スタンレー・ホークの事件簿I 仮面 ペルソナ
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二次のBL沼に落ちてから、沼が深すぎて二次では埋まらず商業BLを色々漁りましたがやっぱり埋まらない。でも山藍さんのを電子化しているものから手始めに何点か(スタンレーホーク、堕天使の島、アレキサンドライト、THE DARK BLUE、ラヴィアンローズ、花夜叉花鬼、金環食、短編集少し)読んで大御所たる所以を知りました。 さすがです。BLジャンルを創生してきた立役者のお一人だけの事はあります。 今まで読まなくて人生損してました。 山藍さんの最高傑作は今のところ花夜叉と花鬼だと思います。特に花鬼まで読むと圧倒されます。が内容が色々背徳的すぎるせいかまだ電子化されていないので、とりあえず電子化された長編でアンリミテッドにあるこちらのレビューをめちゃめちゃさせていただきたい。 入り口として。 文章が読みにくいと言ってる方は単に相性だと思います。私は全くそんなことはありません。お耽美というと語彙が過剰なのかというとそうではなく、ものすごくシンプルに整理された文章、エピソードです。 作品にあわせているのか、モノによって文体を少し変えていらっしゃる気もしますが、基本先が気になる仕掛けを常に用意してるのでグイグイ読めます。 そして雅なのは表現です。語彙のセンス。小説書いてくださってありがとうしかありません。(ただどの作品にしろSM的な傾向や肛姦へのこだわりはあるので、それが苦手な方はそれは合わないだろうと思います) 昨今「とにかく露骨にかけばいい、性描写にページと文字数を割けばいい」という方向に陥り勝ちだと思いますが、作家自身がエロとは何かを深く考えもしないのでは。 性行為自体は自然な行為の一つですし、特に男性同士は排泄器官を使う以上いつでも不潔になれます。ただ具体的に描写するのは「官能」ではない。まして身も蓋もない単語や擬音、喘ぎを繰り返しても空虚です。それでエロさを演出したいというならそれはもう「小説」ではないのでは?個人的意見ですが。 山藍さんは小説は魅力的なキャラクター、意外で衝撃的で面白いストーリー展開、何か感情の根底に響く心理描写、世界観で魅せるものという原点に立ち返らせてくれます。 一巻には全く別の短編「ウロボロス」が収録されていますが、1巻だけ読むと単に何故ここでこの短編?と疑問にしか思わないと思います。 なぜこの短編が収録されているのか、4巻全部読むとわかります。世界観を同じくする、本編の三人にももしかしたらこういう因縁もあったかもしれない、という別の物語です。 山藍作品はキャラクターには普段見せている顔と違う意外な面が段々と描かれ(その面が現れるのは関係の変化であったり事件の中でだったり色々です)、それがキャラの魅力を深めていくので読み進めるほどおいしい。 言動が「受らしさ」「攻らしさ」のテンプレ一辺倒ではなく、意外性があり、そこに人間味を感じさせますし、先が読めない。 ほんの短い何気ないキャラの振舞いやふれあいの描写で沸き立つ登場人物の色気。 その色気はこの文体で下支えられ、練り上げられていくんですね。 物語にもちゃんとどんでん返しや山場のもりあがり、実は伏線だったとあとでわかるエピソードの回収もあり、普通に一般小説と対等な娯楽性、創作性、世界の広がりを描いています。 このスタンレーシリーズは4巻でとりあえず三人お互いの立ち位置の認識は済む、という感じなのでここで一段落の完結なのはわかりますが、キャラクターが持ってる設定、魅力のポテンシャルが高いので米ドラみたいに何シーズンも見たくなります。 でもいかんせん蛇足な物語を書かない格好いい山藍先生です。乏しい想像力で補完します | ||||
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本編は下手な翻訳小説を読んでいるようで、読みにくかった。 ウロボロスはそうでもなかったので、意図してのことと思うけれども。 とにかくエッチシーンで誰も彼もほぼ前戯なしでいきなりガッツリ突っ込んでるので、読んでて痛い。そして全然エロくない。 続きがあるようなので、まあ読んでみますが。今のところはあまりおもしろくないです。 | ||||
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作者の作品はいくつか読んだり持っていたりしますが、みんな手放しても惜しくないと思えるものばかり。 BL的描写に妙な違和感があって、それが受け入れがたいと感じるようです。 内容そのものはとてもいいので続きは非常に気になりますが、たぶん買わないと思います。 | ||||
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<迂闊に手を出すと火傷をします。> くらいの注意喚起をしても良いのでは、と思えるくらい濃いです。いろんな意味で。 内容はサイコミステリーというよりオカルトミステリーといえば良いのでしょうか。お話は非常によくできてると思われます。 登場人物もキャラが立ってますね。精神科医のジンは「神」または「精霊」のジンをなぞらえているんでしょうか。謎めいてというより人間離れした冷たいオーラが漂っています。 ストーリー内容もキャラそれぞれの醸し出す雰囲気もところどころ背筋がゾクッとするようなものです。怖い、とは違いますね。なんだろう、凄惨な美しさって言うんでしょうか、普段甘甘のバカップル物ばかり読んでいるので目が覚めた感があります。 内容的にも本格ミステリー、しかしかなり痛いです。前世、前前世からの深い関わりがあるようですから薄っぺらい関わりでは終わらないでしょうね。続きが非常に気になるところですがまだ、続編を手に取る勇気が湧いてきません。 例えがおかしいかもしれませんが、BL初心者の頃にコミックの「ファインダーシリーズ」をうっかり手にとってしまった時のようなような「うわ、新たな扉を開いてしまった・・・」っていう焦りと期待の入り交じった複雑な読後感でした。 | ||||
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