罪色の環 -リジャッジメント-



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初公開日(参考)2014年03月
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長編小説

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罪色の環 ―リジャッジメント― (メディアワークス文庫)

2014年03月25日 罪色の環 ―リジャッジメント― (メディアワークス文庫)

「あなたたちは裁判員に選ばれました。日給四〇〇万で疑似裁判をしてください」―音羽奏一もまたその裁判員に選ばれた一人。彼は、かつて被疑者となった「首絞めピエロ事件」で無罪になった特殊な経歴を持つ大学生である。そんな彼をはじめとして、計六名の男女が識神島と呼ばれるリゾートに集められた。その目的とは、十九年前に無罪の判決を下された強盗殺人事件の再審。だが、彼らはゲーム感覚で行われる裁判で、ある真実を知ることに…。人工島を舞台に行われるイリーガル・サスペンス開廷! (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.25pt

罪色の環 -リジャッジメント-の総合評価:8.42/10点レビュー 12件。Aランク


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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

罪色の環 -リジャッジメント-の感想

ミステリーの新しい感じで
面白く読ませてもらいましたが
主人公の真相に向かってが
いまいちで残念。
ラストの1行
好きです

jethro tull
1MWR4UH4
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

これは何らかのミステリの賞を受賞してしかるべきレベルの作品だと思いますね。

まだこんなミステリの形があったか!とまずそのアイディアに驚きました。
基本は法廷ミステリでありながらクローズドサークルやデスゲーム的要素が混じり、まさに独自のジャンルとして仕上がっています。
そしてそのアイディアを決して多くはないページの中に惜しみなく、最大限に活かして使っており、非常に内容が濃く面白い作品でした。
設定こそやや荒唐無稽でしたが作者が元警察官というだけあり、被害者・加害者両面の心理や立場にリアリティがあり、社会派ミステリとしても高水準と感じました。

これほど面白い上に出来もいい作品でありながら、こう言ってはなんですが、メディアワークス文庫の作品ということで半分ラノベのような扱いで、ミステリ作品として正当な評価が得られていないような気がしますね。
本当にラノベに毛の生えたような作品がメフィスト賞やこのミス大賞とかに選ばれてる一方で、この高水準のミステリ作品が見逃されてると思うと正直もったいないです。
こう言うと誤解されそうですが、私はラノベはラノベで好きですし、確かにこの作品は「いい意味で」ラノベの特徴を持っている作品でもあります。
これだけ密度の濃い、その気になれば数本分の作品にでも出来てしまう内容を2~3時間で読める分量にまとめてしまっていることや、冤罪と犯罪被害者というともすれば非常に重くなりがちなテーマを、スイスイ読ませる読みやすさなどはまさにラノベ的長所です。
(高野和明氏の『13階段』などが完成度は高くてもテーマ的に読むのが辛かった私が、これにはそういう苦痛を感じませんでした)
ミステリ初心者から上級者まで楽しめるおススメの一冊と感じました。

悪いと思った点で言うと、このテーマや内容で主催者側が必要以上に悪意を感じさせたり、悪趣味な趣向を凝らす必要性が感じられないということです。
デスゲーム的なノリを入れようとしてちょっとここはスベっちゃってる気がします。

真相と結末に関してはちょっと賛否両論ありそうですし、私自身の中でも、果たしてこれは評価すべきか、まるで「有罪」「無罪」を判定するかのように悩みます。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.2:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

作品テーマ、ミステリ要素、エンタメ性、好みが満載でした。

凄く好みで面白かった。テンションあがります。ライトノベルテイストの表紙で敬遠している読者がいそうな掘り出し物作品。
本年度末の各誌ランキングにどう影響するか気になります。☆9+好み補正で。

過去の事件を孤島で再検証する話は『七人の証人』を思い出したり、賞金獲得の件は『インシテミル』、裁判討論は『ダンガンロンパ』や『逆転裁判』などのノリを感じ……というか好きな作品の要素を個人的に感じ取っていっただけなのですが、色々感じ取れるぐらいミステリの要素が豊富です。

孤島での1日は、事件概要→自由時間→裁判開始→議論→判決。と、ゲームシナリオの様な謎解き展開でテンポよく進みます。が、軽いだけでなく、ストーリーの根底には、裁判員制度、冤罪、量刑や罪の意識、死刑問題などのテーマがしっかりと根を張っています。
加害者・被害者それぞれの視点からの事件の見つめ方。法廷で推理した事件模様が真実であるとも限らない。視点を変えるだけで変化する事件の全貌。口達者で皆を説得すれば有罪・無罪が変化する特性。そもそもの裁判員制度の意味など。社会へのメッセージ性も高いのが凄い。

著者は元警察官であり、あとがきで事件の被害者と加害者両方に接していたエピソードが納得で、被害者や冤罪者の虚無感や異常心理も魅力でした。

いきなり急展開する真相解明やちょっと悪ノリした雰囲気は好みではない人が多いかもしれませんし、リアリティや推理の粗さを気にする人もいると思われ万人には薦め辛い。ただ、私の場合は細かい所は突かず、読んでいて楽しかった点。テーマがしっかりしている点。意外でインパクトがある真相。ラストのスッキリ具合。読み返すと初読と印象が変わる伏線の数々。などを踏まえ、殿堂入り作品でした。サクっと読めるゲーム系ミステリが好きでしたら、とてもオススメです。

各事件の感想はネタバレで。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.1:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

てんこ盛りリーガルサスペンス

ジェットコースターみたいなノンストップサスペンス。
古今ミステリーのネタがてんこ盛りで、ミステリー好きなら楽しめること間違いなし。

▼以下、ネタバレ感想

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ロックマ
IFPP0UBJ
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未読の方はご注意ください

No.8:
(5pt)

この作家に出会えて良かった

緻密な構成の話で先の読めないいくつもの展開。エンターテイメントとして十二分に楽しめました。この人の別作品を読みたいと思わせるだけの力が有ります。出会えてよかった。
罪色の環 ―リジャッジメント― (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:罪色の環 ―リジャッジメント― (メディアワークス文庫)より
4048664662
No.7:
(1pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

許せない。 これ以上の胸糞ENDはない。

この作品がおもしろくないわけではありません。 あまりこのようなジャンルの小説を読まないのですが、かなりドキドキしながら読ませてもらいました。 しかし、しかし初瀬若菜。 こいつは絶対許せない。 こういったら頭のおかしい人みたいですが、こんなに小説の登場人物に殺意をいだいたことはありません。 身勝手だ、身勝手すぎる。 真実に気づいていてあのような行動に出た主人公の行動も気味が悪いですがね。
罪色の環 ―リジャッジメント― (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:罪色の環 ―リジャッジメント― (メディアワークス文庫)より
4048664662
No.6:
(3pt)

なかなか

3人の被告人と3人の被害者。
ある島に集められた6人が日当400万で裁判員となり、
彼ら自身と関係のある事件の裁判を行う事を強要されていきます。
最後に分かるこの裁判が行われた背景がなんとも微妙でしたが、
それを除けばなかなか面白かったです。
著者が元警察官という異色な経歴を持っていますが、
それぞれの事件で、元警察官ならではの
リアルな事件描写があればもっと良かったと思います。
罪色の環 ―リジャッジメント― (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:罪色の環 ―リジャッジメント― (メディアワークス文庫)より
4048664662
No.5:
(5pt)

「個人的には」面白い!

・社会に対しての問題提起がある
・登場人物たちが投げ込まれる非日常的状況の納得のいく説明がされる
・栞をはさめる、いったん本を置けるポイントがある
・登場人物たちがほどよくキチ○イ。行動に共感はできないが理解はできる。

…とまぁ、個人的に好ましい点を挙げさせていただきました。

1番目や3番目は「いや要らんだろ」という方もいらっしゃると思いますけどね。まぁ結局人間なんて好みも評価ポイントも様々だし、
しかもそれはあらゆる外的内的な要素によって簡単にひっくり返ってしまう。かくいう僕だって明日には「つまらない作品だった」と評価を変えるかもしれない、そしてそれは「学習」という行為を行う人間にとってはひどく当たり前のことです。

長々と書きましたが、この糞みたいなレビューを読んでくださったあなたは、僕に対してどんな印象を抱くでしょう?読み込んでいてすごいなぁ、か、あるいはナルシストキメえ(笑)か?

その感覚こそがこの小説の主題です。ぼく「個人」の感想としては。
罪色の環 ―リジャッジメント― (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:罪色の環 ―リジャッジメント― (メディアワークス文庫)より
4048664662
No.4:
(5pt)

意表をつく展開に、、

読むのを止められず夜更かしして一気に読んでしまいました。

思いもつかない展開に最後の最後までハラハラドキドキさせられ、大変満足。
おすすめです。
面白すぎて途中で止められないので(寝不足必至)、ご注意!
罪色の環 ―リジャッジメント― (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:罪色の環 ―リジャッジメント― (メディアワークス文庫)より
4048664662



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