何を信じて,何を疑えばよいのだろうという心理描写も的を得ているかも。
殺意の爪 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:殺意の爪 (徳間文庫)より
4198908176
No.1:
(4pt)

基本は恋愛小説

長編推理小説の形をとっているが、実は恋愛小説だとも言える。不倫の関係を続けていた主人公・木部比呂子は、そのために真実を語ることが出来なくなって思い悩み、犯人の義兄との出会いに心揺れ動く。推理小説としての出来も申し分ないのだが、一番の読みどころは比呂子の心の中の描写である。この描写は男に絶対真似の出来ないもので、小池真理子らしさが良く出ている作品のひとつと言えるだろう。
殺意の爪 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:殺意の爪 (徳間文庫)より
4198908176



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