(短編集)

彼岸花



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    初公開日(参考)2011年08月
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    短編集

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    彼岸花 (光文社時代小説文庫)

    2011年08月10日 彼岸花 (光文社時代小説文庫)

    江戸の小梅村で庄屋を務める家に生まれたおえいは気の強い母親と一家を切り盛りしていた。武家に嫁いだ妹は時折物やお金を無心に実家を訪れる。そんなちゃっかりした妹が許せないおえいは、ある日母親の不在を理由に妹の頼みを断る。やがて妹の婚家から届いた知らせは―。嫁ぎ先でいじめ抜かれた妹に手を差しのべられなかった姉の後悔を描く表題作など傑作全六編。(「BOOK」データベースより)




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    彼岸花の総合評価:8.67/10点レビュー 6件。Bランク


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    No.6:
    (5pt)

    珍しく悲しい物語が多かった

    著者の物語は、貧しいとか恵まれない環境の中でも小さな幸せを感じて生きていくものが多いが、
    この物語はどれも、辛い話しが多く、ほのぼのがあまりなかった。
    たまにはこんなのもいいかもしれない。
    彼岸花 (光文社時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:彼岸花 (光文社時代小説文庫)より
    4334749127
    No.5:
    (4pt)

    江戸時代の親と子供の愛情

    収められている作品の多くは、子供達の育てられた環境と育ての親の愛情が中心に描かれます。
    表題となっいる『彼岸花』は、豪農の娘でありながら武家に嫁いだ妹とその姉の心のすれ違いがテーマとなっています。
    結末からすると一番印象に残る作品ですが、自分が一番好きな作品は『あんがと』です。

    尼僧と捨て子、さらにまた世代を超えて捨て子を育てるという話ですが、全編に暖かいものが流れていて、最後も晴れやかに結末を迎えます。
    虐待が問題となってい昨今、江戸時代の親子の愛情の深さを味わいにタイムスリップしてみて下さい。
    彼岸花 (光文社時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:彼岸花 (光文社時代小説文庫)より
    4334749127
    No.4:
    (5pt)

    現代にも通じる江戸の人間関係…。

    宇江佐真理さんは誰もが知るところの時代小説の第一人者です。
    本作の【彼岸花】は表題を始めとした6作品からなる短編集です。
    一話一話完結ですがどれも読後はあまりに現代にもそのまま通じる、
    複雑だが心温まる人間模様にふぅ〜っと考えさせられ、
    良い意味で思わずため息の出る作品ばかりでした。
    身内、友人等、色々な人間たちが絡み合ったこの短編集は
    個人的には【深川恋物語】にも劣らぬ秀作であると思います。
    私としては5作目の【野紺菊】が好きです。
    ぶつかり合いながらも心の底ではお互いを思いやる、
    家族模様を書いたお話しで最後は血縁の無い者同士が残される
    なんともこんな家族って…、なんとも小気味が良く読後は、
    幸せ気分に浸れました。
    やはり女性が主人公の入り組んだお話しは宇江佐さんの得意とされる領域ですね!
    宇江佐さんの中でも特に読んで良かったと思わせていただける一冊になりました。
    彼岸花 (光文社時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:彼岸花 (光文社時代小説文庫)より
    4334749127
    No.3:
    (2pt)

    自分の心の鏡写してもらった

    あんがとという一章がよかったかな。
    尼寺で育てられた3代に渡る捨て子同士の女性達にこれまた捨て子のおとが来て・・・母親の気持ちも娘の気持ちもそれぞれ持って尼さんも特殊ではないと、普通の人間であるという感じがよくわかった。おとも嫌味な程世間受けするわけでもなく、子供の狡さも描いてみせる。うん、これは、正直ベースの話だな。特に善人がいるわけでもなく、ごく当たり前の欲も嫉妬もうとましさもみんな持っている人ばかり。
    これが小説になるってことは、やっぱり作家の技量なんかね。なんだかんだブツブツいいつつも買ってしまうこの人の本。文庫で読むと何だかお得感があるのが不思議。
    彼岸花 (光文社時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:彼岸花 (光文社時代小説文庫)より
    4334749127
    No.2:
    (5pt)

    江戸市井の物語でも、今も続くテーマかと

    本所に住んでいます。江戸下町が舞台の小説、自分の土地勘に合わせて、なるほどありえたかも!と楽しく読んでいます。

    今作、下町舞台の短編が主なんですが、ストーリー構成で良い意味で「やられたっ」という感想です。

    これまで自分が読んでいた、下町が舞台で当時の土地・風習を紹介する的な作品や、下町所縁の有名人の活躍作品とは違って、今作は歴史上に多分名前が登場しない人々が主役。年齢も10代〜70代(?)の男女が主人公。脇役陣もキャラクターがはっきりしています。この脇役に惚れた、なぁんてのもありました。
    ほろりとさせる第一章から始まって、個人的にむぅ〜と唸ってしまった最終章まで、息を吐く間もなく一気通貫で読破しました。江戸時代の下町が舞台の作品ですが、根底に流れるテーマは、今自分達が目の前にしているものばかりなのかと。
    個人的に最終章の「振り向かないで」が本当にお気に入りです。本を通じて、自分の生活を見直してみたい、そんな感想です。
    彼岸花 (光文社時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:彼岸花 (光文社時代小説文庫)より
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