ある不思議な力を抱えたひねくれ准教授×天真爛漫女子の心理学ミステリ! 文学部2年の織辺玲(おりべ・れい)は、配信アプリで人気のイケメン陰謀論者・ユイリに高額投げ銭をしている友人を案じ、やめさせる方法を大学図書館で調べていたところ、 立ち入り禁止の閉架書庫

ヨーロッパを横断する、オリエント急行。それは、赤い夢をあざやかに彩る、かずかずの大事件の舞台となってきた。

北アルプスの白馬岳から唐松岳に縦走中、不帰ノ嶮という難所で滑落死した青年・笹村雪彦。

赤川次郎氏のファンクラブ会報誌（「三毛猫ホームズの事件簿」）に掲載されたショートショートを1冊に。

異端の官僚が事業仕分け人と対決する「一俵の重み」。期限切れ食材を使った確信犯の真意に迫る表題作。

三ツ星シェフ、ポール・ルノワールが猟銃自殺を遂げた。

誰かの名前を口にするとその人が呪われてしまうと噂の「無名のトンネル」を冷やかしに来た館平奈々羽。

家電量販店売上高ナンバー1を目指すR電器は、未開の地であったK市へ出店をすることとなった。

恋人がSNSで有名な陰謀論者だと知った「わたし」。2つのかけ離れた言動のどちらが彼の本当の姿なのだろうか。

1.経験者採用面接での不合格者が自殺をしてしまった人事課長。

オランダの酪農家一家に育った10歳のヤスは、クリスマスの晩餐用に殺されるかもしれない自分のウサギの代わりに兄が死にますようにと神に祈る。

「どうして今の時代はこんなに渇いているんだろう」 『蟻の棲み家』に続く「木部美智子シリーズ」最新刊。

昌平橋の袂で若侍が怒声をあげ、野菜売りの百姓に言いがかりをつけていた。

瀬戸内の小島・葉名島の、児童わずか七人の小さな小学校にやって来た、大きな先生。

『卒業したら、つきあってくれますか』答案用紙の片隅に書き込まれていた告白。あれから4年、翠はまだ薫の答えを待っていた。

2001年5月、ベルリン。67歳のイタリア人、コリーニが殺人容疑で逮捕された。

東都学院大学教授・西城豊士は、自らの誕生日を祝うため軽井沢の別荘にルポライター天知昌二郎を始め、十三人の男女を招待した。

サンフランシスコの屋敷で、オペラ歌手である美しい女性と四人の男が一堂に会した。四人の男は全員がその女性の別れた夫。

春の嵐が吹き荒れたある日。突風とともに、小学5年生の元と瑠香のクラスにひとりの少女が転校してきた。

東京の大学に通う早川ゆきは、同郷の恋人・原田と高知へ帰省する当日、自室で刺殺され、乗車予定のJR切符は消えていた!原田に疑いがかかる中、十津川と亀井は高知で地元の権力者であるゆきの父・秀典に会う。

高槻と尚哉に新たな魔の手が迫る!? 凸凹コンビの民俗学ミステリ第9弾! 4月。

そもそもの発端は、だ。我が後輩の七花いわく、突然タイムトラベラーになったという。

世界最強のチェス・プログラム“Deep Sky”がネット上で敗戦した。

中学時代、いじめと病に絶望した野々宮恭子は 従姉妹の蒲生美智留に命を救われた。

暗い過去を持つ男と心に深い傷を負った女の人生が殺人という忌まわしい事件で交錯する。

水沢春花は、二階堂日美子の兄・柏木陽一が院長を務める鶴来総合病院のリエゾンナース―患者と医師との人間関係を円滑にする看護婦だ。

郷警部短篇全集+1。国際都市大連に輻輳する人間関係と殺人トリック。

暴風雨に襲われたカンザス・シティ空港。

死体好きのゴーマン女刑事にも、トラウマがあった。

青葉ヶ丘中学3年A組―悪魔のようなこのクラスを、担任教師が名づけて「沈黙の教室」。

その死体は、Yの字に吊られていた。背中に作りものの翼をつけて。

終戦から間もない降誕祭前夜、まだ焼け跡の残る横浜・中華街の安宿で死体となって見付かった隻腕の男。

小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。

千早芙美子は十八歳のとき、男女二人を刺殺し、以来逃亡中の身である。

太陽興産社員の古谷伸行は、一億円を横領して北海道に逃走した。

今から25年前、学園紛争の終わった西北大ではカリスマ演出家率いる小劇団「ペガサス」が人気を集めていた。

【映画化決定! 超異色クライム・ノヴェル】 俺の名はスペードマン。ゴミ処理人だ。

ジャックたちは、メノラーの影を追って大西洋を東奔西走する。そしてまた、それに寄り添うように、不吉な影が並走し始める。

夏祭り花火の目玉“虹のエール”三百玉が消失!現場には、『ごちそうさまでした』と書かれた、犬の足跡つきの紙が…!事件に遭遇した大学生の春近は、どんな謎もきれいにしてくれるひまりさんに相談を持ちかける。

友人の夫と過ごした一晩。あの夜の記憶がいま鮮やかに甦る。

取調室で被疑者死亡事件を起こした男性刑事、瀬川文秋。物心つく前に親に捨てられ孤独に生きてきた女性刑事、功刀沙矢子。

昔懐かしいおとぎ話をテーマに、秋のフェスティバルがNYのセントラル・パークで開催された。

閑静な地方都市、Q市。だが大それた犯罪が、市民を街を司法当局を未曾有の大混乱に陥れていた。

視力をなくし、独り静かに暮らすミチル。職場の人間関係に悩むアキヒロ。

ドライブの途中、四人が迷い込んだ山荘には、一台のベッドと冷蔵庫しかなかった。

北沢大学新入生のぼく=二本松翔は、サークル“あかずの扉”研究会に入会した。

脅迫電話に呼び出された医師とその娘婿が、白衣を着せられ、首に針金を巻きつけられた奇妙な姿で遺体となって発見された。

「紫木一姫って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしのお仕事」「救い出すって…まるで学園がその娘を拘禁してるみたいな言い方ですね」人類最強の請負人、哀川潤から舞い込んだ奇妙な依頼に従って私立澄百合学園、またの名を“首吊高校”に潜入した「ぼく」こと“戯言遣

隣接する老人ホーム「ひまわり苑」と「ひまわり幼稚園」は、理事長の思いつきで、相互交流を開始する。

勤め先の小学校で、ヒロインは「あそぼ」とささやく子供の幻に出会う。そんな折、校内プールに女性の死体が…。

七十歳。いまさら何かが起きるなんて思ってもいなかった──。

何ひとつ不足ない生活を送っていた果歩を襲った息子の突然の事故死。そこには巧妙に仕組まれた夫の罠があった。

本格ミステリ大賞受賞作家が綴る、”最凶”の家ホラー。 山の中腹に建つ家に引っ越してきた、小学四年生の日々乃翔太。

事実と虚構の間に浮かぶ真実。ノンフィクション・ノベルの傑作『小笛事件』の作者が暴く心の闇!『新青年』時代の作品を初集成。

大東京を恐怖のどん底につき落とす連続殺人が発生。犯行は金槌によるメッタうちと絞殺が交互する。

「あの島には悪霊がとりついている】額から血膿の吹き出した凄じい形相の男は、そう呟いて息絶えた。

係長に服装や行動に難癖をつけられ、遠井真弓と疋田三枝子は、臨時雇いの会社を辞めてしまった。

荻原亮子は恋人の安東匠とともに彼の実家を訪れた。その旧家は二つの棟で卍形を構成する異形の館。

真鍮で作られた檻の中に飾られた真珠の首飾り。世界に二つとない首飾りは、「人魚の涙」と呼ばれ、デパートで展示されていた。

全身白装束の超人的通り魔・「白夜叉」の登場が、悲劇をさらなる高みへと押上げる!一人。そしてまた一人…。

処女作がいきなり大当たりしたモニカ・スタントンは、ロンドン近郊の撮影所へやってきた。

最終学年を迎えた「私」は卒論のテーマ「芥川龍之介」を掘り下げていく一方、田崎信全集の編集作業に追われる出版社で初めてのアルバイトを経験する。

23世紀、人々はごく一般的になったゲノム編集技術によって老いや病から緩やかに遠ざかりつつあった。

「あいつを殺してやる!」黒星光警部は、フリーライター・葉山虹子と訪ねた鬼面村で、そう呟く異様な女に遭遇した。

過去に3人の妻と死別した南田物産の部長・朱雀修一郎の4番目の妻となった美知子。

美貌のミステリ作家の山荘で、芸術家揃いの姉妹を次々と襲う戦慄の連続殺人。

連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。

高校の実習の授業中、コンピュータ制御されたドリルの刃が生徒の掌を貫いた。

現役の作家のなかにも熱狂的なファンの少なくない、鬼才、久生十蘭の精粋を、おもに戦後に発表された短篇から厳選。

老婦人宅に見知らぬ男の死体。

カウンター席だけの地下一階の店に客が三人。三谷敦彦教授と助手の早乙女静香、そして在野の研究家らしき宮田六郎。

編集者・由紀子の愛する担当作家が殺された。誰にも知られていない婚約の約束があったのに…。

殺人事件の時効成立目前。

ジャン・デルルモン侯爵邸に忍び込んだラウールは、未解決のまま謎とされている十五年前の惨劇――凶弾に倒れた歌姫の死に、侯爵がかかわりのあることを知った。

夫が肺癌で死んだのは、長年の喫煙が原因だ―未亡人はタバコ会社を相手どって訴訟を起こした。

「ゆっくりしてこい。

母親と東京に住む小学生のハヤトは、同じ団地のトンダじいさんから「一生に一度のお願い」を頼まれる。

勤め先のスーパーをクビになり、地元・武蔵新庄で「なんでもタチバナ」をはじめた橘良太。

〈奪還チーム〉離脱後、あの異常な体験で消耗した心身を癒やすため、モスはフロリダに帰ってきた。

大使館員殺害の容疑者は突如、自分はスペイン内戦で暗躍したスパイ・クリヴィツキー将軍だと言い出した。

三年前に発生し、犯人逮捕で終結したはずの少女誘拐殺人事件。

テロリストたちの目的は、ホワイトハウスで行なわれるアメリカとロシア両大統領の記者会見の場でロシアの大統領を暗殺することだった。

孤独感は残り続ける。たとえ罰を免れようとも。

十五年前に犯した殺人事件の共犯者である淳子の父親が死んだ。

ここから出て生きていける可能性があるなら、それが藁だとわかっていても、俺はすがるしかないんだ。

伝統を誇る江戸幸デパートの社長三津田良吉の娘が産んだ男児が誘拐される。犯人からの連絡は一回だけで金銭の要求もなかった。

受刑者が密かに発信した暗号文。あかねのアンテナが震えた。

南の島へ行くといって家族や知人のもとから姿を消して一年後、カタルーニア屈指の事業家が無惨な刺殺体となって発見された。

サンフランシスコ、現在。謎の言葉を残して女ホームレスが刺殺される。

悠木和には“謎”があった。小田桐、野田、望月が塾帰りに立ち寄るハンバーガーショップでの話題は、いつも彼女のこと。

1943年、アメリカ合衆国。

検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。