社鬼
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大手デパートで次期社長候補といわれた男が、派閥争いに巻き込まれたために、客から苦情を処理する後方担当課へと飛ばされる。会社を愛したその男は、嬉々として後方担当の仕事をまっとうして定年を迎える。その後、体の自由の利かなくなった男は、妻の介護を受けて最期のとき迎える。しかし、会社の後方担当であったという誇りから、妻の介護を受けるのを屈辱と感じて自ら壮絶な死を選ぶ。 著者は、会社人間には三種類しかいない、と書く。 1、会社のレースに加わっている者。 2、レースに破れて下ろされた者。 3、初めからレースに加わらない者。 退社後すぐボケるのは、1と2のタイプ。3はすでに、会社にいるときからボケているような者も少なくない、とその指摘は手厳しい。 社員が会社にどれだけ尽くそうとも、会社は会社の都合で簡単にその気持ちを踏みにじることがある。バブルのころに書かれた話ではあるが、“醜女の深情け”的に会社にのめりこんでいく男たちの姿は、働く価値観が多様化したといわれる現在でも、どの会社においても容易に見つけることができる人間像である。サラリーマンが自らを省みるテキストとしても使える。 本書は、表題を含む6篇のサラリーマン小説からなる短編集である。 | ||||
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