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黒冷水
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黒冷水の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 81~85 5/5ページ
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本屋さんをブラブラしてる時に、ふと目に止まったのが本書でした。 帯に「史上最年少(17歳)文藝賞受賞作」とあったので、迷わず 買って帰ったのが昨日・・・。 読み始めたら、一気に読めてしまう面白さです。 高校生の兄と中学生の弟の歪んだ心情を乾いた文体で描いています。 互いに憎悪し合ってる兄弟。兄の視点、弟の視点と、それぞれの視点からの感情を第三者話法で淡々と進めていきます。 兄と弟の引き返せない所まで増幅されてしまった乾いた憎悪を 見事に描ききっています。 自分は一人っ子で兄弟がいないのに、もし自分に弟が居たら・・・? と想像させてしまう文章力はスゴイです。 内容は、こんな弟が居たら・・・、こんな兄がいたら・・・?と 考えるだけでも怖くなる内容です。 内容の怖さは貴志祐介さん、話の進め方の上手さは東野圭吾さん、 という感じで一気に読めてしまいました。 現在、中学生、高校生の方や、その年代の子供を持つ親御さんにも 読んで欲しい欲しい一冊です。 | ||||
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この本の内容、大まかに言えば兄弟の家庭内憎悪劇です。 兄の部屋漁りが趣味の幼稚な弟、それに困り果てる良識派の兄。 どこにでもある社会問題でしょう。 しかしこの本は、そんなありきたりなテーマを物凄く生き生きと、 且つ情感豊かに描き出しました。 弱冠17歳で書いたとは思えない内容です。 最初は走査線の入った装丁に引かれてこの本を手にとったのですが、 いつのまにかその中身に魅せられました。 読むものをぐいぐいと引きずり込みます。 現代社会を色濃く反映しているすばらしい作品です。 | ||||
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体の内側に冷たい水をかけられたような震えが走る作品。 馴染みのある、なんとなく覚えのある兄弟間の感情のもつれ、愛憎(?)が じわじわと異常領域へ発展していく怖さに続きが気になって、ホントに読むの止められません。 十代の少年の狭い狭い世界の中で、異常とフツウを分ける基準や境界線の曖昧さに、 ラスト、自分の「立ち位置」を根元からひっくり返されるショックはすごいです! そして最後が堪らなく寒いのです。 作者が17歳なんてことは知ってる必要もないんだけど この冷たさは大人には書けないのかもしれない | ||||
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発売日に買って一気に読みました。 兄弟の争いが醜く怖く描かれており身震いがするほど。 17歳が書いたとは到底思えない内容です。 少し誤字があったのが残念でした。 | ||||
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購入後、読むと止まらなくなり最後まで一気に読み終えました。 次の展開が気になって、どんどん引き込まれていく。 兄と弟の異常な確執に慄き、互いを探り合う駆け引きが面白く、 17歳の文才の高さに驚くばかりでした。 巧みな心理戦を読み進めていく内、弟の焦燥感や兄の喜びを味わうようで、その度に心臓が凍るような怖さが生まれ、更に引き込まれる。 高校生だからより忠実に表現できる思春期の心情も共感出来、 現実味を感じさせました。 | ||||
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