旅の終わりに
- ロードノベル (31)
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映画を観てとても良かったので、小説も読みたくなり購入しました。 原作と映画ではだいぶ違う部分がありますが、それはそれでまた別の物語を読んでいるようにも思え、楽しめました。 | ||||
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数年前に読んだのですが、この本の話が出て、読んでない人もいて読んでみようということになって、その時の話を書きます。「認知症の夫を持つ妻、癌で治療中の夫の妻、癌でなくなった夫の妻、癌を治療した妻、認知症が進み亡くなった妻の後を追うように亡くなった夫、家族や友人や知人です。夫婦ではなくても、うちの恒例の母も認知症。同世代の人が集まれば他人事という人はいません。日本ではこの本のように、実際の旅と人生が同時に終わる、悲劇でない終わり方をあまり知りません。読んでいて旅の途中ではやたら共感するけれど、終わり方はどんなんだろうとも思う。でも、自分は自分のやり方で終わりを明るくしたいという気持ちになるのは確かです。」 | ||||
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この価格でこの品質は素晴らしい 拍手です ありがとうございました また利用させて頂きます | ||||
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それぞれに病を抱えた、高齢夫婦。片や身体、片や精神。 しかし、というか、だから、なのか、それぞれに補い合って驚くようなドライブ旅行をする物語。 妻の冷静さ、明るさ、柔軟性、他人への共感性に惚れ惚れとし、夫の姿にペーソスとユーモアと。 この先どうなるんだろうと本から目が離せません。 日本でいえば「道行」のような話が、アメリカだとキャンピングカーでの大陸横断になるんだなあと思った次第。 | ||||
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すばらしい愛の旅路です。団塊世代のご夫婦におすすめ。 家族旅行の思い出いっぱいのルート66を夫婦でたどる最後の旅。 記憶が時々途切れるアルツハイマーの夫が運転する、思い出の詰まった古いキャンピングカーでアメリカ大陸を横断する旅。 頭は大丈夫だが、歩くこともままならないほど弱っている、末期ガンの妻が語る旅路の物語。 娘と息子(44歳)の心配をよそに、家族の人生を振り返りながら走るドライブ旅行記。 ルート66は今や、ところどころ旧道となってしまい、観光道路333に変わっていたり、ふつうのハイウェイ40号線になっていたりしていて、ピンク色の舗装路の昔のルート66ではない。「旧道は塗り込められて、いまは上を15号線が通っている」ようなありさまです。 それでも、目的地ディズニーランドを目指す老夫婦。夫の「ジョンはたぶん、運転さえしていれば幸せ。実を言うと、わたしだって似たようなもの」と、ナビをする妻も幸せなドライブ旅行です。うらやましい旅路です。 旅の途中でどんなに体がつらくなっても、妻はありふれた家庭用鎮痛剤の錠剤をひたすら飲みながら、なつかしい思い出にひたるだけでじゅうぶん幸せです。昔、息子と一緒にテレビの人気クイズ番組を観ていたときを思い出している妻。この素敵な夢のなかで、主演の質問者の「質問」だけが昔と変わっているようです。 「地獄でディズニーランドへ行くと会えるのは、だれでしょう?」 地獄や天国にもディズニーランドはあるんですね。 妻エラは、からだは弱ってぼろぼろですが、頭だけはしっかりしたものです。地獄が分かるんですから。 夫ジョンは、頭が半分、天国へ行ってしまっているようです。 「これより今日を忘れて / 過去と未来と / 夢の世界へ」 という言葉がかかげられている橋の下をくぐって、青い電動カートに乗ってディズニーランドの園内に入る老夫婦。 これより、病に苦しむ今日を忘れて ルート66の楽しかった家族旅行の過去と 死という未来と ディズニーランドの夢の世界へ、ようこそ 「そうよ。もしかしたらディズニーランドが、天国なのかもしれない」(246頁) と、頭は大丈夫だけど薬の飲みすぎな妻はそう確信します。 古き良き時代のアメリカを生きて、今はただ過去をなつかしむアメリカの老夫婦がリアルになまなましく描かれています。ディズニーランドの夢の世界は、子どもたちだけでなく、老夫婦にとっても夢の世界なんですね。子どものように、この作品に不思議に素直に感動しました。 著者のマイケル・ザドゥリアンは1957年生まれ。2018年の今年は、60歳か59歳。 この作品に老夫婦のモデルがいるのかどうかは知りませんが、本当に涙が出てくるほどリアルに書けている作品だと思いました。 団塊の世代の読者の一人として、映画のほうもぜひ観てみたいと思います。 この本の帯で写真入りで紹介されている映画では、目的地はヘミングウェイの家であり、たどる道路はルート1号線に置き換えられてはいますが、老夫婦の愛がきっと素敵に描かれていることでしょう。 | ||||
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