黒冷水
- 処女作 (383)
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黒冷水の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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弟に部屋を漁られる兄。弟に対する呆れ、ストレス、心配等はいずれ憎悪へと変わり… | ||||
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二段構えのオチが評価されてるっぽいけど、結局この作品って、 「陰湿な兄弟喧嘩の話」が延々続く話 ですよね。読んでる途中、 「俺はいったい何を読まされてるんだ?」て思っちゃいました。下ネタとか必要ないと思うし、 退屈で不快感しか湧いてきませんでした。。 読みやすいし、表現の仕方も上手いと思うけど、肝心の物語が自分には合いませんでした。 この話、ドラマ「世にも奇妙な物語」とかでやれば面白いかなって思いましたね。オチの雰囲気とか、曖昧な方が合うしね、あのドラマ。 | ||||
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羽田さんが17歳の時に書いたデビュー作! ただひたすら、最初から最後までドロドロの兄弟仲を書き連ねいた小説だが、それは喧嘩と呼ぶほどあっさりとした爽やかなものではなく、陰湿な、気味の悪い狡猾な手段や、果てしない憎悪によって成り立っている。 読みながら「馬鹿なくせになんて無知で、態度がでかいんだろう?自分で気付かないんだろうか?」とか「姑息な手段で責めるなぁ」とか「常に上から目線だな」なんて感じ、ムカムカしていた(笑)。…まぁ、一言でいえば、気分良く読める小説ではない。 だが中高生の言ってしまえばたかが「兄弟喧嘩」を、ここまで陰湿に、ここまで壮大に280ページも書いたんだなぁ、と思うと、滑稽にも思えるし、それ程までに熱量を捧げ書き終えた羽田圭介という作家が、すごく興味深い! また、小説のラストが2通りあると捉えられるのも面白い。 1パターンは、兄弟愛に気付き、一応爽やかなハッピーエンドを迎える。「姑息な手段じゃなくて、嫌なことをされたら、実際に拳でやり返せばいいじゃないか!」と、それまで読者がモヤモヤしていたであろう陰湿な雰囲気を一蹴する。読者は「あぁ、良かった良かった」と納得するであろう。ここで物語が終わっても、何も矛盾はないし、むしろスッキリする。 だが「完」の後にまだ続く物語があった。なるべくネタバレしないよう簡潔に言ってしまうと、1パターンとは真逆である。「あぁ、やっぱり体内の黒冷水は冷めず、流れ、巡り続けるんだなぁ」というオチである。そこまで仲は冷え切ってしまっているのか、と。 しかし、実際の人間関係を考えたらどうだろう?果たして、相手を受け入れ、許せられるのか?…すごく難しい気がする。一度悪化した人間関係は、そう簡単に修復できるものではないだろう。 恐らく、羽田さんもそう考えて「完」の後にまた物語を作ったのではないだろうか。現実はそう都合良くはないよな、と。 しかし2パターンとも取れるラストを描いたことで、物語は確実により深みを増した。あそこの「完」で終わっていたら、なんだかんだで清々しい小説(過程がどんなにドロドロであっても)といった印象で終わっていたかもしれない。 だが「完」に続く物語を描いたことで、読者により余韻を残し、他の小説とは差異をつけたのかもしれない。そして、このように描いた羽田圭介という人物に対し、私は不気味さと、恐ろしさと、確実に興味をそそられた。 | ||||
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シンプルに面白かった。 ブラックテイストではあるが、読書離れした若者にも読みやすい作品だと思う | ||||
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好き嫌いが別れる。自分には合わなかった。 ストーリーも描写も気持ち悪い。最後のどんでん返し的な演出も当時は斬新だったのかもれないが、今ではさほど珍しいものでもなくガッカリした。 | ||||
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読むのが止まらない!!ただ、人にはちょっと勧めにくいなと思いました。好き嫌いが分かれると思います。 | ||||
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