第一話　ホワイトデイにこよみのために頑張りたい森司。

昭和36年のテレビ草創期、中央放送協会（CHK）でプロデューサーとなった大杉日出夫の計らいで、ミュージカル仕立て、生放送のミステリ・ドラマの脚本を手がけることになった風早勝利。

解決の糸口すらつかめない3つの殺人事件。 共通点はその殺害方法と、被害者はみな過去に人を死なせた者であることだった。

大学生の水野真広に届いたのは謎の同窓会案内。

知人の老女がひったくりに遭う瞬間を目にした大学生の春風は、その場に居合わせた高校生の錬とともに咄嗟に犯人を追ったが、間一髪で取り逃がす。

公家大名として知られる実在の人物・松平信平の物語、大人気「公家武者　信平」シリーズ最新刊！ 旗本屋敷ばかりを襲う賊が現れた。

十津川警部は、心当たりがまったくない男の仙台での葬儀に、参列を願う手紙を受け取った。

俺はコーチではない。 暗路を行くジョッキーの灯火でありたい。

高岡藩井上家待望の嫡子である清三郎が病のため身罷った。

1985年、バブルに沸く日本。

この学園は呪われている！？　白雪にまみれ赤いロープで手首を結び合った三生徒の死体、男子の制服で死んでいた女子生徒……良家の子女が集う京都の名門高校で、またまた相次ぐ怪事件に、名探偵まりあの血が再び騒ぐ。

本屋大賞ノミネート作、待望の文庫化！ 宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。

乾くるみさん推薦「初読で『やられた！』 再読で評価MAXに」。

性格のない人間・如月空子。

１４年前、「リセット」を経験した人類は混乱の最中にあった。

大手メーカーの会長・磯田孝之助が起こした交通事故の裁判は、真実が捻じ曲げられ十分な求刑がなされずに終わった。

夢に生き、夢に死ね―― 昭和の北海道。 己の城を求め、男は見果てぬ夢を追う。

町も変わる。人も変わる。

イラストレーターの想一は、高校時代の友人でノンフィクション作家のミヤビから、彼女が受けた依頼の手伝いを頼まれる。

震災さえなければ、この人生は違ったのだろうか？　大震災直後に殺人を犯し、死刑を覚悟しながらもある人物を探すため姿を消した青年。

突然届いた一通のメールーー人生逆転の方法は「口外禁止」!? 共感！疑惑!? 驚愕！ 圧巻の長編ミステリー パッとしない大学生の元に突然、「プロデュース通りに行動すれば、人生うまくいく。

北九州市の高蔵山で一部が白骨化した遺体が発見された。

【人間は、馬鹿だ。ただの機械に、命のないモノに、自分の命を懸けてしまう。

死んでほしいと思っていたパワハラ上司が死んだらしい。 容疑者は――部下、全員。

私はあの人と付き合うとるとよ。 あの人を好いとると。

商人や武家を狙った辻斬りが現れた。白装束に白い天狗の面で襲いかかる賊は“白天狗”と呼ばれ、巷間の話題になっているという。

普段は会社員、キャバクラ嬢、小学生…… しかしひとたび事件が起これば、命をかけて日本を守る! 江戸時代、徳川幕府の安寧を陰から支えてきた「忍び」たち。

好きなものは音楽、嫌いなものは渋滞。彼が仕事をすると必ず雨が降るーー。

市立図書館で大規模火災が起き、焼け跡から死体が発見された。

昭和10年(1935)8月12日、陸軍省にて相沢三郎歩兵中佐が軍務局長・永田鉄山少将を惨殺する事件が起きる。

少年少女を本格ミステリの世界へ導いた、青春ミステリの金字塔が復活! わたし、野村響子。

中学生のタクマを待ち受けていたのは、魔術崇拝者の祖父の密室死、ある一族の女三人の斬首、「月へ行きたい」と呟く謎の少女……

小さな花屋「フラワーショップ橘」の店主志奈子は、50歳を過ぎて地元の刑事、横山昇司と結婚した。

こんなことになるなんて！ 1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。 早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。

近藤重蔵の別荘にある目黒の富士塚は江戸の名所である。しかし、隣の半之助一家が大問題だ。

僕は人形に恋をした。その人形は今、生きて動いて僕の目の前にいるーー。

勇猛果敢で力持ち、こうと決めたら猪突猛進。

天羽カインは憤怒の炎に燃えていた。本を出せばベストセラー、映像化作品多数、本屋大賞にも輝いた。

ほんとうに人を斬ったのか──幕末から戦前までを駆け抜けた、日本美術家の生涯。

「たった11ミリ。

ようこそ、カフェ〈アンブル〉へ お茶とお菓子と謎解きの午後 名探偵の推理をお楽しみください 日本推理作家協会賞候補作「あるいは謎の喪中はがき」収録 期待の新鋭がほがらかに贈る ミステリ・シリーズ第一弾 昨日行った居酒屋が消えた？　引き出しのお金が四万七千

「由比正雪の乱」とは何だったのか！ 由比正雪の乱として知られる「慶安の変」の裏で、何があったのか。

新聞社の文化部で各界の著名人たちと交流し、活躍していた姉信子に憧れていた妹の笠原祥子。

「彼女の悲しい声が 　聞こえるんだ」 落下し続ける自殺霊による消失事件。

新たなアメコミ的ヒーローが出現? 超能力の代わりに使う武器とは? 乱歩賞・直木賞作家が挑む、書下ろしダークファンタジー小説! バーナム・クロネッカーはアメリカ合衆国ユタ州のウィットロー高校に通う17歳の少年。

辛い過去も、厳しい現実も、その一瞬先に光があるんだ。 新人視能訓練士・野宮恭一は北見眼科医院で働き始めてから失敗続き。

恋と仕事を同時に失い深く傷ついた美菜代は、自分を裏切った元彼への復讐を心に誓い、凄腕だと噂される復讐屋・成海慶介の事務所を訪れる。

御手伝普請の分担金を無事納め、改易は免れたものの、再び内証が厳しくなった高岡藩井上家。

激化する独ソ戦のさなか、赤軍の女性狙撃兵セラフィマが目にした真の敵とは──デビュー作で本屋大賞受賞のベストセラーを文庫化

中学時代、流されるままぼんやりと過ごしてきた青崎架月。

わたしたちは、いつまで人間でいられるのか? 新しい暗号通貨、分断のないSNS、超小型人工衛星…… 宮内悠介が迫る、8つのテクノロジーの新時代!

江戸で指折りの蘭方医を父に持つ、十八の千夏。

スープ屋「しずく」店主の麻野は料理の腕前に劣らず、店に持ち込まれる謎や事件の推理力も評判だ。

博多駅付近で発生した五億円相当の金塊強奪事件。堀内信也はヒラヤマ総業調査員の伊達誠一に誘われ、金塊の行方を追うことに。

日本初、007の本格的後継小説! イアン・フレミング著「007は二度死ぬ」の後日譚にして、原典の謎や矛盾を解決する一篇。

月島美佐はネイルサロン『月と星』を営むネイリストだ。

断崖絶壁に建つ武家屋敷から一族が忽然と姿を消した「消失屋敷」の殺人事件で出会ったフリーライターの新城誠と文芸評論社の編集者・中島好美。

ある日、暴漢に襲われた“ぼく”を救ってくれた風変りな人々。

小学生のとき、担任の先生と町の外からやって来た男が駆け落ちしたのを忘れられない主婦。

100億円という前代未聞の不動産詐欺を成し遂げた地面師たちが、ハリソン山中に出会うまでを描くそれぞれの前日譚。

人もうらやむ瀟洒な住宅街。その裏側は、忖度と同調圧力が渦巻いていた。

東海道を舞台にした「蠱毒」も、残り23人。 人外の強さを誇る侍たちが島田宿で一堂に会した。

おしゃべりと食べることと仕事が大好きな33歳のひまりは、ある夏の日交通事故に遭ってしまう。 目が覚めると体が動かない。

死を前にした人間を「未練」から解き放つため、天から遣わされた死神、クロとレオ。

ほろ苦くも瑞々しい、科学と、恋と、ミステリー。 思うに〈青春〉というのは、よくできた推理小説のようなものだ。

貧乏だけど人情たっぷりーーおけら長屋の住人たちが、涙と笑いの大騒動を巻き起こす！ 215万部超の人気シリーズ早くも第二巻！ 長崎から戻った万造は、相棒の松吉と便利屋《万松屋》を始めた。

気分はスケルトン探偵! 東京・四谷で発見された江戸時代の人骨。

レジェンドへのリスペクトを胸に 人気作家7名が全力執筆! 真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、 女子高に潜入する火村とアリスや 不可解なダイイング・メッセージに挑む 江神たちEMCの面々まで。

真実を見抜き、罪を償わせる。 たった、それだけ。

誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にもー。

東京の町なかにひっそりと佇む「日比野豆腐店」。

東京・赤羽の路上で資産家が殺害された。

32歳無職、天草美晴は高額報酬につられ、ゴミ屋敷の掃除を引き受けた。

民俗学者・蓮丈那智と助手の内藤三國は差出人不明のメールを受け取った。「鬼無里がなくなる……」と。

K-POPダンスの人気ユーチューバー、EEこと江崎瑛里華。

【浮雲一行の京を目指した長き旅。シリーズ最終章突入!】 霊を見ることができる赤眼を持つ憑きもの落としの浮雲。

幽晦との境界がーー破れている。 内部の薄明が昏黒に洩れている。

横浜で探偵業を営む遠刈田蘭平のもとに、一風変わった依頼が舞い込んだ。

千吉親分の文庫屋が火事だ！現場に駆け付けた北一が見たものとは。

日本仏教の最大宗派・燈念寺派。

夜回り中の信平が捕らえた不審な若者。だが若者は思わぬ変事を語り始める。

役所の広報紙を作るはめになった、やる気も地元愛もゼロの新藤結子。

その年の競馬学校新入生は、個性派揃い！騎手の息子魁人は、父の威光を鼻にかけない天真爛漫なアニメ好き。

救急医・武田のもとに搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。

少年の命を救うのは、どちらの正義か。 大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。

次兄の臣次郎が蘭方医術を志し、長崎へ遊学したので、代わりに将太は医師である父・邦斎の付き添いをするように。

麻雀や将棋、競輪や競馬、そして株。

死刑か逆転無罪か。

フリージャーナリストとしての活躍の道が拓けずくすぶっていた寿美佳(すみか)は、摂氏六十度を軽く超える砂漠の地で、鉱石を運ぶトラックに乗っていた。

こうなることを知っていたら、わたしは探偵をやめていただろうか。

数百年先に帰ってくるかもしれない。懐かしい、この浜辺に―ー。

「あんた、知らない方がいいよ」 ある土地、ある一族だけに伝わり根を張る因習、掟。

そばにいたのにすれ違ってしまった人たちの、 再出発の物語。

警察が成果を示すために、優莉匡太の実子である伊桜里を逮捕しようとしていることを亜樹凪から伝えられた瑠那。

「自分が死んだら、すぐに遺体を解剖して欲しい――」そんな遺言を託して亡くなった父。その胃壁からは、謎の暗号が見つかった。

母親が生活苦から新興宗教に入信し、教団施設で生まれた妹。

ーー決して解かれえぬ謎と共に炎に包まれ、この世から消え去った「大樹館」。

共に駆けるだけで、目と目を合わせるだけで、私たちはわかり合える。

いま、もっとも注目されるミステリ作家による短編集。

「このクラスには『いじめ』がありました。