日曜日には鼠を殺せ



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初公開日(参考)2001年09月
分類

長編小説

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日曜日には鼠(ラット)を殺せ (祥伝社文庫)

2001年09月30日 日曜日には鼠(ラット)を殺せ (祥伝社文庫)

「この門をくぐる者、すべての希望を捨てよ!」21世紀型最新鋭の恐怖政治国家。その統首の誕生パーティが始まり、政治犯が檻から解き放たれた。1時間以内に恐怖城から脱出できたら特赦が下りるのだ。元公安刑事、テロリスト、主婦、ニュースキャスターなど8人の男女が鼠のように追い詰められる、究極バトル・レースの火蓋が切って落とされた。 (「BOOK」データベースより)




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日曜日には鼠を殺せの総合評価:7.75/10点レビュー 8件。Cランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.8:
(4pt)

主観的には星5だが、客観的にはまあ星4つ

中篇作品だが、作品世界に引き込まれて速攻読了。矢作と関口の期せずしての連係、佐島の『塩狩峠』的憤死、純がレフトとライトを始末するシーンなど、荒削りだが印象的な読みどころの多いカルト的色彩の好篇でした。

「男は女を利用する … 女は女の足を引っ張る」(19頁)
「死ぬまぎわに、自分でもそうと気づかずに、自分の知っているすべてのことを交感(テレパス)してくれた関口さん……そのほかのラットたち」(157頁)

なお、66頁の「内政」は、正しくは「内省」ですね。
日曜日には鼠(ラット)を殺せ (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:日曜日には鼠(ラット)を殺せ (祥伝社文庫)より
4396328877
No.7:
(3pt)

可もなく不可もなく

囚人8人が生き残りをかけて、監獄から脱出するシンプルなストーリー。
ページ数が少ないので、登場人物に感情移入する前に次々と死んでしまい、物語が終わります。
ただでさえ短いのに、この世界の専門用語的な横文字が多く読みづらかった。

特に面白いとは思わなかったが、つまらないわけでもなかったので星3つ。
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4396328877
No.6:
(4pt)

詳細な背景の説明などはばっさり排除、何でもありの超B級路線

近未来における独裁国家が舞台の、昭和の昔からB級アクション映画やマンガでよく見かけたような設定の中編小説。囚人たちを戦わせるのではなく、監獄から逃亡させる『バトルランナー』タイプであります。
詳細な背景の説明などはばっさり排除、シンプルなプロットのデスゲーム物ですが、超能力者は出てくるわ、ロボットは出てくるわで何でもありの超B級路線。
短いボリュームの中、8人の囚人それぞれにきっちり役割を与え、描き分けしてみせた手腕はお見事。その一方で「恐怖城」の障害自体は面白味を欠き、単調で薄味な展開には拍子抜け。
登場人物中、囚人6人は終盤の60ページ程度でばたばたと退場。全体に大長編小説の導入部といった印象は否めませんが、最後に生き残ったヒロインが旅立つ結末の爽快感がとても素晴らしいので星はややおまけ。
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4396328877
No.5:
(5pt)

駆け抜ける壮絶な【ハッピーエンド】。

実力派SF作家として知られる【山田正紀】氏の知られざる傑作が本書です。
ページ数はたったの160ページ。
すぐ読めてしまう作品で、短めの長編というよりは長めの中編と言った感じの作品です。
でもこれが完成度の方は半端じゃなく高いです。
狂気の独裁者が支配する国家と、その人物が作り出した脱出不可能な迷路。
それは独裁者の悪趣味な娯楽であるだけではなく、独裁国家を維持するための壮大な心理実験の現場でもあった。
という設定で8人の男女の脱出劇が演じられるのですが、このラストは凄いです。
全てのエピソードが伏線となって、脱出不可能の迷路から遂に史上初の脱出者が現われるラストはかなり感動的です。
一種ホラー的な暗い作品の最後に訪れる壮絶なハッピーエンドは、最高に爽快な読後感をもたらしてくれます。
現実の厳しさを思い知らされるような暗い結末が多い著者の作品の中では、ある意味例外的な爽快さを持った作品です。
これは本当に知られざる傑作。
面白いですよ(笑)。
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4396328877
No.4:
(4pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

認知科学のネタをもっと書き込んで欲しかった

無駄な描写で水増ししないのが山田正紀 の長所だが、
本作のたった160Pは短かすぎるよなw
山田正紀版「標的ナンバー10」というか「バトルランナー」というか
「死のロングウォーク」というか「スティール・ポール・ラン」?
逃げるのは政治犯、追うのはロボット。
ロボットの知覚装置を如何に騙して逃げるかが争点になる
認知科学SF。
認識や心の問題を哲学的にもっと書いた方が更に傑作になったよな。
アクション中心のあっと言う間に読める作品である。
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