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黒冷水
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黒冷水の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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賞を取った作品よりは、こちらの方が上ではないかと思います。 | ||||
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う~ん……17歳の高校生時代に書いた事には驚くが、内容がどこか太宰の人間失格とダブリます。小説というより、マンガやドラマの脚本みたですね。小説家と言うより、流行作家と言う冠がピッタリに感じます。内容ですか?中二の青野って設定に無理がありますよね。高校生の正気も無理があるし、先輩後輩にも程がるでしょ?(笑)正気も青野も20代の設定でしか成立しないでしょ?まあ、私の感想はそんなものです。 | ||||
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正直起伏がなく読んでて疲れた。内容によるところも多分に有るとは思う、なんか幼い思考で書かれたものと読んでいる中ずっと感じていて、17の時の作品と分かり納得が出来た、作家の作品は数多く読んでいるので、自分が言うのはおこがましいが成長されていると思う。 | ||||
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兄弟がどんどん仲悪くなっていく話 スクラップアンドビルドの後に読みましたが、スクラップアンドビルドの方が救いのある話です。 どちらも超主観的な青年、モラトリアムな話。 気持ちの良い話では無いですが、最後の方は笑えます。 私は筆者と同年代なので、小説にでてくるような青年として、初めて共感を得たというか、実物大だなぁというような気がしました。 | ||||
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17歳の時に書いた作品としては、すごいと思います。 ただ、両親を含め、大人の描き方はいびつというか、偏っているなぁと思いました。 まぁしかし、17歳の時の作品。 年頃の男の子からはああ見えてるんだろうなと思えば、納得できます。 これを読む前は、ほかにもいくつか読んでみようと思っていましたが、 こういうテイストが続くなら、私にはこの一作で十分かな。 と思いました。 | ||||
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年の近い兄弟姉妹を持っている人なら、似たようなことは何度かあるはず。この作品はそれをグロテスクに展開させています。 その異常さが面白いけど、こういった経験がない人には異常さだけしか残らないんじゃないかなぁと思います。 | ||||
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序盤が随分と退屈でした。止めようと思ったけど一応最後まで読んだ。 17歳の老成作家ならもっと他にもいたと思うんで(日日日とか)文章云々は本を出す程の人にしてはいてもおかしくないレベルかと。 感想は、何となく読んでいて恥ずかしくなる作品。作者も後に赤面したでしょう。エンターテイメント性を重視しているらしく、共感性には長けていません。ここまで執拗な兄弟喧嘩はあまりに異常だし、そこに執着する人も少ないと思う。そして過剰な閉塞感、歪んだ自己完結。 最終的に作者は何が言いたかったかっていうと、これは楽しめればよいんだって言ってるような気がする。 この人はシニカルなギャグセンスがあると思う。随所でクスクスと妙な笑いが込み上げてくる。 | ||||
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言われてるほど気分は悪くならない。 兄弟のいる人ならわかると思うけど、机の中とかあさったり( いろんな目的を持って・・・)したくなるよね。そういうところ をもっとディープに掘り下げてるのがなんか真に迫るものがあっ て「あっ、こいつ絶対、兄弟いるぞ!!」って思った。 結末の展開はいかがなものかと思うけど、それまでは読ませてく れる。そういう意味では筆力はあると思うけど・・・。 結果論に聞こえるかもしれないけれど、同じ17歳で文藝賞を受 賞した綿矢りさと比べると、力不足の感は否めないと思う。事実 や心の動きの描写は確かにうまいけど、読者の側に行間や雰囲気 を読ませるのりしろが少ない。 そういう意味では純文学系の文藝賞でデビューしたけど、サスペ ンスとかそういう話の展開で読者を引っ張るものを書かせたら、 結構いい味出すと思う。 | ||||
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17歳が書いた、という点や作品に対する評価が高いという点から 読んでみるに至りました。 文章力の巧みさや発想力には脱帽しました。ただ、発想力と言っても、 終盤に作中作とわかると、作者は何か作品と関連する経験をしたから こんな話が生まれたのかなとも思いましたけど。 作中作というのも珍しいわけではないので、言われている程意外性は 感じませんでした。作中作の主人公が脚色され理想化されたもの、 というのも面白いけど、個人的には正気自身の異常さをもっと 浮き彫りにして、それが作中作の中で、ラストに決定的な形で 意外性を持って頭角を表していた方が面白かったとも思う。 青野の台詞を伏線にして。 実は弟よりもっと狡猾に人の領域を侵していた、とか。 兄が頭脳明晰なだけによりその怖さも増すと思う。 作中でもその感はあったかもしれないけど、少し物足りなかった。 でもそこまで期待するのは筋違いかな。 作者にはこの結末でなければならなかったのかもしれないし。 感性の豊かさは乏しい印象を受ける反面、ただひたすら大人びて 冷めた文体自体がまるで黒冷水の様に感じます。 日常の小さな世界をこれだけ注目出来るのは若さゆえかもしれないし、 そういう視点を大人になっても失くして欲しくないけれど、 同時にこれから様々な経験をしていく上で、もっと視野の広がった 鋭い作品を期待しています。 | ||||
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兄の部屋に侵入して、兄の私物を観察し 兄が読んでいるエロ雑誌でオナニーする『異常』な弟に 真面目で実直、成績優秀な兄貴が報復する話である。 こんな兄弟間の『争い』を描いている。 高校生でありながら、こいつはちゃんとしたものを描く才能がある。 小説をつくるのには年齢は関係ないが、まだ人生経験が甘い。 ラストの『意外性』はよくある手だし、それに、こじつけたかのやうな弟の行動は『無理』がある。 心理描写に齟齬があり、生きている人間を見ている感じがしないのも 悪いところだ。 | ||||
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酷く疲れた…こんなにも読み終えて疲れたのは初めて?かもしれない。 20にも満たない人間がこうまでさせるモノとはなんなんだろう?ほんとにコワイ。 ん?フィクション?ノンフィクション?そんなことは読み終えた今ではどうでも良くなった。グロいっていうのはこういうのを言うんだろうなぁ。 ものすごい勢いで読んでしまったし、読み手を惹きつける文章力は認めます。がしかし、このご時世、20にも満たない子供がこの小説を描く(までは良いにしろ、)世に放つまでキタ事実はなんとなく認めたくないので星3つ。 | ||||
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審査員や、評論者が素晴らしく賛美していたので、この本へ興味を抱いた。 17歳でこれほど描けるのは、相当な頭脳がいる。しかし、情感や、彼の感性をどこで捕らえるべきか、悩んだ。構成や、文章の巧さは、正直素晴らしい。しかし、この巧さや、ストーリーは感性から来るものではない。明瞭な頭脳から放たれるもので、彼が天才か否かは、判断つきかねる。この年で、早熟と言われた作家たちは、みな美しい情感を持っていた。そして、壮大なストーリを持っていたが、審査員が賛美するどんでん返しは、少年らしい発想から成る ものであり、読者にそれからを想像させない。そして、現代の典型的な家庭を描いた彼に拍手を送るべきだが、ストーリーの合間合間に疑問が抱くのはなぜだろうか。小さな世界観を、小さく終わらせているのではないか、と疑問が残った。 | ||||
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皆さんの言っている通り、ぐいぐい読ませる力はあります。 でも途中、これはありえなぃんじゃなぃかな?という部分もありました。 具体的に言ってしまえば、カッターの刃がいくら沢山入っていてもぉ金とは間違わないのでは?と、 蝶番をとりはずしたなら、蝶番と逆側があくのではなく、蝶番側があくのでは?という点です。 若いのにこれだけ書けてすごぃ。のかも知れませんが、 若いから書ける、許される部分もあると思います。 作者の年齢を知らずに読んだら果たしてどう思うのでしょうか。 ラストも個人的にあまり好きじゃなぃです。 | ||||
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購入後、読むと止まらなくなり最後まで一気に読み終えました。 次の展開が気になって、どんどん引き込まれていく。 兄と弟の異常な確執に慄き、互いを探り合う駆け引きが面白く、 17歳の文才の高さに驚くばかりでした。 巧みな心理戦を読み進めていく内、弟の焦燥感や兄の喜びを味わうようで、その度に心臓が凍るような怖さが生まれ、更に引き込まれる。 高校生だからより忠実に表現できる思春期の心情も共感出来、 現実味を感じさせました。 | ||||
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