パズルの軌跡 穂瑞沙羅華の課外活動
- 失踪 (242)
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神様のパズルを読んで著者のファンになりました。 メシアの処方箋、スペースプローブと読み満足していましたが。 本作は正直、前3作と比べてパワーダウンだと感じました。 集中力の衰えたおっさんの私が読破した程度には面白く、展開も 文体もサクサクです。SF要素は少なめですかね。。 内面(脳)の話なのでSF的展開は地味。 アクション要素を盛り込んでますがなんというか 乗り切れないまま話が終わってしまった、という感じ。 続編がありそうな雰囲気ですがSFミステリー的な感じになるんでしょうか? なんかミステリー、SF、アクション、恋愛?すべての要素が あと一つ足りない。。的な感想です。 | ||||
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[ネタバレ含む] 前作「神様のパズル」は間違いなく良作SFでした(映画版はクソ映画と呼ぶしかない出来でしたが)。それを読んでから4年越しに本作を読んでみたけれど、最初に思ったのは、こんなに文章が下手だったかということです。まず本作は主人公の忘備録という設定になっているせいなのか、大学1年生が書くレポートかと思わせるような「である」の使いすぎで、読んでいて気持ちが悪いです。主人公は前作から時間が経って既に社会人なのに。確かに主人公は無能なのかも知れないけれど、これでは読者としては、単に無能が書いた文章を読まされている感覚でした。文章のレベルを落とさずに主人公の無能さを表現するべきだったと思います。さらに登場人物にも共感できない上に好感も持てません。主人公に下心があるのは構わないけれど、場面を選ばず唐突に下品なことを口走るのは白けるし、天才設定のキャラが全く天才に見えず、「天才集団」が云々と言われても凄みがないです。天才が中学生レベルのことで思い悩んでるなんて残念過ぎます。また他の方のレビューにもあるように、本作に出てくる技術はさておき、そこでやっていることはロボトミーと同じです。それが人間が直面する問題を解決する真理と言われても説得力がないでしょう。真理と言うよりただの思考停止です。この時点でオチが読めてしまいます。前作のようなSF的スケール感もなく、内側の思考も浅いという残念な作品でした。 | ||||
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らぶそんぐふうえすえふ? ようやく就職した綿貫基一の元に、 “ネオ・ピグマリオン”という怪しげな会社からメールが届いた。 渋々相手と会った綿貫だったが、彼らの依頼は、失踪事件の調査を 天才美少女科学者・森矢沙羅華にして欲しいというものだった。 綿貫は、普通の女子高生に戻ろうとしている沙羅華を説得し、 調査への協力を取り付けたのだが―。 沙羅華と綿貫に、待ち受ける難事件とは!? 大ヒットSF『神様のパズル』の待望の続編、ついに刊行。 感想 前作の『神様のパズル』はデビュー当時に読みました(何年前だろう) 前作は、沙羅華が天才科学者の殻を脱ぎ捨て 普通の女の子として生きていこうとするところで話が終わりました。 今作はその続きからです。テーマは自分探し。 そこにSF的な理屈を持ちこんで、 自分とは何か、自我とは、みたいな展開になっていきます。 理屈それ自体は手を変え品を変え、わりとありがちなんですが その理屈を使って、ここまで青くさくて、恥ずかしい展開に 持っていける作者の手筋には感心してしまいました。 その場面のセリフはまるで、 『何にも持ってない俺だけど、素のままの俺を愛してくれ』 そんなラブソング風味で、 最先端の理屈と卑近な心情がどういうわけだかスパークして 可笑しみに姿を変えていきました。 って言うか、今作は割れ蓋にとじ蓋的な 沙羅華・綿貫コンビの相性の良さをSF的ガジェットで 語り倒した作品とも言えそうで、 ラストを読む限り、このシリーズは今後も続いていくみたいです。 続きを気ままに待とうと思います。 読んでからの一言 それでもまだ、デレたりはしないのだ | ||||
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機本伸司のデビュー作、「神様のパズル」の続編。穂積沙羅華、と綿貫が登場する話だが、失踪者を探して、自殺サイトらしき秘密結社に潜入するというミステリになっている。加速器ががん治療に利用されていることは事実だが、それで脳細胞を破壊して真理を得られるはずがない。そんなこと、医学や脳科学者には自明のことだろう。彼らのやっていることはロボトミ手術で脳の感情や施行する部分を壊し、見た目に何も感じてないように壊しているにすぎない。なんとか加速器と人間とは何かというテーマを結びつけたかったのだろうが、少々無謀だった。あまり、キャラにこだわらずSF作品を書いてほしい。 | ||||
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前作「神様のパズル」で人に宇宙が作れるか、という命題に取り組んだ二人の新たな物語、 という定番の惹句はさておき、 前作エピローグで見せた女子高生・森矢沙羅華に違和感を感じた私みたいな人間にとって、待望の補完 それが本作です 前作に比べてSFとしてのスケールが若干小さくなった感があるのが残念ですが、その分二人の内面の描写が充実し、小説としてはより完成度が高くなったといえるのではないでしょうか どうやら新規の伏線も用意されて、続刊の刊行がありそうな気配ですが、綿さんがストレスで禿げないよう、軽い短編も挟みながらの展開を期待します | ||||
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