(短編集)
玄冶店の女
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以下はネタバレ的なところがあるので未読の方はご注意ください。 宇江佐真理の「髪結い伊三次捕物余話」シリーズがとても気に入っているのですが、それなら他の作品も面白いだろうと思って読んでみると、どうも今ひとつでがっかりするものばかりでした。 ところがこの『玄冶店の女』は登場人物もエピソードもよくできていて、読み始めるとお話にすっかり引き込まれてしまいました。 これは当たりだと喜んでいたのですが、物語の終盤になってがっかりしました。 お玉は最後には青木を追って旅立つのですが、そこに至るまでの筋書きに無理があると思います。 お玉は青木を断るために「卯助と所帯を持つ」と嘘を言って、しかも卯助には何の説明もしません。 お玉に好意を持っている卯助が真に受けるのは当然で、その後のお話で卯助が嫌な奴であるように描写して辻褄を合わせようとしていますが、それは無理な話で、人情話の主人公が平気で人の気持ちを踏付けにするのですから本当に興醒めです。 青木の病気も含めてですが、ここまで無理に話を作らなくても、お玉の揺れる気持ちが最後には青木を選ぶ、あるいは選ばないストーリーで充分だったのにと残念です。 | ||||
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お玉を中心とした、江戸の、吉原の女の粋、意地がうまく描かれていて、とても面白かった。 30歳を前にすれば、若い人の勢いだけのような行動はできないし、分相応ということを大人として意識し、 将来への不安も増してくる。 そんな女性の複雑な心が見事に描かれていて、この女性の複雑な心境は今の時代にも通じ、読む人(女性)に自分はどうやって生きていくのかを問うてくる。お玉と同世代の20代後半から30代半ばの女性に読んでほしい一冊です。 | ||||
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こんなに思い切りの悪い姐さんの話だっけ…?と、思いつつ、ラストの「帳尻があう」の一言で全部腑に落ちちゃいました。 再読です。すっかり忘れてましたがw初読の時もこう思ったんでしたw 楽しく読みました。 | ||||
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江戸時代当時、実際に日本橋の一角にあった玄治店という お妾さんが多く住んでいた町が舞台です。 吉原から見受けされ小物屋を営むヒロインのお玉は29歳。。 お玉と幼少の小梅を含む親友たちの織りなす悲喜こもごもの 物語が季節の章ごとに書かれています。 色々な事情のある女たちの友情が本当に素晴らしくて感動しました。 特に吉原上がりのお玉は気持ちが練れていて精神的に大人であり、 みんなに姉さんと慕われる素敵な女性です。 そのお玉と小梅の師匠である青木陽蔵との恋の行方に最後まで目が離せません。 宇江佐さんの秀作の一つだと思います。 | ||||
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「雷桜」に続く2作品目を読んでみました。 お玉の優しい語り口調に引き寄せられ、さらにお玉と青木の恋の行方も気になり気がつくとあっというまに一気読み。 8編ともいろいろ考えさせられたりしんみりとした気分になったり、どれもいいお話でしたが、中でも「鈴虫」が一番好き。 青木先生が有無を言わせず強引にお玉を連れ去る場面にきゅんと、、^^ 後半のどんでん返しも満足のいくものでした。 癒されるひとときです。 | ||||
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