No.6(ナンバーシックス)#2
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全く別の生活をしてきたゆえに、分かり合えず そこがまた魅力となって惹かれあう「紫苑」と「ネズミ」。 「きみのことが知りたいんだ!」 知識を吸収するお勉強ばかりだったからか、ストレートに何でも知りたがる紫苑。 分かれるときのことを考えてあえて、踏み込ませないネズミ。 少年たちは共同生活の中でそれぞれすこしづつ変化していきます。 紫苑は文学をかじり、西ブロックの過酷な生活を感じながら。 ネズミは紫苑の無知ゆえのピュアさに圧倒されながら。 そして、紫苑の母は「女は男なしでも生きていける」と達観し 沙布は「私は紫苑を愛してる」と肉食系女子まっしぐら。 「誰も信用するでない」とネズミに言い残した老婆は、なんだったんだろう。 まだ、なんの謎も解明されていません。 続きが早く読みたいです。 | ||||
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No6 から離れ、ネズミと共同生活を始めることになった紫苑。 紫苑に降りかかった寄生蜂の一件も終え、静まり返ろうとした、その場に、また新しい風が吹きるける。 紫苑の抜けきらない甘さが、自分の甘さと重なって、 読んでいてネズミの辛辣な、それでいて正論な言葉が突き刺さりました。 自分たちは、己の欠点や、考える傾向、どちらも分かっていても、他者に、そっくりそのまま言われると、胸が苦しくなります。それが欠点なら猶更。見たことも聞いた事もない現状で、怯えず目を開け、足を踏みしめてソレを受けとめ進む。心と向かい合って、ソレを認め、受け入れる紫苑。 経験も、人生観も違い、自分よりも遥かに甘く弱い相手と対等に向かい合って、本気でぶつかり合う、ネズミ。 私たちは「ソレ」を紫苑のように純粋に認めることが出来るでしょうか? 私たちは「ソレ」をネズミのように他者に面と向かって言えるでしょうか? 甘さがないと、理想なんて 口に出す事なんてできない。 現実を知らないと、正論なんて どれだか分からない。 人一人、理解し、知ることの重さを、私たちは忘れているんじゃないでしょうか? 薄っぺらい関係しか、見渡せば もっていないんじゃないですか? 1巻よりも迫力が増したNO6と西ブロック、この日本という国と世界。 見渡せば、そんな世界が私たちの目の前にも広がっていると、薄ら寒くなるほど訴えかけられているような気がします。 | ||||
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この巻自体は、次の物語の展開への間繋ぎのような、間奏曲のような内容である。 知性教育は抜群でありながら情操教育がなっていない、聖都市育ちの紫苑。 学校教育ではなく人生経験の豊かさから冷徹な理性を持つ、西ブロックのネズミ。 二人の少年達は、生活を共にして、ますますお互いとの違いを感じつつ、ますますお互いの存在が多きなるを感じ取る。 すなわち、変化だ。 奇麗事はどこまで通じるのだろうか。奇麗事を言うのは悪いことだろうか。綺麗でありたいと願うことは愚かだろうか。 当局に拉致された沙布のこともある。次の巻はもう少し盛り上がって欲しい。 | ||||
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2017年 16歳まで聖都市《NO.6》での生活しかしらなかった紫苑がNO.6を追われて、初めて目にする外の世界の現実とは。 ネズミと紫苑の運命は、紫苑に会いに行こうと決意を固めた沙布だったが・・・。 | ||||
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ネズミは紫苑をNO.6から助け出し、西ブロックの過酷な生活を共にします。 四年前、何の見返りもなく自分を救ってくれた紫苑だけれど、その甘さに苛立ちながら。 紫苑は自分を助けてくれたネズミのことをもっと知りたいと願いますが、ネズミはそれは余計なものを背負い込むことだと拒否します。 NO.6で育ち、母も友達もNO.6にいる紫苑と、NO.6を憎み、崩壊を望むネズミの思いはすれ違います。 そんな中、ネズミはある情報を手にします。 これを紫苑に知らせれば、紫苑は再びNO.6に向かうに決まっている。 それはわざわざ殺されにいくようなものだ。 紫苑をやっかいな足手まといだと思いながら、同時に彼を失うことを強く恐れ。ネズミの心は迷います。 | ||||
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