早春賦
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SFや伝奇小説も得意な作家ですが、オーソドックス?な時代小説でした。 物語の縦軸となる、大久保長安失脚云々はあまり書き込まれていませんが、横軸になる主人公たちのキャラクターは、いささか記号的ですが、巧みに描き分けられていたと思います。 主人公たちが物語の最後で改めて認識する価値観は、物騒なニュースが多い現代の読者にこそ、響くのではないでしょうか。 | ||||
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純粋な時代小説である。山田正紀には、時代物がいくつもあるが、伝奇、忍法、SF的なものがほとんどで、このような小説はあやかしに収録された「辛うござる」以来ではないだろうか。風一、山坊、林牙、火蔵、きぬ、それぞれの登場人物たちの生き様が純粋であり、山田正紀にしては珍しく(と言うと叱られるかな)読了後に爽やかな気持ちにさせてくれる。 「このような本格的な時代小説も書けるんだと言うことにいい加減気がついてくれ」、と言う気持ちで書いたらしい。しかし作者としては不本意かもしれないが、読者が山田正紀に求めるものは、別の次元のものだろう。 それでもこの小説そのものは秀作である。 | ||||
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伝奇の要素のない普通の時代小説。 忍者は出てくるが、 忍術、剣術、体術より、 敵を騙す頭脳戦が決め手になるかっちょええ時代小説。 任務を授けられる前の青春群像がうっとおおしいが、 夢を持たずに地味に生きる事を訴える素晴しい結末を迎える。 武田騎馬軍団は存在しなかった等の、 科学的に正しい時代小説である。 両手で剣を握る正当剣法を馬鹿にしてるのが痛快! 知恵を巡らせた戦場で、太刀同士で剣戟するのは愚か者である。 平和な江戸時代に確立した剣術のとろくささが理解出来る 知的レベルの高い本である。 セリフのほとんどが甲州弁と尾張弁なのもリアル。 正紀は普通の時代小説家としても天才であった! | ||||
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