モンティニーの狼男爵
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
モンティニーの狼男爵の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
気品があり、なにより、最初から最後までトーンが乱れず、外国の作家が書いたのかと思うほどの、力量だと思います。もっと評判になっていいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
佐藤亜紀の中でもお気に入りです。 100%の娯楽作品、著者の芸を端王すべし。 モンティニーの鄙びた空気感、人間としてどうよ?と思う 田舎貴族の人間臭さががなんとも独特。 よくもまあこんなふうにフィクションがつむげるものだと感嘆する。 本当に著者は日本人なのか?と疑いさえしてしまう。 こんな風にかける人は他にいないんじゃないのかなぁ。 文庫本の表紙も素敵。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
佐藤亜紀さんの小説にはどの作品においても安易なレッテル張りを許さない奥深さがありますが、あえて要約すればこの小説は18世紀フランスの片田舎の恋愛ファンタシーだと紹介できるストーリーを備えてます.昔、単行本で初めて読んだときには「1809」などと比べると話がどうしても地味なので、わりとさらっと書いたのかなと思ったものですが、最近になって文庫で再読するとその印象は完全に間違っていた事に気づきました.考え抜かれた驚くほど精緻な設計図に従って、最強の文体で丹念に造り上げられた、まるで生きた精密機械のような小説です.再読の度に新しいなにかを発見できそうです. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者の他のものと比べるとしたら、「バルタザールの遍歴」よりさらに読みやすい印象を受けた(「雲雀」「天使」は正直難解だった)。時代背景が比較的シンプルに描かれているからか。 「狼男爵」の純粋さに心惹きつけられるとともに、彼の目を通じた周りの人間たちのぎらぎらした魅力はさすが佐藤節。 クライマックスに向かうとともに常軌を逸した展開となっていくのに、登場人物たちと同様、それを自然に受け入れている自分がなんだか可笑しくなってしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
18世紀のフランスの田舎町を舞台にした不思議な恋愛小説。 ある男爵が妻の不倫を疑い、狼男になってしまう。 狼男となった男爵は、人間として、夫としての苦悩から解き放たれ、自由な狼として生きることの喜びを味わっているのだが... 愛の狂気をユーモラスに描き、そして相変わらずの佐藤亜紀らしい、ヨーロッパの雰囲気を漂わせた、とても面白い小説だ。 狼への親近感を抱かせられる。小谷真理も解説で書いていたが、平井和正の狼男シリーズを読んで育ったせいかしら? | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 9件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|