死者の中から
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アルフレッド・ヒッチコックはミステリ映画の巨匠として没後も高く評価され続けている。今日、彼の最高傑作とされるのが「めまい」で、公開当時はさほど評判にならなかったが、年を経るに従って評価が高まり、イギリス「サイト&サウンド」誌が2012年に世界中の映画評論家数百人に依頼したオールタイムの世界映画のベストテン投票でついに1位に選出されている。わたしもこの品格がある官能的なミステリ映画を高く評価しており、ブロンドとブルネットを披露した主演女優キム・ノヴァクの妖艶な美貌とともに忘れがたい名作といえる。その原作が『死者の中から』である。わたしはかつて同じ作者の『犠牲者たち』のレビューで、「ミステリとロマンスを融合させた珠玉の傑作」と評したが、それはそのまま『死者の中から』にも当てはまる。失われた女への男の愛が狂気すれすれのところで表現されていて、息苦しいほどである。その独特の暗い情念こそはこのコンビ作家の独壇場で、これに共鳴できれば読んでいるあいだは至福の時間となる。小説と映画、どちらも名作というのはそうあることではなく、この作品はその幸福な例外のひとつといえるだろう。 | ||||
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ヒッチコックが舞台をアメリカに変えて「めまい」として映画化した作品であり、故小泉喜美子さんが古今東西のベスト3に入ると評した幻想的なサスペンス名作。初めて読んだときには、その幻想的な描写をイメージする力がなくチンプンカンプンでしたが、レンタルDVDで「めまい」を観てから読み直すと、イメージするのが難しい部分を映画の記憶が補ってくれます。結果、美しくも周到に伏線を張った、インパクトのあるミステリと改めて感じました。 ハヤカワ文庫のカバー絵も、美しい悪夢といった感じで印象的です。 | ||||
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