妻に暴力をふるっていた男とレイプ常習犯の死体が発見された。

探偵・浅生、32歳、元商社マン。時として、身体を張って調査をすることもある。

一般職OL兼名探偵・陶子さんの周りで起こる、不思議な“事件”の数々。月曜から日曜まで、丸の内の一週間は謎だらけ。

検問をすり抜け、狭まる包囲網をかわしつつ、空前の金塊強奪作戦を敢行、謎の積荷を抱いて、さらに西へと突っ走る…。

時は一九二一年、イングランドの美しい田園で起きた猟奇殺人事件。

坂田勇吉、二十八歳。食品会社の宣伝課勤務。

晴海通り沿いで最も古い築地のKビルで新しい「ゲーム」が始まった。

新宿二丁目で無認可だが最高にあったかい保育園を営む男・花咲慎一郎、通称ハナちゃん。

ヒマラヤの小国・パスキムは、独自の仏教美術に彩られた美しい王国だ。

木戸野亜紀の部屋に送られてきた一枚のファックス。奇怪な文字と紋様で埋め尽くされたそれは、実はとんでもない代物だった。

奇妙な影を落とす黒鳥亭、壷中庵、月宮殿、雪華楼、紅雨荘、絶叫城の6つの館。独特なアウラをまとう建物で、殺人が続く。

美濃大垣藩の京屋敷に仕える天江吉兵衛は練達の剣の使い手だが、絵師になる夢を捨て切れず、夜な夜な屋敷を抜け出しては、絵の修業に励んでいた…。

文明開花に沸く明治5年(1872)。突然の再会が若い男女の運命を揺るがした―英語通詞を目標に函館の商社で働く雨竜千吉。

アメリカ経済の中心地・ニューヨーク証券取引所。

アップリンク社の創業者ゴーディアンは、謎のウィルスに感染し危篤に陥った。

足首を骨折して六本木の古い病院に入院中の声優・真宮馨は、暇つぶしと人気維持をかねてホームページにミステリー小説を連載することを思いつく。

高校三年生の初乃素直は、最後の夏休みを利用して、クラスメイトの間ノ井忠、神無月さよりと共に旅行に行く。

高校生のあすかは「ゴールド・マイク新人大賞」でスカウトされ一躍トップアイドルに。

京都市の北郊・氷室町で、若い女性の殺人死体が発見された。どこか別の場所で殺され、遺棄されたらしい。

伯父クレイトンのもとに一時身を寄せたジュリアは、対立候補を陥れようとする彼の卑劣な陰謀に巻きこまれる。

突然視力を回復した盲目のピアニスト、ジュリアの前に、強盗の銃弾に倒れ血を流して死んでゆく母親の無残な姿があった。

一家で廃品回収業を営むイタリア系三世の少年ヌンツィオは、ある日、廃車“ボンティアック”のトランクに、片目を撃ち抜かれた老人の死体を見つける。

東京のOL北村真由子が信州霧ヶ峰高原で行方不明になった。

江戸の町で娘だけを狙った連続殺人が起きる。

嵯峨敏也は謎の女からの電話を受けた。

忘れられた街・篠婆に伝わる正体不明の名陶。鹿頭勇作は、ここを舞台にミステリを書こうとローカル線に乗った。

柚木草平は、時に探偵の依頼もこなす元刑事のルポライター。渋谷のラブホテルで、女子高生が絞殺された。

夫・石井夏彦の浮気が原因で、5年続いた結婚生活に終止符を打った恵子。

恐怖は、すぐそばの日常に潜む―。自分を捨てた男を見返すため涙ぐましい努力をし、理想的容姿を手に入れた佐山ゆかり。

源正義、14歳。

ある日突然、素直な息子が悪魔に豹変した。家庭とは、これほど簡単に崩壊するものか。

前巻『とむらい機関車』と共に、戦前探偵文壇に得難い光芒を遺した〈新青年〉切っての本格派、大阪圭吉のベストコレクション。

1978年4月。田村久雄の風景は、18歳から色づきはじめる。

LA郊外、さびれた海岸沿いの裏道り、潮の香りが漂い波の音が聞こえる小さな借家。

工藤俊作は西部史研究家のビル・バークレイの妻から放浪している夫を連れ戻してほしいと依頼される。仕事は簡単に終わった。

古美術の周囲にうごめく、人間の欲望や心の闇。悪意と策略が偶然を装い、目利きのもとを訪れる。

体から芳香を発する体質の薫大将と、香を焚く天才・匂の宮。

中堅企業をリストラされ、便利屋を営む中島八郎はある日突然、近所の伊呂波麗容斎の豪壮な居城に呼ばれ、城と八郎の冴えない建て売りを交換するよう迫られる。

バスカヴィル家の当主チャールズ・バスカヴィル卿が殺害された。死体のそばには巨大な犬の足跡が…。

南紀白浜のホテルで男性が転落死、そして新宿のホテルでは女性が服毒死…。

不覚にも涙するノンストップユーモアクライムストーリー。

公団住宅で女性の絞殺死体が発見された。被害者は真田よう子、主婦。

人口わずか三百人。主な産物はカンピョウ、ヘラチョンペ、オロロ豆。

空の英雄と讃えられる伝説的な飛行士、ファーガス・オブライエンの元に、復讐を誓う脅迫状が届いた。殺害予告の日はクリスマス。

父が殺される。23年前にタイムスリップした「わたし」に父を助けることはできるのか?長編エンタテインメント。

とにかく私は驚いた。ある晩、目覚めたら、勝手に動いている自分の身体。

閉鎖されたテーマパーク“マリオネットランド”に妖しく聳える斜塔―首吊塔。

女子学生誘拐犯は精神を病んだ１６歳の少年なのか？　昆虫を愛する少年の無実を証明するため婦人警官サックスは捨て身の行動に出る

飼育係になりたいがために嘘をついてしまったマサオは、大好きだった羽田先生から嫌われてしまう。

嵐の夜、巨大な謎が開く封印された歴史!名探偵御手洗潔シリーズ最新長編ミステリー。

名門篠崎家の八江、詩子、ちづるは明るく伸びやかに育ってきた三姉妹。

握りしめた掌の暖かさ。どこかあやふやな、しかし確かにあったはずの記憶の断片。

古代の種族アミーニースが予言した「地球最後の日」―それを目前に控えたピットらは、複合企業の産み出す莫大な利益と遺伝子操作を駆使して生き残りを図るヴォルフ一族に狙いを定める。

紀元前7120年、彗星の衝突によって地球は壊滅的な打撃を受けた。

私は誰?―円柱形のボディに特殊ラバーの腕。

精力絶倫の快楽主義者・西門慶は、八人の夫人と二人の美童を侍らせて、日夜、酒池肉林ともいうべき法悦の宴をひらいていた。

在阪準大手ディベロッパーに勤務する佐尻貞司は、ある日中之島公園で男に絡まれていた女性ナミを救い出した。

「本能寺の変」の裏に隠された、恐るべき物語―。

死体は楢の木の根元にあった。犯され絞め殺された無惨な女の死体である―。

大手建設会社の営業課長家田幹朗は、常務の懐刀として大蔵大臣の愛人に賄賂を届けるなどダーティな仕事を一任されていた。

九戸党は強引な奥州仕置を進める豊臣勢に対して武者の意地を貫く。

織田信長が天下布武の決意を固めた戦国末期、南部家は跡目争いで揺れていた。「北の鬼」と恐れられた九戸政実は宗家と訣別。

まるで宇宙船のようにも見える、不思議な形をした星の投影機。

おぞましいのに懐かしいできごと、忘れたいのに忘れられない人々を、岡山への愛憎とともにつづった現代の百物語。

地質調査のため、大西洋の海底で掘削作業を行なっていたベンシック・マリン社。

「赤いマントと青いマント、どっちがいい?」戦中の東京中の少年少女を恐懼せしめた怪人・赤マントは実在したのか?『肉付きの面』『歌い骸骨』『魔女の箒』―「奇し物」の蒐集家たちが完全会員制「第四赤口の会」に集う。

四十五光年の彼方に発見されたカペラ系第二惑星は、移民に適した地球型惑星だった。

16歳のアリスが乗った宇宙船“迦魅羅”号。地球を出航直後、密航者の死体が発見された。

おれたちの夢は汚された―栄光を目指し、手ひどい裏切りを受けた三人の男。

J・F・ケネディ―アメリカの夢。時代の暗部がこの男に群がった。

戦争の影がちらつく一方、ラジオ放送が黄金時代を迎えていた1942年。

愛する女性ホリーを追うデュラニーは、偽名を使ってラジオ局で脚本家の仕事に就いた。

ロンドンの混んだ地下鉄で、一人の娘が圧死した。手に、ペルーの花嫁衣裳を握ったまま…。

山梨県自治郡V村。そこは、非公式に政府が公認する吸血鬼村で、密かに侵入しようとする者が後を絶たない。

マンションという「社会」の中で孤立するエリートの共働き夫婦。彼らを次々と襲う災厄―オヤジ狩り、放火、そして誘拐事件。

昭和十年、九月。上野下町界隈から、児童三十名が忽然と姿を消した。

決して他人事ではない。心の魔界に堕ちた七人の記録。

偶然の事故か、それとも確率の犯罪か?―大学内で連続する奇妙な死。記憶を塗り替えられた蘇生屍、あるいは土人形。

『スタジアム虹の事件簿』の著者が七年ぶりに放つ連作ミステリ!助産婦探偵シリーズ第一弾。

「この門をくぐる者、すべての希望を捨てよ!」21世紀型最新鋭の恐怖政治国家。

夫の暴力に耐えかね家出し、豪邸の住みこみメイドになった志津子。

ラウール・ド・モンティニー男爵は、狼狩りの達人でした。その男爵が、ひょんなことから奥方を迎えることになりました。

記憶を喪い、不思議な世界に迷い込んだ“あなた”。

アテナイに巣くう謎をソクラテスが解体し、親友のクリトンが事件を記録する。

アテナイに巣くう謎をソクラテスが解体し、親友のクリトンが事件を記録する。

自宅に殺人犯が篭城、妻が人質に!?警察が取り巻き、ワイドショーのカメラが中継するなか、末永純一は唯一人、犯人との取引に挑む。

結婚七年目の人妻・杏子は夫からのドメスティック・バイオレンスに晒されていた。

アメリカ帰りのモダンボーイ秘密探偵・的矢健太郎はモガの代表のような美女から枕絵師の捜索を依頼された。

警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下り先ポストに固執する大物OBの説得にあたる。

前代未聞、国宝級の仏像盗難事件。その背後には、かつてない驚愕のシナリオが…。

最初に人を好きになったときから、わたしは失う予感におびえている。どんなに言葉と約束を重ねても、その予感はなくならない。

多摩湖畔で、橋本商事社長・橋本圭一の死体がみつかる。だが、橋本は、遠く離れた丹波篠山に商用で出向いていたはずだった…。

解体され、ナンバリングされた挙句、跡形も無く消え去ってしまった3人の死体。不審な人影の追跡劇と、密室からの人間消失。

ベルリンのガイドで生計を立てる、美貌の男、カール。地方銀行に勤める平凡な会社員、昌明。

深夜、引き出しに排尿する男性、お地蔵さんの帽子と前垂れを縫い続ける女性、気をつけの姿勢で寝る元近衛兵の男性、異食症で五百円硬貨がお腹に入ったままの女性、自分を23歳の独身だと思い込む女性…様々な症状の老人が暮らす痴呆病棟で起きた、相次ぐ患者の急死。

最愛の妻の死後、見知らぬ男から届いた不審な手紙の謎を夫が探る「もう一人の男」。

カリフォルニア火災生命の火災査定人ジャック・ウェイドは炎の言葉を知っている。

メンフィスの黒人探偵スモーキーを訪ねてきた若い白人女性ローラはいきなり尋ねた―亡くなった母は、なぜあなたにお金を遺したの?彼にとっても、寝耳に水の問いかけだった。

犯罪心理学者フィオナには悲しい過去があった。妹の殺害事件。