機本伸司(きもとしんじ)の作品一覧

昭和二〇年夏、敗色濃厚な太平洋戦争末期、考古学を研究していた大学生・外園武志は、帝国考古協会へ呼ばれ、三種の神器と並ぶ神宝・十種瑞宝の探索を命じられる。

世界規模の“ウェブ万国博覧会”開催が迫った2029年。

量子コンピュータを使って、クライアントの依頼を解決する会社に就職した綿貫基一は、量子コンピュータの設計者である天才女子高生・穂瑞沙羅華を訪ねていた。

ようやく就職した綿貫基一の元に、一通のメールが届いた。

大学の文学部に通う一年生の井沢直美は、大学生活に慣れたものの、満たされない日々を送っていた。

西暦2030年、地球に接近する長周期彗星“迩基”へと向かった無人探査機が、謎のメッセージとともに消息を絶った。

二〇五〇年、太陽活動の異常により人類に滅亡の危機が迫るなか、ネット上には“宇宙船をつくりませんか?”という怪しげなサイトが立ち上げられていた。

ヒマラヤで氷河湖が決壊した。永年閉ざされていた下流のダム湖に浮かび上がったのは古代の「方舟」だった。

留年寸前の僕が担当教授から命じられたのは、不登校の女子学生・穂瑞沙羅華をゼミに参加させるようにとの無理難題だった。