鏡の影
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kindle版ですと、再刊本の最後にあったあとがきが現在割愛されています。一緒に小谷真理氏の丁寧な解説も抜いてしまったのはどうしたことでしょうか。本書は2009年に講談社から文庫化もされたのですがそれも今は版元品切れ状態ですので本作品を目にできるのは現状は実質この版だけです。どういった事情があったかは存じませんが、あとがきには初出した出版社とのいきさつ等きちんとしたいきさつが著者本人により記されていただけに残念です。そういったあった過去を残すことも含めて完全な形で提供するのが義務と思っています。 内容面はとても良くていつもながらの佐藤節で読みやすいのですが上記の点から☆を2個マイナスさせてもらいました。 | ||||
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話の骨格が脆弱な為読後たいへんな物足りなさが残りました。 残念です | ||||
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面白いと聞いて購入。 文体がくどい。ヨハネスは~、ヨハネスは~って何度もくどい。 途中で投げました。 たぶん面白いのでしょうね。おすすめです。 | ||||
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異端審問や魔女狩りの嵐が吹き荒れる、中世ヨーロッパに想をとった物語。「全世界を変えるにはある一点を変えれば充分である」と考えるに至ったヨハネスが、その奥義をモノにせんと各地を巡る、、、というなかなかにキャッチーな設定だが、しかし中身はといえば相変わらず「ながら読み」を否定するピンと張り詰めた空気に覆われている。 これまで大戦間期のヨーロッパが舞台であることが多かった佐藤亜紀の作品だが、今回は先に述べたように中世のヨーロッパ。未だ"魔術"やらの類が公然と信じられてた時代であるためか、貴族の乱交パーティーやら娼婦の夜営地での光景描写などを筆頭に、読中はいつもの冷たく鋭利な感触のリアリティよりも、なんだかひどく幻想的な非現実感を感じていたような気がする。人のウワサだけでいとも簡単に火焙りにされちゃうこの時代。前線にて一瞬で肉塊へと変じてしまう戦場とある意味「人の命が軽い」という点では同じなようでいて、この中世においては逆に、人間存在に近代とは比べ物にならない重みを感じるところも面白い。この辺、生身の肉体よりも魂=精神性みたいなものに重きが置かれているからなのかしらん。 少し話がズレたが、本作における主要な登場人物/ヨハネスとシュピーゲルグランツが、実はファウスト博士と悪魔メフィストフェレスをモチーフとしているんだとか、「そんなん解説してもらわんかったら絶対わからんわ!」という技巧がアチコチに凝らされているところがこの人らしいと思う一方、やはりこの辺に題を取るんであれば、坊主同士の哲学的な問答やら登場人物たちのいろんな意味での超越っぷりやらで、もちっと明白な娯楽性を出して欲しいなぁとも思ったり。読中の高揚感という意味では、この辺のテーマだと佐藤賢一のほうが個人的には好みかな。 | ||||
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初めて読んだときも十分面白かったのですが、その後、たまたま塩野七海氏の「神の代理人」を読んだ際に「あれ?」と思ったので本書を読み返しました。 うーん、読み手の知識に合わせて複数の楽しみ方が用意されているのだ、と理解。 佐藤亜紀の著書は読む側の知識と教養がどのレベルにあっても十分読書の楽しみを与えてくれます。こちらのがレベルアップすれば、また違った「楽しみ」を与えてくれる懐が深い作者です。 | ||||
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