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黒冷水
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黒冷水の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 1~20 1/5ページ
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二段構えのオチが評価されてるっぽいけど、結局この作品って、 「陰湿な兄弟喧嘩の話」が延々続く話 ですよね。読んでる途中、 「俺はいったい何を読まされてるんだ?」て思っちゃいました。下ネタとか必要ないと思うし、 退屈で不快感しか湧いてきませんでした。。 読みやすいし、表現の仕方も上手いと思うけど、肝心の物語が自分には合いませんでした。 この話、ドラマ「世にも奇妙な物語」とかでやれば面白いかなって思いましたね。オチの雰囲気とか、曖昧な方が合うしね、あのドラマ。 | ||||
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羽田さんが17歳の時に書いたデビュー作! ただひたすら、最初から最後までドロドロの兄弟仲を書き連ねいた小説だが、それは喧嘩と呼ぶほどあっさりとした爽やかなものではなく、陰湿な、気味の悪い狡猾な手段や、果てしない憎悪によって成り立っている。 読みながら「馬鹿なくせになんて無知で、態度がでかいんだろう?自分で気付かないんだろうか?」とか「姑息な手段で責めるなぁ」とか「常に上から目線だな」なんて感じ、ムカムカしていた(笑)。…まぁ、一言でいえば、気分良く読める小説ではない。 だが中高生の言ってしまえばたかが「兄弟喧嘩」を、ここまで陰湿に、ここまで壮大に280ページも書いたんだなぁ、と思うと、滑稽にも思えるし、それ程までに熱量を捧げ書き終えた羽田圭介という作家が、すごく興味深い! また、小説のラストが2通りあると捉えられるのも面白い。 1パターンは、兄弟愛に気付き、一応爽やかなハッピーエンドを迎える。「姑息な手段じゃなくて、嫌なことをされたら、実際に拳でやり返せばいいじゃないか!」と、それまで読者がモヤモヤしていたであろう陰湿な雰囲気を一蹴する。読者は「あぁ、良かった良かった」と納得するであろう。ここで物語が終わっても、何も矛盾はないし、むしろスッキリする。 だが「完」の後にまだ続く物語があった。なるべくネタバレしないよう簡潔に言ってしまうと、1パターンとは真逆である。「あぁ、やっぱり体内の黒冷水は冷めず、流れ、巡り続けるんだなぁ」というオチである。そこまで仲は冷え切ってしまっているのか、と。 しかし、実際の人間関係を考えたらどうだろう?果たして、相手を受け入れ、許せられるのか?…すごく難しい気がする。一度悪化した人間関係は、そう簡単に修復できるものではないだろう。 恐らく、羽田さんもそう考えて「完」の後にまた物語を作ったのではないだろうか。現実はそう都合良くはないよな、と。 しかし2パターンとも取れるラストを描いたことで、物語は確実により深みを増した。あそこの「完」で終わっていたら、なんだかんだで清々しい小説(過程がどんなにドロドロであっても)といった印象で終わっていたかもしれない。 だが「完」に続く物語を描いたことで、読者により余韻を残し、他の小説とは差異をつけたのかもしれない。そして、このように描いた羽田圭介という人物に対し、私は不気味さと、恐ろしさと、確実に興味をそそられた。 | ||||
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シンプルに面白かった。 ブラックテイストではあるが、読書離れした若者にも読みやすい作品だと思う | ||||
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好き嫌いが別れる。自分には合わなかった。 ストーリーも描写も気持ち悪い。最後のどんでん返し的な演出も当時は斬新だったのかもれないが、今ではさほど珍しいものでもなくガッカリした。 | ||||
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読むのが止まらない!!ただ、人にはちょっと勧めにくいなと思いました。好き嫌いが分かれると思います。 | ||||
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賞を取った作品よりは、こちらの方が上ではないかと思います。 | ||||
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う~ん……17歳の高校生時代に書いた事には驚くが、内容がどこか太宰の人間失格とダブリます。小説というより、マンガやドラマの脚本みたですね。小説家と言うより、流行作家と言う冠がピッタリに感じます。内容ですか?中二の青野って設定に無理がありますよね。高校生の正気も無理があるし、先輩後輩にも程がるでしょ?(笑)正気も青野も20代の設定でしか成立しないでしょ?まあ、私の感想はそんなものです。 | ||||
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読んでて嫌な気持ちになった 寝る前に読書するんだけど なんか不安になってねれなくなった 破って捨てた | ||||
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当時中学生の時にこの本を読んだのですが、自分が本に引き込まれるような感覚で楽しく夢中で読み切った印象深い作品です。 私は一人っ子でしたが、丸で自分に兄弟がいるかのような錯覚しまう、感情を表し方が何ともリアルで、読み終わった後も心に少しずつ広がって沁みていくような気持ちになったのをよく覚えています。 大学生になった今読み返してもとてもわくわくします。 | ||||
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兄弟がいる人には、「あるある」なところが何か所も。 兄目線、弟目線、友人目線、おもしろ。 | ||||
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Kindleで読了。すっげえ本。 最初は 途中から小説っぽい展開やなー、青野くんは、”正気”の内なる悪魔を比喩ってるのかなー→・・・→ →<完>:おーなんか綺麗にまとまって終わったなぁ →次ページ →<完> あれ?見間違った?→!! という(読んだ人にはわかると思いまする。) 綺麗に言うと、俺たちの戦いはこれからかも!怖い!<未完> って感じ。 壮絶な兄弟喧嘩、綺麗に、自分は結局傷つかずにまとめようとしていたら、現実では自分が脅かされるかもしれない恐怖で震えながら終わる(そして兄弟仲は全く良くなりようがなさそうな)展開。 どことなく青の炎を思い出す箇所はところどころあるけど、ネガティブな空気が半端ない。 (当時)17歳でこのスリルある小説を書く力量、凄まじいっす・・・! | ||||
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羽田圭介のデビュー作。17歳が書いたとはにわかには信じがたい、 すごい完成度である。作者の作品は全部読んだがこの黒冷水を超える 作品はまだないと感じる。作者はいわゆる早熟の天才なのだろう。 天才の特徴として良くあるのは、最初からすでに完成されており 改善するところがない。スタートがすなわちゴールだということだ。 作者が高校生でこの作品を書いた頃、文壇は未来の芥川賞作家現る と色めき立ち、さまざまな助言をし売れる人気作者をにしようと 大切に育て、若手作家のホープとしてなんとか芥川賞をとらせたが 結局なんか無理があったかなと思う。正直いまいちな小説が多い。 もう彼の才能を引き出すのは平凡な編集では無理だろう。 天才作家には天才編集者ががっぶりとタッグを組み才能を引き出し 化学変化をさせ爆発させないとだめだ。例えばビートルズにおける ジョージ・マーティンといえばいいだろうか?彼が天才たちの断片を 実際に作品へと昇華させていった。羽田圭介にはまだこのような 天才編集者との出会いが無いように感じる。分析力やマーケティング だけが得意な秀才型の編集では彼の才能は引き出せないと思う。 だから羽田圭介にはやる気というか作家としての熱い魂みたいな ものが感じられずどの作品も消化不良な感じが残りすっきりしない。 もっと面白くなるはずなのにと毎回感じてしまう。彼を見ているともう とくに小説という形態自体に興味が無いようにも見える。もう飽きた のではないか?というかあからさまに飽きているように見える。 大丈夫か?まあその辺も天才ぽいといばそうかもしれない。 いつか天才編集者が羽田圭介に火を点けることがあるかもしれない。 そうすれば文壇史に残る最高傑作をひょいと出せるだずだ。 いち読者が上から目線で申し訳ないが彼にはすごく期待しているのだ。 | ||||
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ものすごく引き込まれました。一気に読んでしまいました。 | ||||
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正直起伏がなく読んでて疲れた。内容によるところも多分に有るとは思う、なんか幼い思考で書かれたものと読んでいる中ずっと感じていて、17の時の作品と分かり納得が出来た、作家の作品は数多く読んでいるので、自分が言うのはおこがましいが成長されていると思う。 | ||||
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だんだんと仲が悪くなっていくたった2人の兄弟 憎悪にまみれたダークなお話。 とても17歳が描いたと思えないです。 おもしろすぎて一気読みしてしまいます | ||||
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随分前に読んだことがありましたが再度Kindle版で読み返しました。現実離れしているようでしておらず、一般的な家庭の裏に潜む負の要素を全部かき集めたようなスリルに終始目が離せない。2日で読みきりました。家族だから、この距離にいるから、止まらない衝動があるのかなとしみじみ考える一作。当時17歳の羽田さんの構成力たるや....。結びの一文にしびれます。 | ||||
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一見普通の兄と弟の関係。冒頭は、思春期の兄と弟がしょうもない悪戯のやり合いから始まるが、中盤にかけて、兄弟にしては明らかにお互いを嫌悪しすぎている。そして、エスカレートしていく二人、決して殴り合いなどの喧嘩はしないが、その悪戯のレベルは度を過ぎている。この悪戯の内容が見ていて夢中にさせるのだが。なぜこんなにもお互いは嫌うのか、結末までも凝っていて中身はしっかりとしていたと感じる。 兄弟間でもこんなにも意思疎通することが大変なのかとも思わされ、家族は仲が良いことに越したことはないなと、、、 | ||||
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ここまで兄弟ゲンカが出来るものか? ケンカの内容がえげつない(笑) コレは、映像化したら面白いと思ってるのだけれども。 | ||||
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面白くてびっくりです! お互いに憎悪し合う思春期の兄弟を描いていますが、この時期の少年たちの、負のエネルギーに満たされた心理描写にとにかく圧倒。 現実と虚像がいったりきたりで最後まで緊張感。ようやく、「あとがき」だなと思ったらまだまだ続く。やられました。これはすごい。17歳の作品とは思えない。 読み終わったあと、もう一度読みなおして、さらに誰かと内容について語り合いたくなり、多くの友人に薦めました。個人的には「スクラップ・アンド・ビルド」よりも好きです。 | ||||
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男性向けではないでしょうか。 リアルな下ネタ描写には嫌悪感、 痛々しい描写には寒気がしました。 終わったと思ったら、あとがき ではなく続きがある という工夫されている展開が高評価につながっただけで 内容はえげつなく不快感が強いです。 | ||||
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