疫神
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疾走感があるストーリー展開で、面白かったが、無理な設定や説明不足が気になった。 | ||||
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コロナ禍が始まる前に文庫本で購入して読み、感染症が広まる危険性、その仕組み等はこの本から知ったレベル。 そして数年後、コロナ禍発生、まるでこの事を予期していたかの様だと感じました。 今年になってカンボジアで鳥インフルの人への感染等も有り益々著書で語られている内容に近づき驚くばかり(但し内容は鳥じゃなかったですが)。 内容的にはちょっと特殊な人種が出てきます、その設定を受け入れられるかどうかで作品に感じる内容が変わるのでは無いかと。 物語の構成自体は長い腕シリーズ等著者のこれまでの作品を読んで「良い」と感じられた方なら楽しめるかと思います。 一応誘神の続編にあたりますので先に誘神を読むことをお勧め、但し続編と言っても・・・ってこれ以上はネタバレになりそうな気がしたので此処までで。 | ||||
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「誘神」と「疫神」はまったく別のお話ですが一応シリーズものと言えると思います。そして、自分はたまたま先に続編の方の「誘神」から読み出してしまいました。2作品に共通しているのは、大変な感染症が世界に蔓延しかけて人類存亡の危機になるが、一般に知れ渡る前になんとか食い止められること。「誘神」は東南アジアから始まった奇病(一応インフルエンザと呼ばれているが別物)だったのに対して、こちらはカビです。 3つのエピソードが同時に進行していきます。まずひとつは、アメリカのCDC(実在する組織でアメリカ合衆国疾病予防センター)の感染症専門家エミリーを中心としたもの。彼女はアフリカのケニアで、オレンジ色のカビが体中に巣食い人間を死に至らしめる病と出会い、その事情をよく知っているらしい日本人研究者、向井博士を追って日本にやってきます。 2つめは、長野県の小さな町に住む一家の話。まだ幼い長男桂也には赤い光と青い光が見えます。青い光を帯びたものは良いもの、赤は悪しきもの。桂也は、それはどうやら自分にしか見えていないらしいと気がつきます。ある日、赤い光のものがだんだんと増えていくことに気がついた桂也ですが、服も皮膚も真っ赤な人がうちへ歩いてくるのを見てしまい・・・。 3つめ、北欧言語の翻訳家、二海士郎と美砂、そして赤ちゃんは田舎で平穏にひっそりと暮らしています。訪ねてくるのは担当の編集者ばかり。彼らにはある特殊な能力があり、そのためにリスクを避けて隠遁するように暮らしていました。ある日とうとうその能力が露見してしまい、3人は逃走しなくてはいけないはめに。 これら3つのお話にからんでくるのは、エミリーの知り合いでアメリカの大学院で歴史学を研究し、人類の歴史と疫病、進化の関係を突き詰めようとしていた安曇貴史。そして、この人物だけが「誘神」「疫神」の両方に登場し、中心的な役割を果たします。 結局,エミリーが追っていた向井博士とは何者だったのか、最後にその正体が明らかになると同時に、3つのエピソードがきれいにまとまります。先に「誘神」を読んでいたので、ああ、これはあそこに繋がるのかなと漠然とわかったので、納得して読んでいきましたが、お話全体の進行がゆっくりしていることもあり、じりじりする人もいるかもしれません。かといって続編を先に読むことをおすすめするかと言えば、やはり順番通りに読んだ方がいいかも、どちらとも言えません。ただ、これを読んだら必ず「誘神」を読むことをおすすめします。ここで提起された問題を、安曇貴史が、作者が、どのような説に導きたかったのか回答が出ています。人類の進化にポイントを置いた話ですが、視点がとてもユニークだと思います。 | ||||
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3つの物語が折り重なって終結にむかって収束する物語。エミリー目線、二海夫婦逃避行目線、ナツ&桂也のおばあちゃんと孫+オカルト目線、筆力があるせいか認知症になったおばあちゃんとか幼稚園児のモノローグに感情移入出来た本は今までに無かったかも? ただし二海夫婦の『あの人』が現われてしまう感覚だけは説明不足というか唯一”納得力”に欠けて素直に設定を受入れにくかった。特に高野和明の『ジェノサイド』や田中啓文の『猿猴』を読んだ後では物足りなさを感じざるを得ない。 | ||||
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帯封に惹かれて手に取ってみました。題材は非常に興味深くスリリングな展開・・期待が高かっただけに、ちょっと残念な展開でした。盛り上がりに欠ける部分もそうですが、時間軸が最後まで分からない・・本来はなにがしかの仕掛けがあっても良さそうですが、それが非常に判りづらい、そんな感じです。 読み終えた後に、何とも言えない中途半端さがどうしても拭えない作品でした。 | ||||
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