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No.6(ナンバーシックス)#2
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No.6(ナンバーシックス)#2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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全く別の生活をしてきたゆえに、分かり合えず そこがまた魅力となって惹かれあう「紫苑」と「ネズミ」。 「きみのことが知りたいんだ!」 知識を吸収するお勉強ばかりだったからか、ストレートに何でも知りたがる紫苑。 分かれるときのことを考えてあえて、踏み込ませないネズミ。 少年たちは共同生活の中でそれぞれすこしづつ変化していきます。 紫苑は文学をかじり、西ブロックの過酷な生活を感じながら。 ネズミは紫苑の無知ゆえのピュアさに圧倒されながら。 そして、紫苑の母は「女は男なしでも生きていける」と達観し 沙布は「私は紫苑を愛してる」と肉食系女子まっしぐら。 「誰も信用するでない」とネズミに言い残した老婆は、なんだったんだろう。 まだ、なんの謎も解明されていません。 続きが早く読みたいです。 | ||||
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No6 から離れ、ネズミと共同生活を始めることになった紫苑。 紫苑に降りかかった寄生蜂の一件も終え、静まり返ろうとした、その場に、また新しい風が吹きるける。 紫苑の抜けきらない甘さが、自分の甘さと重なって、 読んでいてネズミの辛辣な、それでいて正論な言葉が突き刺さりました。 自分たちは、己の欠点や、考える傾向、どちらも分かっていても、他者に、そっくりそのまま言われると、胸が苦しくなります。それが欠点なら猶更。見たことも聞いた事もない現状で、怯えず目を開け、足を踏みしめてソレを受けとめ進む。心と向かい合って、ソレを認め、受け入れる紫苑。 経験も、人生観も違い、自分よりも遥かに甘く弱い相手と対等に向かい合って、本気でぶつかり合う、ネズミ。 私たちは「ソレ」を紫苑のように純粋に認めることが出来るでしょうか? 私たちは「ソレ」をネズミのように他者に面と向かって言えるでしょうか? 甘さがないと、理想なんて 口に出す事なんてできない。 現実を知らないと、正論なんて どれだか分からない。 人一人、理解し、知ることの重さを、私たちは忘れているんじゃないでしょうか? 薄っぺらい関係しか、見渡せば もっていないんじゃないですか? 1巻よりも迫力が増したNO6と西ブロック、この日本という国と世界。 見渡せば、そんな世界が私たちの目の前にも広がっていると、薄ら寒くなるほど訴えかけられているような気がします。 | ||||
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この巻自体は、次の物語の展開への間繋ぎのような、間奏曲のような内容である。 知性教育は抜群でありながら情操教育がなっていない、聖都市育ちの紫苑。 学校教育ではなく人生経験の豊かさから冷徹な理性を持つ、西ブロックのネズミ。 二人の少年達は、生活を共にして、ますますお互いとの違いを感じつつ、ますますお互いの存在が多きなるを感じ取る。 すなわち、変化だ。 奇麗事はどこまで通じるのだろうか。奇麗事を言うのは悪いことだろうか。綺麗でありたいと願うことは愚かだろうか。 当局に拉致された沙布のこともある。次の巻はもう少し盛り上がって欲しい。 | ||||
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2017年 16歳まで聖都市《NO.6》での生活しかしらなかった紫苑がNO.6を追われて、初めて目にする外の世界の現実とは。 ネズミと紫苑の運命は、紫苑に会いに行こうと決意を固めた沙布だったが・・・。 | ||||
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ネズミは紫苑をNO.6から助け出し、西ブロックの過酷な生活を共にします。 四年前、何の見返りもなく自分を救ってくれた紫苑だけれど、その甘さに苛立ちながら。 紫苑は自分を助けてくれたネズミのことをもっと知りたいと願いますが、ネズミはそれは余計なものを背負い込むことだと拒否します。 NO.6で育ち、母も友達もNO.6にいる紫苑と、NO.6を憎み、崩壊を望むネズミの思いはすれ違います。 そんな中、ネズミはある情報を手にします。 これを紫苑に知らせれば、紫苑は再びNO.6に向かうに決まっている。 それはわざわざ殺されにいくようなものだ。 紫苑をやっかいな足手まといだと思いながら、同時に彼を失うことを強く恐れ。ネズミの心は迷います。 | ||||
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四年前ネズミを助けた紫苑は、不可解な危機に襲われたところを今度はネズミに助けられ、NO.6を逃げ出して西ブロックで暮らし始める。 NO.6にいたころには想像もつかない暮らしがそこにあった。 ネズミのことを知りたいと思う紫苑に、ネズミは、他人のことを知りたいと思うな、と言う。 「知れば情がわく。何の関係もない他人のままじゃいられない。敵になったときに殺せなくなる」 紫苑は過酷な暮らしの中で、NO.6の本当の姿を知り始めます。 「ぼくたちが生きていた場所は、美しい面をつけた化け物だった」と知る紫苑。 一方では今でもNO.6で暮らす紫苑の母火藍が、紫苑の幼なじみ沙布が治安局に強制連行されるところを目撃したりと謎が山積み。 これからの展開が気になるところで「つづく」です。 | ||||
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面白かったけど!! 凄いどきどきしたけど!! とりあえずなんだか恥ずかしかったです。自分があまり純粋なセリフを口にしなくなって久しいからかもしれませんが。 内容は1からまた1歩踏み込んだ感じで。№6を見下ろす部屋で交わされる話。進められる実験は何か。ネズミは次々に違う顔を見せ正体はどこまでも分からない。そして彼は紫苑に決断を迫る。「おれと№6、どちらを選ぶ?」(本当にあなたがたの会話は恥ずかしいよ…) 紫苑に恋する沙布は彼を追うことを選びますが、一方で危機にもさらされる。彼女はどうなるのか。 えらく引きの強いところで終わります。 紫苑を追うという沙布に対しての紫苑の母親の火藍の思いが秀逸。 普通書かないけど、お話のなかでは美化されてしまうけれど、本当のこと。嘘でごまかしてはいけないこと。あさのさんは常に潔癖にそれを求めているように思います。その潔癖さと闇雲さは「バッテリー」にもあったけれど、登場人物たちが大人びた分、№6の方が全体的に追い詰めている感じがします。 本としてとても良かったと思います。(恥ずかしかったけどね…) | ||||
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手に取ったのは近所の図書館だった。新しい本だな、と#1と共に手に取ったのがはじまり。中にはさまれている広告をみるとどうやら中学生辺り向けの本らしい。しかし、これはそれより年齢上でもハマるものだと思われる。 あさのあつこさんの作品は初めて読んだ。中学生年代向けあってのことか、あまり1ページに詰まっている文字も多くない。さらに、挿絵として物語を連想させる写真のカットがところどころにちりばめられている。そしてあさのさんの文がするすると飲み込める。読みやすいことはまちがいない。 あっと言う間に#2のラストにさしかかったところ、「もう終わり!」・・・早かった。がっかりした、というのももっと続きが読みたくなるということでである。けして短いからつまらないのではない。 続きを読者に想像させる。そしてそれから各々の結末が見えてくる。 物語の内容も心に残る作品だ。 | ||||
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NO.6と西ブロック・・。 人生をリセットされた紫苑は自称ネズミと共に過ごす。 ネズミは紫苑に西部ロックでも生き方を教え、寄生都市(NO.6)の本当の姿についてしる。 情ではいけていけない世界で、果たして紫苑は生きていけるのか・・。 借りを返すために助けたことを後悔するネズミ・・。 いったいどうなるのだろうか。 次が見たくなる。#1に負けないくらいの面白さだ。 | ||||
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この本をまず読もうと思ったきっかけは、私が『バッテリー』などを手がけたあさのあつこさんの本を、好きだったからでした。 でも今は、純粋にこの本に惹かれています。 NO.6という豊かな年で、何の不自由も無い生活を送ってきた紫苑(しおん)。 NO.6の外にある寂れた町の西ブロックで、犯罪者として生きるネズミ。 正反対の生活をしてきた2人が、なぜか惹かれあっているのにも興味を持ちました。 とにかくこの本の伝えたいことはたくさんあるのですが、一番言いたいのはとにかく一度読んでみてくださいということです! 一度読めば、絶対続きが読みたくなる、そんな本です。 また、たくさんのことを教えられます。戦争。飢餓。希望。多くの学ぶべき、考えるべき要素がつまっています。 私も続きが読みたくて読みたくて待ちきれません・・・;; | ||||
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No.6の暗部が少しずつ明らかになってきます。 自分の見えないところで起こっているからといって 「知らない」では済まされないんですよね。 『知ることには覚悟がいる』というネズミの言葉は 私の心にも重くのしかかりました。 紫苑とネズミ、それぞれが信じる道は違います。 それが二人を分かつ? これからの展開が楽しみです。 | ||||
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