虚ろ舟 泣きの銀次 参之章
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宇江佐真理さんのファンでしたが、銀次シリーズにはそれほどの思い入れが無く、この本は初見でした。宇江佐さんの作品にしては江戸情緒というよりもやや暗い不穏な空気が底に流れている作品で、長女の祝言という慶事もあるものの銀次本人が虚ろ舟と呼ばれる未確認飛行物体?を目撃したり、次女の想い人に殺人の嫌疑がかかり探索する羽目になります。その他に長年の付き合いの人が倒れたり亡くなったり、老いや時代の変わり目を強く感じる場面が多いです。宇江佐さんご自身のこの頃の心境だったのかなとも思われます。これが銀次シリーズの完結編とは少し寂しい気もしますが、こんな捕物話もあっていいと思います。 | ||||
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色々な方が評を書かれていますが、私はUFOが出てきても、悲しい結末であってもこの物語の根底には宇江佐ワールドが脈々と流れていると感じました。人情味あふれる登場人物たちが展開する物語はとても心揺さぶられました。 | ||||
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銀次は江戸橋の本船町で小間物屋「坂本屋」を営む傍ら北町奉行所の臨時廻り同心の表勘兵衛の小者として仕えていた。長女の祝言の日、披露宴の最中も仕事熱心な勘兵衛と銀次は人形屋の「みや田」の三歳の倅が庭の池にはまって溺れ死んだ件に不審を抱き話に熱が入る。翌朝昨夜はあまり眠れないまま暗いうちに起き店の前の掃除をしていたら、だわだわと重い響きをさせて鈍いみかん色に瞬く空を飛ぶ乗り物が銀次の頭上を通り過ぎた。暫らく呆けたように佇んでいた銀次、夢か幻かと自分を疑い何事もなかったように取り調べに行くと「みや田」の後妻に疑惑が。そののち銀次が見た謎の空飛ぶ乗り物が読売の紙面を賑わせ、奉行所のお調べで勘兵衛から依頼が。読売の「はやり屋」を訊き込んでいくうち店の若い者達の世話を焼く事に。しかしその内の一人が自殺に見せて殺されているのが見つかり・・・。次女のお次が恋仲の絵描きの和平となかなか添えない事に銀次が和平に意見したが埒が明かず、「しばらく家に来ねえように」と言ったことから和平がお抱え藩邸を出て行く方知れずに。そして若い娘をつけ回し危害を加えるという事件が多発し、また、一方で勘兵衛が卒中で倒れたとの知らせが。気の休まる時のない銀次。 | ||||
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彼女の作品には外れは無い、函館在住なのに江戸の雰囲気満載で人情を描かせたらピカイチだ。 | ||||
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ストーリーはあるけど、ドラマがない。 殺人はあるけど、推理はない。 感情は一応あるが、緊迫は一切ない。 ところで、宇江佐真理の「おきゃがれ」と山本一力の「がってんだ」は、どうにかならないものか。 | ||||
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