神なき世界のトーメンター
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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デビュー作の『罪色の環』が個人的にツボだったので2作目はどうなるのだろうと楽しみにしていた所、作風が一気に変わった装いに驚きました。表紙からミステリなのか判別つかなかったのですが、とりあえずファンタジーも好きなので手に取り読書。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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仁科 裕貴の作品「初恋ロスタイム」を店頭にて衝動買い。作者の短いながらもしっかりとした物語に魅了されたため この「神なき世界のトーメンター」も購入を決定。ここのレビューだけでなく他のサイトのレビューも見て購入したのだが おもしろくない 勿論最新作であるロスタイムがが一番面白いというのは作者が成長している、ということもあるのだろうが それにしてもひどすぎる。別に文章が稚拙なわけではない。文章は読みやすかったし、1巻もの?としてはすごくまとまっていたのだが、いまいちどころかまったく盛り上がるポイントがなかった。淡々と読み進めていってきっと何かあるはずとおもいながらよんでようやく最後数ページのところではっとさせられたがそれだけだった。 作中の言葉を引用させてもらえばまさに「陳腐で冗長なストーリー」といわずにわいられなかった。 この作品を通して主人公は「罪なき死刑囚を救う」ひいては「罪なき人が不条理に殺されるのが許せない」という感情を抱いているはずだと私は解釈したのだが、国のために国に不利益な輩を殺すことを批判する癖に、物語の終盤で主人公が敵の暗器をはじいてそれにあたり誰かが巻き添えになったが気にしている場合ではないという描写がある。確かに敵を倒すことはその時点での最優先事項である。でもそれでは筋が通ってないのではないか。この作者が全体を通してなにが伝えたいかわからなかった。百歩譲ってそこで主義を変えたとしよう(わけがわからないが)そのまま終わればいいものの、エピローグでまた無実の罪の人を助けようとする描写がある。あきれた。 あまり丁寧に読めてないし一読ではこの作品の良さが分からないのかもしれないが、この作品を買う価値はまったくといっていいほどない。 | ||||
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ファンタジー,ミステリーをうまく融合させています シリーズとしての話はファンタジー 単巻としてミステリーを取り入れたという解釈をしましたが, ファンタジー要素も結構,納得の行くオチが用意されています そもそもシリーズなのかわかりませんが,この著者に期待です | ||||
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ファンタジーだけど、ミステリーとしても面白いと思います。 最後の最後で、今まで見えていた世界がガラッと変わるような、ハッとする展開があって、そこがとても気に入っています。 ヒロインも、可愛いんだけどあんまり甘いところがないのも私は好きです。 | ||||
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烙印という謎パワーにより、身分制度に支配された世界の物語。 王族>貴族>平民>従者という関係性は絶対。上位者の命令に逆らっただけで死ぬ という設定はなかなかにハードと思えるが、よく考えると現実の中世史でも似たようなもの。 そんなリアル系中世観の中で、拷問官である主人公が、死刑囚となった王女の冤罪を 晴らすために奮闘するというのがストーリーのメイン。 全体的に見ればボーイミーツガールの王道展開であり、よく練られた構成や文章のテンポ の良さによりサクサク読み進めることが出来、読後感もすっきりしていて非常に良かった。 ただ難点が一つ。作中に登場する、スクエアをモチーフとした密室殺人事件の牽引力が 強すぎること。 なので、ミステリとして読めば同時進行するエピックファンタジーが添え物のように感じて しまうし、ファンタジーに期待して読んでいると中盤の推理パートが冗長に感じてしまう。 だが悩ましいことに、その両パートともこの作品から切り離すことは出来ないだろう。 双方の手掛かりによって導き出される最後の「世界観の逆転」は文句なく素晴らしく、 それまでロールプレイに過ぎなかった二人の主従関係が本物になり、残酷な世界における 唯一の希望になるという展開は、シリーズ第一巻の決着点としては最高のものと思える。 良くも悪くも著者の個性が強烈であるがために、なんとも「濃ゆい」作品になってしまっている 印象。個人的にはとても面白かったのだが、万人にお勧めはできないという意味で、今回は 一点引かせていただくことにした。 | ||||
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