(短編集)
甘い復讐
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6作品からなる短編集。相変わらずの破壊力。そして、R-18(と思う)。 主婦の愛人となった男の正体は『甘い復讐』、胸くそヤローの行く末は『永遠とドラゴン』、披露宴での衝撃ビデオ上映とその真相『さくらの結婚』、とある芸者の悲恋語り『ある芸者の証言』、リアルダンジョンゲームの顛末『十階建てのラブストーリー』。そして、著者の近況報告?『余生』。 基本的に著者の作品に爽快さを求めてはいけないが、予想通りのどんより感を味わう。まぁ、バリエーションに富んでいる作品集、とは言えようか。アンダーグラウンドだね。 | ||||
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樋口毅宏氏の作品は余り面白く無い。 誰がどうなってどうなるか解らないです。 | ||||
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僕はさくらの結婚がおもしろかった。視点がコロコロ変わるのに、全く読み手に負担がない。ゲラゲラ笑いながら読みました。僕は勝手に、このさくらを某有名アナウンサー?(今は売れっ子司会者?)に被らせて読んでました。タイトルが甘い復讐ですので、一貫して復讐に関するお話なのですが、最後の「余生」は一体誰に対しての復讐なのかが曖昧だと思いました。おそらく著者の書いた本に文句を言ってくる人間に対してですかね?でも「余生」が一番魅かれるものがありましたね。 | ||||
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本書には、短編6つが収録されている。初出の時期や雑誌がほとんどバラバラであり、作品内容も随分と異なる。 1「甘い復讐」2「永遠とドラゴン」は、鬼畜なアンチャンが主人公で、前者はピカレスク・ロマンの雰囲気で読むことも可能だが、後者は全編これ鬼畜の所業を露悪丸出しで書いており、一番抵抗感を持たれる作品だろう。 3「さくらの結婚」4「ある芸者の証言」は、前者はさくら(新婦)の結婚披露宴を描いたもので、後者はタイトルの通りだが、最初の2作との違いに、著者の意外といっては失礼だが作家としての間口の広さに感心させられる一方で、かくも悪辣なスラプスティック・コメディもないだろうという展開もまた、著者の魅力と再認識もさせられた。 5「十階建てのラブストーリー」は、露悪趣味の著者が実は、偽悪なだけで正しくストーリーテラーなのではと思わせるバランス感覚に優れた作品であり、著者らしいテイストが最もマイルドに味わえる。 6「余生」は、無頼作家の私小説のパロディのようで、多面的にこの著者を俯瞰できる出来。これだけが書き下ろしだが、うまいトメになっている。 ちなみに、初出の順番は、2,3、5,4,1、6です。この通りに並べると、著者がデビュー当時から誇っていたインモラル・ハードバイオレンス・エログロなどが次第に薄れていく形になります。それは、著者の傾向がそうなっているという意味ではなく、発表順に並べると短編集として面白くないんだというだけのことです。 タイトルで「悪意の露出過多」と書きました。悪意には、インモラルや鬼畜など著者の作風を一言で評した部分と、故意にやってるよね「偽悪」「露悪」だよねという私の受け止めを書いた 2つの意味を込めています。 だから、私はこの著者にはデビュー当初から、醒めた受け止めで巧いエンターテイナーとして好意と一定以上の評価を抱いています。一方で、読み始めの高いテンションが最後にグンと伸びることなく、ほぼ常に放物線のように降下してしまう出来には残念でなりません。4や6のようなきれいなサゲを1や2でやってほしいです。 それにしても、この著者のレビューって過去作品をみても、多く本のレビューをしている方が皆無に等しい(でもレビュー件数は多い)というのが面白いです。いくつかの仮説は浮かびますが、蛇足にしかなりませんので、割愛します。 | ||||
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人間のいろんな面を見たような気がする。 綺麗事では済まされない人間のドロドロしたところが主観的に書き表されていて、今まで理屈では理解できなかった人間の感情とか思考が理解できたような気がする。 | ||||
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