山形新幹線「つばさ」で東北へ向かった若い女性が次々と蒸発した。

行商人「帽子屋」氏が、ありすお嬢様のお屋敷に、「城」を売りにやってきました。

かなわぬ。隙がない―宿敵冥府防人との生死を賭けた闘い。

両親が亡くなり、解体した実家の物置の床下から白骨死体が発見された。

ホームレスの男が盗み目的で住宅に侵入し、認知症の老女を殺害したとして逮捕された。

15年前の夏休み。ある村の下宿で、住人が一夜にして姿を消した。

ユキ(柚木)、タカシ、徹はアルバイトで山梨の旧家を訪れた。

天明三年冬、田沼意知が若年寄職に昇任し、幕閣内で田沼父子の権力が確固たるものとなる中、 田沼一派が放った毒矢に負傷した霧子は、治療を受けていた若狭小浜藩邸から小梅村に移送されてきた。

N大ワンダーフォーゲル部、秋のキャンプ。奥多摩の山中に白い雨が降った。

一党独裁の管理国家である“この国”は非戦平和を掲げることで経済成長を遂げた。

青梅山中で虚無僧姿の死体が発見された!事件に遭遇した浅見光彦は早速調査を始める。

一人の元潜入捜査員が自殺した。薬物捜査のエキスパートとしてめざましい実績を持つ男。

資産家の古代史研究家が自著の出版記念パーティ当日に殺害された。

奈良吉野に帰郷した知人・諸越真奈美から手紙をもらった旅行作家・茶屋次郎。

キャバクラ界の若き覇者立花に壊滅的打撃を与えられて五年。堕ちた“風俗王”藤堂が復活した。

地方都市の歪んだ構図。別れた妻の依頼で元新聞記者は七年前に去ったこの町を訪れた。

越後湯沢のリゾート・マンションで芸者・由美の絞殺死体が発見される。

大籬・舞鶴屋に売られてきた、容貌も気性もまったく違う、ふたりの少女。

数学が苦手な中学二年生の遥の前に、不思議な転校生・宙がやってきた。

旗本から北町同心の家に婿入りし、平同心の役に就く日暮龍平は、内藤新宿で殺害された比丘尼女郎・千紗の掛を下命された。

「ユミ四重奏団」のメンバーの一人、ヴィオラの美沙子が死んだ。

新進プロゴルファー貝塚はある日、得体の知れない集団に襲われ、その恋人も誘拐された。

愛犬を守るために、思いがけない罪を犯してしまったモデルの都。

修学旅行先で、真夜中に目を覚ました少女は、左手の小指に巻かれた赤い糸に気づき、その糸をたどっていくが…(「赤い糸をたどって」)。

同窓会で出会った初恋の女性が、その日既に死んでいた? 僕が出会った女性の正体は。日常に起きる愛と死と奇跡。

動物園ミステリ・待望の第二弾! ダチョウと焼死体がつながる?――楓ヶ丘動物園の飼育員「桃くん」とツンデレ女王の「鴇先生」、怪しい仲間たちが解決に乗り出す。

人類史を変える謎。究明は、一人の天才に託された。

山林の茂みで用を足したいと看守に言い、殺人犯真杉知佐子は脱走を企てた。護送中の出来事だった。

「闇神波は本気で我らを根絶やしにする気だ」。刺客、暗殺、陰謀。

OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。

信長の命により息子の信康を自刃させてしまった家康。

著者待望の書き下ろしミステリー! 元刑事の橋本豊は、仕事仲間の佐々木恵美と二人で私立探偵事務所を立ち上げた。

裏面史がもたらす復讐劇に 書物狩人(ル・シャスール)が立ちはだかる! 毒薬、銃撃etc.稀覯本がもたらす「壮大な仕掛け」満載! 世に出れば、国を、政治を、歴史を揺るがしかねない 秘密をはらんだ本を、合法非合法を問わず、 あらゆる手段を用いて入手する、書物狩

横浜市消防局湊消防署の新米女性消防士、高柳蘭は多忙な日々を過ごす。

哀切な胡弓の調べと幽玄な踊りで全国的に有名な富山・八尾町の「風の盆」祭り。その直前、老舗旅館の若旦那が謎の死を遂げた。

言葉は交わせない。ずっと一緒にもいられない。

直木賞受賞、第一作 待望の書き下ろし長編 母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。

終末論が囁かれる荒廃した世界―孤独に生きるシズカの前に現れたのは言葉を話す不思議なサルだった。

完膚なきまでに叩き潰されミンチになった死体。ある夜起きた殺人事件の容疑者は、親の権力を盾にやりたい放題の町長の息子。

推理作家・有栖川有栖と、友人で相棒の犯罪学者・火村英生。

広瀬一哉は何者かに襲われ、愛娘の莉子が誘拐されたと告げられる。

紹介 京都・鷹ヶ峯で幕府直轄の薬草園を営む藤林家で養われた女薬師・元岡真葛が持ち前の聡明さと豊富な薬草の知識を駆使して事件を解決する。

娘の結婚、加齢に肥満、マイホーム購入、父親の脳梗塞……家族に訪れる悲喜こもごもを、ときに痛快に、ときに切なく描き、笑ったあとに心にじんわり沁みてくる、これぞ荻原浩!の珠玉の家族小説短編集。

ホームズ&ルパンパスティーシュ、吉良邸討ち入りでの密室殺人、もしヒトラーがホームズマニアだったなら……。

娘の結婚、加齢に肥満、マイホー

師走雪の夜、元松前奉行配下の旗本が射殺された。銃は西洋製で、賊はえぞ地での遺恨を口にしたという。

遂に奥平純明が襲撃され、市兵衛は賊が安宅猪史郎ら元千人同心で、純明のえぞ地政策の盟友だった商人・竹村屋雁右衛門がその協力者と知る。

総監へのレクチャー中、部下の拳銃自殺を知った。

ホストにいれあげている中年女・若山直子の資金源は、ホストクラブで借金がかさみ、身動きのとれなくなった少女たちだった。

夢中になるあまり、現実との区別がつかなくなった若者による事件が相次ぐ人気オンラインゲーム『ジオの聖戦』。

五十八門の大砲を搭載する薩摩藩の新・十文字船団七隻は大隅海峡にて、大黒屋の交易船イマサカ号・大黒丸の通過を虎視眈々と待ち受けていた。

久しぶりの旧友からの電話で、彼女と待ち合わせることになった晴美。

文京区目白台―昔ながらのお屋敷街の雰囲気を色濃く残す街。若手刑事の無藤は、ある屋敷を目指していた。

函館本線の線路際で、警視庁を定年退職した川島が、絞殺死体となって発見された。一方、東京では川島の自宅に空巣が入る。

男運、金運、仕事運、三拍子揃って最悪の女、鼎（かなえ）鮎美は、その美しい名前とは裏腹に、凡そこの世の中の不幸という不幸を、一身に背負った生を歩んできた。

目に見えないモノを視ることで事件を解決する青年・日暮旅人。

村中から忌み嫌われる転校生、舞原陽凪乃。

北海道、旭川。とあるレトロなお屋敷に、「櫻子さん」が住んでいる。

里香が単身、渡米した。目的は父と兄を殺した叔父・雷忌の行方を捜すこと。

京都の一角に佇む「からくさ図書館」は、優しげな図書館長の青年と可憐な少女とが二人きりで切り盛りする、小さな私立図書館。

「貴様の里を焼き払ろうてくれる」そう言い残し消えた巌道。

週刊誌のライターが殺された。警視庁捜査一課・継続捜査担当の黒田は過去の殺人事件との関連を疑う。

OLをリストラされたことをきっかけに、祖父母から譲り受けた「玉阪人形堂」店主となった澪。

「音」を「香り」として感じる身体。それが、彼女が私に残したものだった―。

ヨハネスブルグに住む戦災孤児のスティーブとシェリルは、見捨てられた耐久試験場で何年も落下を続ける日本製のホビーロボット・DX9の一体を捕獲しようとするが―泥沼の内戦が続くアフリカの果てで、生き延びる道を模索する少年少女の行く末を描いた表題作、9・11テロの

群馬県の公立中学校の教室で、かつてその学校で教鞭を執っていた男性の死体が見つかった。

ある事件を機に警視庁捜査一課の刑事を辞め、妻の転勤について神戸へ来た嶋野康平。

17世紀のフランスで希望を求める旅に出たみなし子のアナ。近未来の沖縄で先端科学実験に参加した語学技官の鈴。

これは私の、私たちの愛のはずだった―本当に騙したのは、妻か?夫か?やがて、読者も騙される狂乱の純愛。“家庭”にある闇奥。

家庭では暮らせない子どもたちの養護施設「七海学園」で起きるささやかな事件――繊細な短編群が大きな物語を創り上げる、第18回鮎川哲也賞受賞作。

『どろ』『かび「』『とげ』の三部作で人気を博した、著者の「巻き込まれ型」小説の決定版がここに! 名井等は下着泥棒の容疑者として誤認逮捕され、会社からは首を切られた。

『どろ』『かび「』『とげ』の三部作で人気を博した、著者の「巻き込まれ型」小説の決定版がここに! 名井等は下着泥棒の容疑者として誤認逮捕され、会社からは首を切られた。

一年ほど前からそいつは京都の街に現れた。

森見登美彦氏による朝日新聞連載小説「聖なる怠け者の冒険」の挿絵を一冊に。フジモト、森見両氏の全作コメントつき。

喫茶店『珈琲屋』の主人・行介は、あることで人を殺した。刑期を終えた行介を出迎えたのは、かつての恋人・冬子。

著者ならではの奇想と騙りが炸裂する、傑作ミステリー連作集! 騒音問題、住居侵入、ストーカー……アクの強い住人たちが、これでもかとばかり次々に問題を引き起こす「グランドマンション一番館」を舞台に、希代の名手の技巧が冴え渡る! ファン必読の傑作

ネットで出会い、メール交換だけで親しくなった千晶と秀紀。

定年を間近に控えた刑事、香西には“死”の匂いを嗅ぎとる不思議な能力があった。

16歳の夏、なにもかもが嫌になって家出をした徹平。もう戻らないと心に決めた旅立ちだった。

なんとか中堅出版社に就職した白戸修。

ついに自分にも認知症が出たのか。彦根城で観光ガイドを務める今泉明子(71)は、不安を抱いた。

ナンバーワンホストの有光は、人身売買シンジケートから逃げ出してきたタイ人女性・トウイを匿うが、彼女はある日部屋から忽然と姿を消し、廃屋で死体となって発見される。

八巻卯之吉の尽力で旗本坂上家の当主となった権七郎だったが、祖母の英照院の不行跡の責任を取る形で甲府勤番を命じられる。

手習い所・吉井堂を営む、兄の数馬と妹の奈緒。師匠を務めるのはしっかり者の奈緒で、数馬は算学や天文暦学にふける日々。

南町奉行所臨時廻り同心白縫半兵衛は市中見回りの最中、大身旗本の嫡男白崎紀一郎が野菜売りの百姓駒吉を無礼討ちした現場に出くわした。

街の片隅のラーメン屋『龍庵』に、出前持ちとして雇われた「おいちゃん」。

十月下旬の北海道で、ほぼ同時期に三つの死体が発見された。函館で転落死体、釧路で溺死体、小樽で焼死体。

眠りに就くと猫の身体に乗り移れるという、不思議な能力を持つ小学六年生のぼく。

博多から寝台特急「さくら」に乗車した警視庁の日下刑事は深夜、洗面所で倒れている若い女を見つけた直後、何者かに頭を殴打され失神。

十津川警部、牙をむく美しき京人形を封じ込む。

奈良の山奥、波美地方の“水魑様”を祀る四つの村で、数年ぶりに風変わりな雨乞いの儀式が行われる。

モルタルで石像のごとく固められた変死体が発見された。翌朝、愛宕署特捜本部に入った犯人からの電話。

仕事なし、彼女なし、借金あり。とにかくツイてない。

世界の米海軍基地を標的にした同時多発テロを未然に防ぎ、冷戦時代に行方不明となった水爆のありかを示す。

デモや暴動が世界的に激増する2020年代、アジア各国は銃規制を緩和し、日本にも大量の重火器が密輸されていた。

1948年、戦後間もない東京で野球の力を信じた男たちがいた。

時は元禄。旗本、津軽采女は小普請組という閑職がゆえ、釣り三昧の日々を送っている。

城勤めを辞したにも拘わらず「釣り船禁止令」のため釣りが出来ない采女は、釣道を極めんとしたという投竿翁の足跡を追う。

趣味はシリトリ。ちょっぴり学校に行きたくない高校生・スミレは、「不思議なもの」がよく見える。

青山骨董通りに静かに佇む「相田宝飾店」の跡とり娘・青子。