葛藤 アンビヴァレンツ: スタンレー・ホークの事件簿II
- 精神科医 (98)
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コミライズされている「仮面」(本仁 戻・漫画)から、このシリーズを知りました。 続きが気になって調べたら小説があったので、迷わず購入。 裏切りませんね…山藍先生は。 BL要素と含みつつ事件モノ(推理物)として、十分に楽しめる作品です。 個人的には神の病みっぷりがツボです。 現在、「二重自我」まで既読です。 この先の三角関係がどうなっていくのか、楽しみです。 | ||||
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超面白かった!久々のヒット。 山藍さんの作品は文庫化された物はほとんど読んでると思うけど、これが個人的には一番のヒットかも。 官能小説家になりたい、と明言する山藍さん。 大昔の作品はまだ文章がこなれていなくて読み辛く、最近の作品は逆にこなれすぎてBLっぽくなってきてたけど、初出1996年のこの作品は、すごくいい感じのバランス。 エロシーンは少なめで、あんまり起伏がないけれど、それよりもジンがスタンレーに和彫りを入れるシーンが一番官能的だった。 ヤクザものとかではよくあるし、June的作品では使い古された感がある刺青ネタだけど、二人の関係性が新鮮だったから入り込んで読めた。 双竜っていうモチーフも白粉彫も陳腐だけれど、ライバルであり対になる二人のうち、片方だけが白粉彫がなのがいい。 ストーリーも、前半は普通にサスペンス物としてワクワクしながら読めた。 犯人は最初から読者にはわかっている手法だったし、囮捜査もありがちだったけれど、章の構成と文章がテンポよく読ませてくれた。 山藍さんの作品の中で、早く読み進みたいっていうワクワク感では、『堕天使の島』の次くらいに良かった。 そういえば、この作品にはマゾヒスティックな表現はあっても、徹底したマゾヒストはいない。 がっつりエロ書くなら徹底したマゾヒストがいた方がやりやすいんだろうか。 この作品はジンのキャラクターがいい毒性を出しているから、さほどがっつりエロシーンがなくてもいいと私は思う。 山藍さんの文章だから所々ちょっと笑っちゃうような表現を大真面目に書いている部分もあるけれど、それも味なのかな。 昨今のBLでは出せない味。 BLじゃなくてJune、って言える数少ない作家さんだと思っているので、今後の新作もとても期待したい。 | ||||
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