大阪府警を追われたかつてのマル暴担当刑事、堀内と伊達。

鳳の用事でしばし烏丸家を離れることになった執事の衣更月。

夏休みに入った刑事マルティン・ベックにかかってきた一本の電話。「これはきみにしかできない仕事だ」。

華族に生まれ陸軍中将の妻となった顕子は、退屈な生活に惓んでいた。

深夜の渋谷のクラブで15人もの惨殺死体が発見された。店内で従業員や客同士が互いに殺し合ったというのだ。

涙も笑いもすべて受け止めて。人をつなぐ和菓子の物語、完結 浅草に夏がやってきた。

雪まだ深い春休み。大学生の森司は、来たるホワイトデイのことで気もそぞろ。

些細なことでぎくしゃくし、姿を消したお双。お双を探す隆一郎はやがて、一本足で立つ不思議な館へ招かれる。

ニコラス・理人・リューディガーは金髪碧眼の美青年。見た目は異国の王子様だが、中身は傲岸不遜な“魔女の専門家”だ。

俊英久住四季の原点、傑作ミステリ復刊。

俊英久住四季の原点、傑作ミステリ復刊。

首都圏を中心に密造銃を使用した連続殺人事件が発生した。

妖怪嫌いなのになぜか「妖怪研究同好会」に所属中の皆人。

アナタの1票が、彼女の生死を決める。 始めますよ。

“日本のCIA"と呼ばれる公安調査庁を退職して、カフェを営む影山夏樹。

長原あざみは樫乃木美術大学の1年生。 立体造形科の所属だけれど、 引っ込み思案な性格のせいで、 いつもひとりぼっち。

1888年、イギリス。スコットランド・ヤードで辣腕をふるうイアン警部は、密命を帯びてエディンバラに赴くことになる。

冥官・小野篁が館長を務める「からくさ図書館」にも、秋が訪れていた。

作家志望の「夢」を抱き、雑居ビル「バベル九朔」の管理人を務めている俺の前に、ある日、全身黒ずくめの「カラス女」が現れ問うてきた…「扉は、どこ?バベルは壊れかけている」。

ロンドンを騒がせている怪盗マリオットを捕まえるため、2A探偵局に依頼がきた!?有季、真之介、貢はロンドンへ!ところが、怪盗の本当の狙いは英国王室が持つ世界最大級ダイヤモンドだった!ダイヤをのせた豪華客船クイーン・エリザベス号に、有季たちも乗りこむが…!?ぼ

街で起こる奇妙な事件を辿り、あやかしを回収するあかねと五人の兄。

妹、小袖と“地獄”で湯治。人気役者と若い妻に出会い事件が。

志摩半島の近くに浮かぶ小島・パノラマ島。菰田家の当主である源三郎が造り上げた巨大な楽園は今や廃墟となっていた。

消えた警視庁幹部の娘・亜美を捜せ―特捜指令を受けた、警察手帳を持たない刑事・香月功。

ミヤコの最高学府、光舎の生徒会長選挙。それはミヤコ全体の権力者を決定する伝統と狂騒のイベント。

社員に裏切られ自殺した社長の娘、婚約者を理由なく殺害された青年、愛娘を暴走族に撥ねられた男、幼い娘を流れ弾で失った父―。

「地獄」。そこは“影"――生と死の狭間にとらわれた肉体なき魂――が集まる世界。

医師シエナとともにヴェッキオ宮殿に向かったラングドン教授は、ダンテのデスマスクを盗み出す不審人物の監視カメラ映像を見て、驚愕する。

人類の未来を永久に変えてしまう、恐るべきゾブリストの野望――。破壊的な「何か」は既に世界のどこかに仕掛けられた。

北海道は札幌。

不祥事に絡んだ警察官を調査し、事件を極秘裏に処理することを使命とする、警務部特命工作班。

銀行強盗で得た大金を山分けし、日本各地に潜伏していたシュウ、コジ、健さん。

雑誌記者の勝村は、下北沢の夜道で男に絡まれていたところを、謎の女に助けられる。

平賀とロベルトのもとにエチオピアから奇跡調査の依頼が入る。

西洋文化史の異端の系譜「魔学」を説く、風変わりな青年教授。そして、不本意ながら先生の助手に収まったぼく。

西洋文化史の一側面――魔術思想を説く「魔学」の専門家。それが風変わりな青年教授、佐杏冴奈の肩書である。

ある街の外れ、人が寄りつかない寂れた一角に、そのレストランは建っている。

負ければ賠償金100億円――。一世一代の大勝負に、大逆転は起こるのか!? 賠償金100億円――。

医学遊学の目的地、長崎へたどり着いた寄合医師の矢切良衛。

家禄三百五十石の旗本家の次男だった角次郎は米屋の大黒屋に婿入りした。

「無実の罪を着せられた人々を救いたい―」そんな理想に燃える新人弁護士の本多は、初めての刑事裁判で苦戦を強いられていた。

全校生徒を巻き込んだ1000人規模のデスゲーム「コロシアム」。

ある中学校で一人の男子生徒Kが自殺した。『菅原拓は悪魔です』という遺書を残して―。

東北の都・仙台にある本当寺には、振袖姿のかわいい幽霊・お鈴さんが住んでいます。お鈴さんは大きな呉服屋の一人娘。

職務質問と巡回連絡が三度の飯より大好きで、管轄内で知らないことがあるのが許せない、良く言えば“街の生き字引”、率直に言えば“全住民へのストーカー”。

殺人探偵の異名をとる綾辻行人は、その危険な異能のために異能特務課の新人エージェント・辻村深月の監視を受けていた。

病院からの帰り道、母親が目を離した隙に15歳の少女・香苗が消えた。

2000年7月、秋葉原。九重祐子が捜査一係に着任したとき、事件はすでに始まっていた。

17歳の星叶は、演劇愛好会の夏合宿の帰り道、山中でひっそりと暮らす母・泉と再会する。

雨の坂道で出会い、恋におちるも、自意識のために、愛する女を死に追いやってしまった作家の苦悩が哀切な「愛染坂」。

明るくおおらかなカメラマンの夫、お気に入りのマンション、そしてやりがいのある仕事。

不老不死温泉で殺人事件が起きた。重要参考人として、休暇で訪れていた警視庁刑事の酒井が連行される。

ミッション・スクールの名門「聖アリスガワ女学校」の生徒たちが、春期合宿に出発してゆく。

近頃、男が弱くて仕方がない――平和が続く江戸で千葉道場の筆頭剣士となっていた秋月七緒。

正太郎のもとに届いた衝撃的な写真。それは、心を通わせた愛犬の無残な写真だった。

名門大学を舞台に繰り広げられる殺人予告ゲーム。

風変わりな青年教授と助手の僕による推理小説を象った魔術師の物語。

僕の「青春」は、人よりも少しだけ長いらしい。ある日、僕以外の時間が止まったのだ。

第一次世界大戦直後のロンドン。クールな青年医師デリックは、戦地で傷を負って以来、検死官として働くように。

正月の秋葉原で見つかった不可思議な死体。不自然に重たいその体内には、大量の小銭や紙幣が詰め込まれていた。

東京に住む16歳の小春は、ある理由から中学の終わりに不登校になってしまっていた。

謎の赤い霧が、日本各地で発生する。そこでは日本征服を目論む真之悪太郎が放った鬼や魔物が暴れていた。

最高の舞台で、忘れられない闘いを。日本で一番熱い冬が、今、始まる―!高校サッカー界、最大の祭典。

あかねと五人の兄たちが、管狐の事件を収めてから少し後。

閉じられた学園の中で行われる『課外活動』。

いまや誰もが知っている“妖怪”。

1938年、ロサンゼルス。私立探偵リジーと、助手の少女クリスタルが遭遇するのは奇怪な事件ばかり。

幼い頃に連れ去りにあい、失明した愛子。借金を残し失踪した妻・優奈を捜す、漫画家の礼遠。

動く屍体、加速する殺戮、そして涙……。

『新耳袋』の中山市朗が全国各地から狩り集めた 選りすぐりの怪談集、待望の第3弾! 怪談は、夏だけではない――。

教師がよく事故に遭うと噂されている“鐘園学院”に赴任することになった迎三千世、26歳。

2010年冬、北朝鮮の工作員だった崔純子は国家機密と共に脱北、中国に入った。

女の上半身と男の下半身が合体した遺体が発見された。残りの体と密室トリックの謎に迫る(「重ねて二つ」)。

アメリカ中西部の平穏な町で、5歳の少女ヘイリーが失踪した。

元デルタフォース隊員で、現在は空港の保安監督官として働くデイヴは、飛行機事故で最愛の妻子を失った。

扇野藩に流罪となった幕府の目付役・永井勘解由。

「わが想いは一筋の矢の如し、届け――! 」 扇野藩重臣有川家の長女・伊也は、藩随一の弓上手、樋口清四郎と渡り合うほどの腕前。

都筑台高校2年生にして弱小映研部長の遊佐渉は、気鋭の映像作家・真壁梓が夏休みに企画した撮影合宿に参加することに。

匿名グループ「ゼロ」の目的は、世界中に多数の会員を有し、人人のあらゆる情報を収集・分析する巨大ネット企業フリーミーの実態を世に告発することだった。

ドローンがアメリカ大統領を襲撃する映像が、匿名グループ「ゼロ」によってネット上に流出した。

兵庫県芦屋市にある、夜だけ営業の定食屋「ばんめし屋」。元イケメン俳優の海里もすっかり店に馴染み、美食について勉強中。

新しい年が明けた。冬から春に向かうにつれ、御城彼方の心にはチクチクと棘のように刺さるものがある。

首都を襲った天災から長い時が過ぎた。

首都を襲った天災から長い時が過ぎた。

京都の一角に佇む「桃枝骨董店」。

晴れて御用人の本採用となった良彦。しかしやっぱり交通費はゼロ。

訪れた者は、この場所で自らの業と向き合う。それは揺らがぬ、この《館》のルール。

気が付くと殺風景な部屋にいた高校二年生の鐘松孝平。

NYに到着後、一弥の姉・瑠璃の家に身を寄せたヴィクトリカと一弥。

東京郊外の別荘で、爆死した遺体が見付かった。

シャーロック・ホームズは滝壷に消え、巨悪が動き出す。モリアーティに接近する、アメリカ裏社会の支配者を追え。

95年、渋谷。時代に抗うように、街を駆け抜けた、17歳の少年たちがいた。

会社の幹部たちが粛々と進めていた計画倒産。

藤堂率いる国際的犯罪組織と、日本最大の暴力組織“本社”の銃撃戦に巻きこまれ、消息を絶った藤堂の娘・カスミ。

大学院生の珠は、大学時代のゼミで知ったアーティスト、ソフィ・カルによる「何の目的もない、知らない人の尾行」の実行を思い立ち、近所に暮らす男性、石坂の後をつける。

冬がきて、烏丸家にもクリスマスの季節がやってきた。

2058年4月、上海大学で20世紀の探偵小説を研究していたユアン・チンルウは、国家科学技術局から呼び出される。

死相が視える探偵・俊一郎のもとに、遺産相続殺人と思われる事件の捜査依頼が舞い込む。

三社祭の夜。葵の笑顔に秘められた過去を、栗田は垣間見る。

アメリカの田舎町。11歳のハロルドは、湖に棲むモンスターを呼び出す実験に夢中だ。