元刑事のショーンに保安部が依頼したのは、IRAの大物テロリストにしてショーンの旧友であるダーモットの捜索だった。

第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作! 戦慄のノワールサスペンス 26歳の守は生活保護受給者のもとを回るケースワーカー。

埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム……。

いい気味だ…… 予測不能の展開、予想外の読後感。

黒い噂で業界から見放され、長年在籍したプロダクションを退所しようとしている俳優。

本格警察小説の人気シリーズ 最終巻にして最高傑作誕生！ 県内最大の旭中央署は、六年前の夏祭りに発生した少女行方不明事案を抱えていた。

大好評『女副署長』シリーズの著者が活写する、逆境をはね返す警官たちの熱き魂。

洞察力に優れるが、やる気はゼロ。無責任で、捜査中でも定時で帰りたがる。

京都鷹ヶ峰にある幕府直轄の薬草園で働く元岡真葛。ある日、紅葉を楽しんでいると侍同士の諍いが耳に入ってきた。

聖武天皇の御世、後宮で働くべく阿波国から上京してきた若子。

平安期、紀伊から流れ着いて京に住む綾児(あやこ)は、表向きは巫女を名乗りつつ、内実は色を売って暮らしていた。

あの山は命の輝きを永遠に宿し続けるいのちの山―― 江戸後期、弘化年間。

比叡山の麓に建つ豪奢な比丘尼御所。

時は7世紀。

大宰府が朝廷に贋物を献上!? 都から配流中の道真は、疑惑を晴らす秘策を……。 左遷暮らしをユーモラスに描く歴史小説。

「源氏物語」に隠された、或る夜の出来事。

平凡な専業主婦・清海。

退屈な日常から抜け出したいと思いながら毎日を過ごすシニカル男子・野々村。

彼氏にフラれた私・三浦加奈は、死のうと決意して屋上へ向かう。

５２ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。

町田そのこ 2021年本屋大賞受賞後第1作目は、すれ違う母と娘の物語。 小学1年の時の夏休み、母と二人で旅をした。

築21年の三階建て一軒家を購入し、一階部分を店舗用に改築。

本屋大賞ノミネート作、待望の文庫化！ 宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。

地方都市の寂れた町にある葬儀社「芥子実庵」。

小学生のとき、担任の先生と町の外からやって来た男が駆け落ちしたのを忘れられない主婦。

北九州市の高蔵山で一部が白骨化した遺体が発見された。

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。

北海道トムラウシの山村留学から福井に帰ってきた宮下家。当時、子供たちの妄想犬だった白い柴犬ワンさぶ子が家族の一員に。

リストラされた父親が失踪。14歳の次男は陸上部をやめ、17歳の長女は優等生をやめ、27歳の長男は家計のために肉体労働。

怪しげな健康食品販売会社に心ならずも就職した元フリーターの加藤は、路地裏のおんぼろビルの前に立つと呆然として見上げた。

懐かしい風景とおいしい料理がここに。「想い出」を巡る旅×グルメ小説集! 15年ぶりに再会した友人と訪れた京都。

とある若者の間で流行する奇病、異形性変異症候群にかかり、一夜にしておぞましい芋虫に変貌した息子優一。

第9回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞準優秀作。

ロサンゼルスに住む黒人青年アイゼイアは‶ＩＱ〟と呼ばれる探偵だ。

クラブDJの失踪を調べてほしいと依頼された探偵IQ。

名声のために罪を犯した過去を恥じ、今は猟師として各地を旅する「私」。ある日、訪れた村で奇妙な警告を受ける。

33か国以上で刊行の話題作 ドイツの2017年総合No.1ベストセラー 19世紀半ば：人工巣箱による養蜂が始まる。

階段の下で息絶えた男。男の愛人だった鶴野圭子は、この殺人によって全てを捨てて逃げることを決めた。

美しい男妾に心奪われた〝鬼の子孫″八瀬の娘 戦国の世で、年に一度の乱交を待ち望む少女 女と花の香りに眩む、六角堂の修行僧 陰陽師と妻に過去の罪を隠す、水守の当主 ――京都×時代×情欲。

スティーヴン・キング強力推薦! 少年時代の美しい思い出と、そこに隠された忌まわしい秘密。

野球賭博絡みのトラブルで失踪した父親から少年に葉書が届く。「野球をやってるか」。

“わたしたちは仲間です”―十四歳のある日、同級生からの苛めに耐える“僕”は、差出人不明の手紙を受け取る。

おかっぱ頭のやんちゃ娘ヘガティーと、絵が得意でやせっぽちの麦くん。

十七歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくためにカード犯罪の出し子というシノギに手を染める。

【ネビュラ賞受賞】 人類のバイオテクノロジーの発達は新たな人間を創造するに至った。

ある時は辺境惑星の一介の中尉、ある時は極秘任務に就いた傭兵艦隊の提督――二重生活を送るマイルズは、隠密作戦を成功させたが敵に追われ、艦隊を引き連れて地球まで逃げてきた。

傭兵艦隊提督マイルズが回想する冒険の数々。機知と勇気だけを頼りに戦いを挑むマイルズの本領が発揮される。

苦難のあげく士官学校を卒業し、初任務に胸高鳴らす新人少尉マイルズ。配属希望は、言わずもがな宇宙艦隊だ。

ベータ星の女性艦長コーデリアは新発見の星を上陸探査中、見知らぬ敵に襲われる。彼女を捕えた男はヴォルコシガンと名乗った。

敵星セタガンダ帝国の皇太后が急逝し、マイルズがバラヤー代表として派遣された。

マイルズの留守に乗じて傭兵艦隊に潜入した、彼そっくりの偽物―クローンのマーク。

特命作戦の遂行中、マイルズは低温蘇生の後遺症による発作を起こし、救出すべき捕虜を死なせかけてしまう。

マイルズは途方に暮れていた。

コマールで軍務についていたマイルズの従兄弟イワン・ヴォルパトリル大尉のもとを、機密保安庁職員が訪れた。

聖王の第三王子が死んだ。手篭めにしようとした侍女に殺されたらしい。

ペンリック１９歳、婚約者を迎えに行く途中、病で倒れている老女の最後を看取ったのが、すべての始まりだった。

地の民の娘フォーンと湖の民の警邏隊員ダグ。悪鬼との戦いがきっかけで出会い固く結ばれたふたり。

出自の違いを超えて結ばれたフォーンとダグ。

地の民を治療する医術の匠を目指すことにしたダグは、“新月湖”駐留地に基礎継ぎの匠がいるとの噂を聞いたフォーンに勧められ、教えを乞おうと決意する。

「私たちはどうしようもなく、別々の体を生きている」 夫婦。血を分けた子を持ち、同じ墓に入る二人の他人。

【国際スリラー作家協会賞&バリー賞 新人賞2冠に輝く新シリーズ開幕! 】 自殺した元部下の家から40万ドルもの大金とプラスチック爆薬が見つかった。

時が過ぎ、処が変わっても、今もここに居る怨念! 宮城の拝み屋に持ち込まれた戦慄の実話集! 東北でリアルに拝み屋を生業としている郷内心瞳が、自らの体験も含めた怪異の数々をしたためた一冊。

都内で起こった幽霊騒動。

目覚めた怪異が襲い掛かる! 発表できなかったワケあり、曰くつき怪談一挙掲載! 加持祈祷、悪霊祓いなどを請け負う「拝み屋」郷内心瞳の元には様々な怪異が集まる。

加持祈祷、悪霊払いなどを請け負う「拝み屋」郷内心瞳。

人気シリーズ最終章 最凶最悪の怨霊が拝み屋を襲う！ どくどくと脈を搏つ臓物の緩慢な動きが、皮膚にはっきりと伝わりーー「あの世のはらわた」より 東北の拝み屋・郷内心瞳の大人気シリーズ〈拝み屋備忘録〉 10作目にして圧巻の最終章。

さようなら。ありがとう。

冬の朝の学生寮で、少女が死体で発見された。白い雪に覆われた地面には足跡がなく、警察は自殺として処理する。

侍女のオブフレッドは、司令官の子供を産むために支給された道具にすぎなかった。

遺伝子操作で新しい生物が次々に作られ、食べ物は合成物ばかり。人々は巨大企業とエリートたちに支配されている。

世界のベストセラー作家が、シェイクスピアの名作を語りなおすシリーズ第一弾。

クローンの体で蘇った6人が最初に目にしたのは、自分たちの他殺体だった――2500人分の冷凍睡眠者と人格データを載せた恒星間移民船で、唯一目覚めていた乗組員6人が全員死亡。

「見ざる、聞かざる、言わざる」になぞらえ猟奇殺人を繰り返した“四猿"が忽然と姿をくらましてから4カ月――シカゴを震撼させる新たな事件が発生した。

シカゴの街を震撼させる連続殺人鬼〈四猿〉と、事件を追う刑事ポーター。

警視庁公安部に「ウラ」と呼ばれる男たちがいる。ロシア情報機関員にハメられ、搦めとられた自衛隊のエリート。

2010年最高のノンフィクション どこで誰が間違えたんだ! 警察のトップが撃たれた――前代未聞の事件は未解決のままついに時効を迎えた。

警察組織に紛れ込んだ「潜入者」の罠にかかり、公安を追われた元エース。

「警察首脳部は狙撃犯を知っているはずだ!」 特捜本部に渦巻く不信と怒り。

さゆきは中学1年生。近所に住むいとこの真ちゃんが、小さい頃から大好きだった。

中学3年になったさゆきは、高校受験をひかえ揺れていた。

真夜中の屋根のぼりは、陽子・リン姉弟のとっておきの秘密の遊びだった。不登校の陽子と誰にでも優しいリン。

中1の奈緒がピアノを教わっている絹子先生の元に、フランスからサティのおじさんがやってきた。

あの日、あんなことをしなければ…。心ならずも親友を裏切ってしまった中学生さくら。

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。

前へ七歩進んで、後ろに五歩さがる。くるりとターンして、カニ歩きで右に三歩。

「私は、“永遠”という響きにめっぽう弱い子供だった。」誕生日会をめぐる小さな事件。

柏原野々は天然石を売る店で働く25歳の独身女性。厳格な父の教育に嫌気がさし、成人を機に家を飛び出していた。

釜ヶ崎のドヤ街に暮らす僕に、奇妙な依頼が舞いこんだ。金持ちの奥さんの話を小説に書けば、三百万円もらえるというのだ。

中学2年生の柊也は、クラスメイトの翼に誘われて渋々行った中華街で無銭飲食の罪を着せられてしまう。

中学校にはいろいろな生徒がいる。

ひとがなんと言おうと、わたしはそれを我慢しない。日常の小さな抵抗の物語。

十七世紀、空前のチューリップ・バブルに沸くオランダ。

狛江市の、とあるマンションの一室で姉妹が惨殺される痛ましい事件があった。

数字を一つ思い浮かべろ。その奇妙な封書にはそう記されていた。

死んだっていい。 君と出会う前は、そう思っていた――。

二〇三八年、急激な温暖化で海面が上昇し、沿岸都市が水没。

預けたいものがある、という電話の二日後に不審死を遂げた恩師。

“ｉｆの歴史”-あり得たかもしれない歴史を研究するゼミ「有賀研」に進級した南武大学三年の坂堂雄基。