殺人はバカンスに
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フランス中の人間が南仏めざして大移動を始めるバカンス。その間隙をついて極左グループが起こした別荘爆破事件をきっかけに、横暴な夫から逃げる女フローランス、妻の浮気をかぎつけ追う雑誌社長ジェルサン、囚われの仲間と交換するためにこの社長を誘拐せんとする極左グループのジョエルとジョルジュが、ニアミスを犯しながら繰り広げる奇妙な鬼ごっこ。途中、誘拐に失敗してジェルサンを射殺してしまったジョエルは、とっさに死体をフローランスが落ち合った恋人ルネのシトロエンDSのトランクに押し込んでしまう。そうとは知らないフローランスとルネは、ジェルサンの死体を乗せたDSで、ジェルサンに見られたくないルネの返信電報を取り戻すべくパリに急ぐ。プジョー504で必死に後を追うジョエルとジョルジュ。酷暑のオートルート、気力体力を激しく消耗しながら繰り広げられる不吉な追跡劇。極限状況で軋みだす2組の連帯感。その間の偶然が積み重なってできあがってしまった決定的な殺人容疑。あまりに無慈悲な結末…。後半は一気読みです。 この作品は、登場するクルマの車種がわかると2倍楽しめますと言っておきましょう。クルマが乗り手の人格や社会での位置づけを表すものだからです。 なお、1975年の邦訳当時、この訳題はお洒落だったのでしょうが、今となっては野暮ったさしか感じない。今風に改題して文庫化してはどうでしょうか? | ||||
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