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中国毒



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【この小説が収録されている参考書籍】
中国毒
中国毒 (光文社文庫)

中国毒の評価: 3.86/5点 レビュー 7件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(5pt)

食品における忍び寄る危険の警告。

食品における忍び寄る危険の警告。
一体何が、その問題を引き起こし、被害が拡大されるのかを問う。
中国の食品を輸入せざるをえない現実の中で、どうすべきか?

ニューギニアでのクルー病。
カニバリズムが、その要因となっていた。
異常型プリオン淡白に起因するプリオン病
クロイツフェルトヤコブ病。CJD
ヒトからヒトへ感染する。
スクレイピーから、牛のBSE。BSEからヒトへ。vCJD。

異常に発生しているクロイツフェルトヤコブ病。
なぜ?
そして、厚生労働省の役人、調査班の医師達が
殺されていく。それが、毒龍。
でも、なぜ、殺すのかがよくわからない。
中国の食品被害であることを隠蔽するため?
ちょっと、ありえない感じだね。
スクープを出した週刊誌の編集者も殺し、
記者も殺そうとする。

お役人行政の遅滞によって、被害が起こる。
プリオン病とBSE。口蹄疫の流行。
そして、農薬入り餃子事件。
その当時のことを、丁寧に記述することで、
問題点を浮き彫りにする。

それにしても、クーロン豚肉が原因というのが、
要因がちょっとね。
外事の刑事 間宮が、サリンの被害者となっている。
この間宮の雰囲気がなんともいいなぁ。
ジャーナリストの由美子の恋心がいじらしい。
中国毒 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:中国毒 (光文社文庫)より
4334767079
No.6:
(3pt)

まあまあ

厚労省疾病対策課の職員が轢き逃げされ死亡した3日後、医大教授の他殺体が自宅で発見された。二人はともに、クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の特別調査研究班のメンバーだった。警察庁の外事情報部の間宮貴司(まみやたかし)は、入国が伝えられるテロリスト・毒龍(ドウ・ロン)を追う。一連の事件は毒龍の仕業なのか? CJDとテロリストは背後でどう結びつくのか──。迫真のサスペンス小説!
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4334767079
No.5:
(5pt)

怖くなりました

読みながら ・・・今の国際情勢を考えますと 大変 現実感覚のある内容で怖くなりました。 凄い作家です。 ストーリー展開も早く いっきに読みました。
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4334767079
No.4:
(4pt)

ツメがまだまだかな?

タイトルの通り、中国製食品に含まれる「毒」が日本に及ぼす影響を、サスペンス仕立てで描いている。

実態どおりなのか、実態はもっと酷いのかわからないが、自分は日本製の食材しか食べないくせに、近隣国への「配慮」と言う名目の下に日本人への健康被害には目を瞑る官僚たち。

週刊誌でも基準値以上の残留農薬が含まれる中国製食品は話題になるが、小説として改めて読むと安いからという理由だけで中国製食品を買うのは(口にするのは)非常に怖いと感じさせてくれる。

なので、社会問題の提起としては非常に良い本だと思うが、登場人物に深みが無いのがこの小説の質を落としている気がする。また登場人物の行動も場当たり的と言うか、何故?と言う疑問を抱くシーンが多かった。

せっかく良い題材を魅力的な登場人物で描いているにも関わらず、ツメが甘いせいで台無しになっている点が多々見られる、そんな作品だった。
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4334767079
No.3:
(4pt)

読後に恐怖を感じる国際医療サスペンス

日本で激増するクロイツフェルト・ヤコブ病を調査していた厚生省職員、医大教授の変死。時を同じくして来日したテロリスト・毒龍を追う警視庁外事情報部の間宮貴司。読後に恐怖を感じる国際医療サスペンス。

アイディア、ストーリー共に良い線なのだが、いささか端折った感が否めない。題材は相場英雄の『震える牛』とも似ているのだが、『震える牛』よりも描写に迫真性を感じた。

柴田哲孝の作品は『KAPPA』以来、読んでいるが、いずれの作品もレベルが高く、期待を裏切らない。
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4334767079
No.2:
(2pt)

あまり興味をもたなかった

著者には悪いですが、斜め読みですませました。
読む人の興味のあり、無しで評価きまります。
ごめんなさい。
中国毒Amazon書評・レビュー:中国毒より
4334927866
No.1:
(4pt)

小説版 『“中国の食”警鐘本』

※警鐘本として

今後、原産地表示のない弁当や惣菜、中国産の加工食品は二度と買わない!…と思ってしまう程(笑)、
中国製食品についての言及が多い。勿論、どの部分をどう捉えるかは読み手判断だが、家人にも中国産
は徹底して回避させる厚生次官、日本産のみで作った中華料理を食べる外務官僚などを通して、これでもか
とアンチ中国食シーンが展開される。毒入り餃子事件など実際の出来事も交えているので具体性に富み、
、当時の騒動を振り返る意味でも面白い。また、中国のエージェントと化している外務省役人、その行動を
黙認する厚生省役人がちょっと行き過ぎというより、完全に売国奴であり、チャイナスクールの存在を
踏まえても、此処まで自国を顧みない役人が実際に跋扈していると想像すると恐ろしい。

※小説として

・設定
特別調査研究班とその窓口の役人を「はい、どうぞ」と日本側が差し出すやや乱暴な設定は導入部なので
しょうがないにしても、記者も刑事も女医もヤコブで繋がっているのは、物語を進展し易くする為とはいえ、
さすがに偶然性が強過ぎる。また最後の舞台も○○が標的だという誤解を作る為だけに用意されただけで、
毒龍が××を狙うチャンスは他にもあったのではないかと思う。

・毒龍の行動に疑問
1.2度出てきた名前は…というオレ流で、毒龍が留守電と週刊誌から△を狙うのが解せない。結局その為に
もう一人殺す手間が生じる訳で、闇医者や大物の始末も含めプロの流儀というより、場当たり感が否めない。
一定地域で短い期間に類似の手口で殺人を繰り返せば、捜査の包囲網が狭められてリスクも格段に上がって
いくのでは?△の家を塒と定め、落ち着いてしまっている姿はどこか間抜けた感じもした。
2.警官を襲い制服を奪い取る場面は、相手の行動次第であり、しかも小屋の中で待ち構えるのは限られた
時間を考えると確実性に乏しい。また仮令成り済ましたとしても、頻繁に無線で連絡を取り合っているので
発覚の恐れは高いし、少なくとも講演が始まる前に指定の位置に配置された時点で隣の警官が気付く筈
なので、××の所へ姿を現す迄、騙し通せているということが不自然。
中国毒 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:中国毒 (光文社文庫)より
4334767079

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