レイジ
- 青春小説 (221)
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全1件 1~1 1/1ページ
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ミステリー要素はほとんど無いが、作者と同年代の80'sROCK世代にお勧めの作品。 | ||||
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二人の少年がスレたおじさんになる過程を追って、運や人脈の前には努力や才能は役に立たないという現実をいろんな角度から描いていきます。 理想だけが先走って、ひねくれ曲がって、皆が好きなものが羨ましくて嫌いになって、社会なんてそんなもんだとやさぐれて、最高に鈍臭いけど、他人のこととは思えない。目頭がアツくなりました。 地の文は唸ってしまうほど絶品でした。 慣用語や難しい語彙を極力使わず、素描的で人肌を感じる読み味です。 あくまで主人公が知覚した順に描写されており、主人公が目を向けない部分は徹底して描写しない。 これによって、主人公が瞬間瞬間に何を求めているのか、何から逃れたいのかが目線にそれとなく表れていて、視線を追うごとに深く共感できます。 モチーフの一部しか書き込んでいないのに、全体を描いたものよりもリアルに見えるというのは、画家が書くスケッチと似ていますね。 人間の脳がハッキリと記憶しているのも注目した一部だけであり、その周辺はぼんやりとしか憶えてないのが普通なので、全体を克明に描いた作品よりも真実味を感じられるんだそうです。 ストーリーはエンターテインメントではなくドキュメンタリー調ですが、 何かに打ち込んだことがある人なら絶対に共感する所があるはずです。 「学生バンド」「ハードロックバンド」「アンチ産業ロックバンド」 「青春」「男の友情」「理想と現実」「挫折」 「努力の方向性」「テクニックとマインド」「音楽への向き合い方」 このうち一つでも心に留まるワードがある方なら、きっと深く没入できると思います。 | ||||
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才能あって志あっても簡単に音楽では成功できないんだぜ、人生って変なところに落とし穴があったりするんだぜ、いいもの作れてもマケーティングがダメだと売れないもんなんだぜとか、いろいろ教えてくれる作品でした。ボロボロにバラバラになったバンドが、このまま厳しい人生を歩むだけで終わるのか、それとも再起するのか、このあとどうなるのかってあたりはページをめくるスピードがあがりました。 | ||||
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2011年。文春文庫。393ページ。ロック・バンドなどをからめた青春小説。主人公はワタルと礼ニ。小学生時代~35才ぐらいになるまでをおう。ワタルはハードロックのバンド、松下リオと付き合って結婚、音楽会社やTV製作をする。礼ニは一人で宅録、バンドをくむが、客を集められない、大学卒業後もフリーター、そしてせっかく組んだバンドで友哉がヤクザの金を奪ってしまったため、逃げなければならなくなり、群馬に逃げるというストーリー。多少、クサいところもあるが、一日で読破してしまうほどの快作。 | ||||
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1970年前後に生まれた人は、時代背景が自分と重なって楽しく読めると思います。 私はすごく楽しかった。 アイドル、洋楽、楽器、録音機材、出てくる名前が全部映像と音楽で脳内再生されました。 礼二くんがバイトしてポータワンを買ったのは、もしかしたら、私が営業実習で2ヶ月過ごした御茶ノ水の楽器屋さんかもしれない、なんて妄想に浸ってみたり。ポータワンは確か12万くらいだったかな? 1万前後のMTRもあったから、礼二くんの本気度が感じられたり。 目黒のライブハウスも行ったことあった。さらっと書かれた単語の一つ一つに記憶が刺激されて、それは楽しい時間でした。 音楽が好きな人は、より楽しく読めると思います。 疾風ガールのシリーズよりも、こちらの方が音楽に浸れて好きです。 | ||||
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誉田作品にしては、ちょっと共感できる部分が少なかった。 レイジとワタルにしても接点が少なすぎて友情とかライバルとかはっきりした位置づけなく女の子を介したような付き合いだし…。 恋愛ものなのか友情ものなのか、はっきりして欲しかったかも。 | ||||
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