初恋ロスタイム -Advanced Time-
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 | 2019年08月24日 初恋ロスタイム -Advanced Time- (メディアワークス文庫) 高校の入学と共に僕・桐原綾人は「絶対に成功する」という思いで幼なじみの比良坂未緒に告白をし、見事玉砕した。そうして互いに言葉を交わす事もなくなったある日。僕は突然午後4時15分に「自分以外の時が止まる」という不思議な現象に見舞われる。高揚感に胸を躍らせつつ、僕だけの世界を楽しんでいたのだが、そこにはもう一人動ける存在―未緒がいた。時が止まった世界の未緒とは昔のように接することが出来るけれど、ほんの少し、何かが違っていて…。(「BOOK」データベースより) |
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| 読んで良かったね | ||||
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| 思春期の男子の夢である成就する初恋。おそらく、バレンタインデーにチョコを山のようにもらう男子には理解が難しいかもしれないが、母親と妹以外にチョコをくれそうな女子が見当たらない男子には、初恋の理想の相手は次の２種類ではないだろうか。 １つ目が『初恋ロスタイム-First Time-』にあるような、偶然の出会いと一目惚れ。「ロスタイム」という特別な環境で出会った美少女。当然、彼女は大きな秘密を抱えていて…。わくわくするような展開が待ち受けていることを予感させる。 ２つ目が本書のように「幼なじみ」がいつの間にか異性として意識する存在になるようなパターン。それが、いて当たり前の彼女がいなくなってしまうことがわかる。はたしてその運命を変えることができるのか。これもまたはらはらどきどきの展開が予想できる。「吊り橋効果」ではないが、恋愛にはこうした「はらはらどきどき」が必要な要素なのだろう。 もう一つ、「親戚の女の子」というパターンもあるが、これはジャンルが違ってしまうので触れるのはやめておこう。「幼なじみ」にくくれないこともないし。 それにしても、一般相対性理論や特異点、ハイデガーまでも知っておいた方が『初恋ロスタイム』シリーズを理解するのには役に立つだろう。それが原点の要素。ファンタジーを科学的に裏付けようとすると無理が生じる。いっそのこと望月麻衣のように「神様の仕業」としたほうが簡単かもしれない。 | ||||
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| 欲しがっていたのでプレゼントに購入しました。凄く楽しかったようです。 | ||||
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| 映画化された前作を見るのをとても楽しみにしていますが、いつの間にか同タイトルの2作目が出版されていました。 作者の醍醐味とも言える、中盤から終盤にかけて一気に回収されていく様々な謎。ワクワクします。いいおっさんですが、自分の高校時代を思い出してきゅんとしました。 | ||||
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