あやめ横丁の人々
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東京新聞、中日新聞、西日本新聞、北海道新聞、河北新報、神戸新聞に、'02年4月〜'03年1月にかけて連載されたものだというが、私は文庫本で何度も読み返してる。著者あとがきでファンタジーだと書いておられるが、ストーリーも登場人物の描写もピカ一の楽しく心満たされる作品 宇江佐真理ファンの一人として、長く読み継がれて行ってほしい名作 | ||||
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直木賞受賞作家が、これだけ時代考証が出鱈目な物語を書いて良いのか、腹が立つ。 まず、江戸時代の江戸には掛け布団が存在せず、敷布団だけ。貸本屋は江戸時代には店舗を持たず、行商のみ。「月命日」が何度も出てくるが、江戸時代に「月命日」という言葉はない。年に一度の、故人の死んだ月日と同じ月日を「祥月命日」と呼び、毎月の亡くなられた日を「命日」と呼ぶ。「月命日」は昭和時代の、それも、おそらく太平洋戦争以降の造語。 物語の舞台の、あやめ横町のような場所の屋根が瓦葺きのわけがないのに、瓦葺きになっている等、惨憺たるもの。 「凄い」は江戸時代は「ぞっとする」「気味が悪い」という意味なのに「素晴らしい」的な良い意味で使っているし、「庶民」は「庶子(非嫡出子・婚外子・非認知子)の子孫一党・分家」という差別的な意味だが、「一般大衆」の意味で使っている。「大変」は現代と違って「すさまじい凶事」の意味で使うが、現代と同じ使い方。 「檄」とは「自分の主義主張を述べて、同格の同盟者などに同意を求め、決起行動を促す文書」のことだが、これも誤用している。 町奉行所の月番は民事訴訟に関してで、刑事事件捜査は年中無休。月番など存在しないのに、あたかも、あったかのように書いている。 山田浅右衛門が仕えたのは吉宗の頃からだが、家康の頃から仕えていると書いているなど、出鱈目も甚だしい。 その他、時代考証間違いの言葉を列挙していくと、袋小路(有島武郎の造語)、文句・居場所(樋口一葉の造語)、居心地・無駄(国木田独歩の造語)、甲高い(谷崎潤一郎の造語)、必死・説明・厄介・確認・呆然(坪内逍遙の造語)、緊張・展望(森鴎外の造語)、冷静・事務的(徳富蘆花の造語)、理由(山縣有朋の造語)、視界・説教・苦手(夏目漱石の造語)、原因(西周の造語)、心配(河竹黙阿弥の造語)、警護(萩原乙彦の造語)、到底(『新聞雑誌』の造語)、貧乏籤を引く(矢田挿雲の造語)、頑張る(サトウハチローの造語)、移動・興味(井上哲次郎の造語)、普段(若松賤子の造語)、効果(藤林忠良の造語)、駄目(尾崎紅葉の造語)、本格的(勝本清一郎の造語)、興奮(小栗風葉の造語)、馬車(福沢諭吉の造語)、飯場(松原岩五郎の造語)、素っ頓狂(井上友一郎の造語)、反芻(高木卓の造語)、衝撃(里見弴の造語)、突飛(柳川春葉の造語)などなど、いやになるほどある。 | ||||
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何年も前に図書館で借り読んだのですが、宇江佐さんが亡くなりとても面白く読んだ事を思い出し、手元に置きたくて購入しました。 やはり買ってよかったです。 先日、この作家さんの最後の作品でうめ婆行状記を読んだのですが、違う作家の小説を読んでいるような気がしました。なんか違うのです。 だんだんと変わっていたのでしょうか。 上手く表現できないのですが、軽い時代小説になったような。ちょっと残念感がありました。 まだ読んでいない作品があるので少しずつ 挑戦したいとおもっています。 あやめ横丁は、一番油の乗った時期に書かれた小説だと思っています。 | ||||
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分厚いですが、一気の読めました。 この横丁の設定はすごく面白い。 どこか異次元を作っていて、不思議な横丁。 人を殺めてしまった人の人生はどうなるのか。 最後には虚しい気持ちが残った。 | ||||
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時間のある時どっぷり浸ることができる。作家御本人がファンタジーとおっしゃるとおり。でも何だかありそうな気のするお話しのなりゆきであり、物語を読んだという満足感を味わえた。 | ||||
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