中国毒
- 食の安全 (4)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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タイトルが全て物語っていますが、中国産の食品に対する安全性への警鐘を鳴らす作品です。それだけでは無く、当時の民主党政権への批判、官僚を代表とする国家への不信感等を、原因不明の病気の解明と、殺し屋による連続殺人を軸としたフィクションでエンタメに仕上げています。しかし、なぜこんなにもつまらないのか、理由は二つ。まずキャラクターの造形に背骨が無い。途中でブレ過ぎて、どんな人だか分からない。後、余りにもバタバタ人が死に過ぎる。B級臭さが半端ない。作者の熱い気持ちは伝わる、でも小説としての出来は良くないと思った。 | ||||
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時事や登場人物等が中途半端に実在しており、ノンフィクションとは思えないリアル感満載は、当作家 いつもながらの作風。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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食品における忍び寄る危険の警告。 一体何が、その問題を引き起こし、被害が拡大されるのかを問う。 中国の食品を輸入せざるをえない現実の中で、どうすべきか? ニューギニアでのクルー病。 カニバリズムが、その要因となっていた。 異常型プリオン淡白に起因するプリオン病 クロイツフェルトヤコブ病。CJD ヒトからヒトへ感染する。 スクレイピーから、牛のBSE。BSEからヒトへ。vCJD。 異常に発生しているクロイツフェルトヤコブ病。 なぜ? そして、厚生労働省の役人、調査班の医師達が 殺されていく。それが、毒龍。 でも、なぜ、殺すのかがよくわからない。 中国の食品被害であることを隠蔽するため? ちょっと、ありえない感じだね。 スクープを出した週刊誌の編集者も殺し、 記者も殺そうとする。 お役人行政の遅滞によって、被害が起こる。 プリオン病とBSE。口蹄疫の流行。 そして、農薬入り餃子事件。 その当時のことを、丁寧に記述することで、 問題点を浮き彫りにする。 それにしても、クーロン豚肉が原因というのが、 要因がちょっとね。 外事の刑事 間宮が、サリンの被害者となっている。 この間宮の雰囲気がなんともいいなぁ。 ジャーナリストの由美子の恋心がいじらしい。 | ||||
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厚労省疾病対策課の職員が轢き逃げされ死亡した3日後、医大教授の他殺体が自宅で発見された。二人はともに、クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の特別調査研究班のメンバーだった。警察庁の外事情報部の間宮貴司(まみやたかし)は、入国が伝えられるテロリスト・毒龍(ドウ・ロン)を追う。一連の事件は毒龍の仕業なのか? CJDとテロリストは背後でどう結びつくのか──。迫真のサスペンス小説! | ||||
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読みながら ・・・今の国際情勢を考えますと 大変 現実感覚のある内容で怖くなりました。 凄い作家です。 ストーリー展開も早く いっきに読みました。 | ||||
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タイトルの通り、中国製食品に含まれる「毒」が日本に及ぼす影響を、サスペンス仕立てで描いている。 実態どおりなのか、実態はもっと酷いのかわからないが、自分は日本製の食材しか食べないくせに、近隣国への「配慮」と言う名目の下に日本人への健康被害には目を瞑る官僚たち。 週刊誌でも基準値以上の残留農薬が含まれる中国製食品は話題になるが、小説として改めて読むと安いからという理由だけで中国製食品を買うのは(口にするのは)非常に怖いと感じさせてくれる。 なので、社会問題の提起としては非常に良い本だと思うが、登場人物に深みが無いのがこの小説の質を落としている気がする。また登場人物の行動も場当たり的と言うか、何故?と言う疑問を抱くシーンが多かった。 せっかく良い題材を魅力的な登場人物で描いているにも関わらず、ツメが甘いせいで台無しになっている点が多々見られる、そんな作品だった。 | ||||
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日本で激増するクロイツフェルト・ヤコブ病を調査していた厚生省職員、医大教授の変死。時を同じくして来日したテロリスト・毒龍を追う警視庁外事情報部の間宮貴司。読後に恐怖を感じる国際医療サスペンス。 アイディア、ストーリー共に良い線なのだが、いささか端折った感が否めない。題材は相場英雄の『震える牛』とも似ているのだが、『震える牛』よりも描写に迫真性を感じた。 柴田哲孝の作品は『KAPPA』以来、読んでいるが、いずれの作品もレベルが高く、期待を裏切らない。 | ||||
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