「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。

マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。

9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か? 大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。

ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題された4冊のノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。

猟銃を持った殺人犯(黒のキング)が、妻・友貴子(白のクイーン)を人質に我が家に立てこもる。

平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、元不倫相手を見返したい料理研究家…きっかけはほんの些細な秘密だった。

15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。

一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生は、いつしか狂い始めた。

深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れる事だ。

「兄貴は無実だ。あたしが証明してやる!」誕生日と夏休みの初日を明日に控え、胸弾ませていた中学生の渚。

田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。

「デートしてみよっか」――恋をあきらめていた僕に君が言った言葉。

「週に三度、他の男とセックスすることを習慣にして」いる主婦・麻美。

とある屋敷で暮らす美しい姉妹のもとにやってきた「わたくし」が見たのは、対照的な性格の二人の間に起きた数々の陰湿で邪悪な事件。

ええ、はい。あの事件のことでしょ?―幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。

「今日的テーマを扱いつつ、難易度の高いテクニックを駆使し、着地の鮮やかさも一級品である」と『このミステリーがすごい！』大賞選考委員・茶木則雄が絶賛した2011年『このミス』大賞優秀賞受賞作です！　長崎県南児童相談所の元所長らが語る、ある少女をめぐる忌まわし

私には誰にも言えない秘密がある。私の母は―殺人を犯した。

『完璧な母親』著者が放つ慟哭のミステリー 北関東の前林市で平凡な主婦として幸せに暮らしていた水野いづみの生活は、息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって、一変する。

「私の息子は、犯罪者になるに違いない」 1962年、西新宿・十ニ社の花街にある洋館「鸚鵡楼」で殺人事件が発生する。

英国で実際に起きた事件を基に執筆された表題作と、偏見がいかにして悲惨な出来事を招いたかを暴く「火口箱」を収録。

「私は報道されている通り、美人に該当する人間です。

大ヒット『神様の裏の顔』著者が仕掛ける、もう一つのどんでん返しミステリ 人気作家・怜子と若手女優・夏希の誌上対談は、和やかに行われた。

少女漫画 『青い瞳のジャンヌ』 をこよなく愛する”青い六人会”。

やがて150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶』。

女性誌「フレンジー」の人気連載小説「あなたの愛へ」。

1958年の夏。

八年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから十五歳上の男・陣治と暮らし始める。

一本の電話に、月刊グローブ編集部は騒然となった。男女五人を凄絶なリンチの果てに殺した罪で起訴された下田健太。

十年前、洋食屋を営んでいた父親が通り魔に殺されて以来、母親も失踪、それぞれ別の親戚に引き取られ、不遇をかこつ日々を送っていた小林姉妹。

蝶が恋しい。蝶のことだけを考えながら生きていきたい。

彼女はクラスメイトで、聡明で、美人で、僕の恋人で――誘拐犯だった。 「君を世界で一番×してる。

大学生の克己は実習グループの紅一点である亜紀に好意を抱く。

兄の名前は汐崎正義、妹の名前は持田優羽。

一九七四年生まれの二人の「陽子」。

由美子たち四人には、強烈な同級生がいた。正義だけで動く女・範子だ。

女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。

聖母女子高等学院で、一番美しく一番カリスマ性のある女生徒が死んだ。

同日に同じマンションで、二人の独身キャリアウーマンが殺された。

平凡だが幸せな生活を謳歌していた香奈子の日常は、恋人・貴治がある日突然、何者かに殺されたのを契機に狂い始める…。

かつて一世を風靡した美貌の女優・野崎有利子。彼女に魅せられたエリートサラリーマンが、殺人と詐欺の容疑で逮捕された。

猫のまりもさんと出逢ったのは「運命」だった。

小学生の頃のクラスメイトからかかってきた一本の電話。「覚えている?会おうって約束したこと」。

リバーサイドの瀟洒なマンション、「サンクレール」。

ある大雨の夜、冴えない中年男・戸沼暁男が刺殺された。

シリーズ累計130万部突破！ 宝島社大人気ショートショートシリーズの中から おぞましいラストから鬱展開、ドロドロの愛憎劇まで 深～～い闇を抱えたイヤミスの物語だけを集めました！ 妹を排除できてすっきりしたはずが……。

ぼくは何も悪くない。(はずだ) 女好きする顔と口からでまかせで生きてきた中年男ポール。

結婚パーティーの最中、カリスマブロガーの月村珠里亜が倒れ、昏睡状態に。

会わなければ、よかった。知らなければ、よかった。

ぜんぶ、ぜーんぶ「ママ」のせい。 「わたし」は、42歳のシングルマザー。

FBI特別捜査官のヴィクターは、若い女性の事情聴取に取りかかった。

民生委員の千加子は、「レインボーハイツ」とは名ばかりの、くすんだ灰色のマンションをたびたび訪れる。

いま旬の女性ミステリー作家による、「イヤミス」短編を集めたアンソロジー。

ここは万両百貨店外商部。お客様のご用命とあらば、何でも(殺人以外)承るのが外商の仕事。

少女の死をめぐり、食い違う人びとの証言。

今日〈エイプリルフール〉に起きた惨劇は、すべて噓!? 衝撃の結末が待つ、ノンストップ“家(イエ)ミス”×イヤミス！ 　 東京都S区の分譲住宅「畝目４丁目プロジェクト」。

イヤミスここに極まる。まさに唾棄すべき傑作! 鳴かず飛ばずの作家・柏原が十一年前の交通事故で失った一週間の記憶。

第13回小説現代長編新人賞受賞作。 長野の冬は長く厳しい。

――みんな誰かを殺したいほど羨ましい。 美しい少女・蛍が線路に身を投じる。

「さて、同窓会を下記のとおり開催することとなりました。

2006年12月1日、東京で3人の人物が殺され、未解決となっている「12月1日連続殺人事件」。

フリーライターのなっちゃんは、編集者の依頼にいつでも応えられるよう、多くのアイディアをパソコン保存していた。

わたしが人殺しになったのは、この街のせい――。

加害者と被害者は紙一重。

1カ月後にプロポーズを計画していたぼくの前から、愛するレイラは忽然と消えた―。

「このクラスには『いじめ』がありました。

その女を、入れてはいけない。入れれば最後、家はたちまち食い尽くされる。

想定外のラスト!人気作家が仕掛けた「完璧な小説」とは――? 人気作家・柊木逸歌の監禁容疑で捕まった月村荘一は柊木の高校時代の友人であった。

畳は腐り梁は限界、崩れ落ちそうな巨大な襤褸屋敷ー姑の世話をするため、文子は単身赴任の夫と離れ、娘と姑の３人でこの家に暮らし始めた。

私は、自分が生き残るために両親と姉を殺しました。

親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。

死ぬべきだ。いや、死ぬしかない。

高校生の一人息子の失踪にはじまり、佐知子の周囲で次々と不幸が起こる。愛人の事故死、別れた夫・雄一郎の娘の自殺。