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イタリアは降伏、ベルリンも陥落した第二次大戦末期、孤立無援の日本では、米軍による本土空襲が激化し、戦局は絶望への道を辿る一方だった。
S市郊外のトンネルを抜けると蜃気楼のような街が眼の前に広がる。私はかつての師・市来を捜すためにこの街へやってきた。
荒野に炸裂する銃弾の嵐!故郷を追われ、愛する人までも奪われた青年・与志は怒りに燃え、復讐劇を開始する―。
一本の線だけで結ばれている、宙に浮かんだような若者たち。深夜のパソコン通信に嵌まる小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。
内田家の墓前に供えられた不審な花。浅見光彦は軽井沢のセンセに、隣の墓から移されたと推理を披露した。
“荒らぶる神”を体内に宿した希代の殺人鬼・八千草飛鳥は、瀬田麗子とともに古都・奈良へ舞い戻り、そこで謎の老神主・大井出才蔵と遭遇する。
戦乱の世は関ヶ原に終わり、最後の雌雄を決する気運が大坂城を取り巻くころ、なお天下に志をたぎらせんとする男たちがいた―。
一冊のミステリを手に“深夜の散歩”に出かける。おかげで翌朝は寝不足でたいへんだ。
ベトナム戦争以降、米国が極秘に開発を進めていた恐るべき生物兵器―『ナイトメア90』と名付けられたその薬は、大脳を刺激し人間が眠らせている遺伝子情報を活性化させるというものだ。
ある日、226年も島を彷徨っている少女の魂に出逢った少年は、彼女に恋をした。
ただ一人の親族である伯父が死の床についている。今を逃したら亡き父のことは二度と聞けない。
ヤン・ウェンリーの監視役・レンネンカンプ上級大将が同盟軍の不穏分子に拉致され自害した事件の責任を問うため、皇帝ラインハルトは同盟領ハイネセンへの出兵を決定した。
いつもまずいときにまずい場所に居合わせ、金にならない厄介な事件ばかりを抱え込んでしまう私立探偵のシックススミス。
窮屈なしきたりなんて、まっぴら―わたしは女ひとり、タイピング・サーヴィス業で身を立てることにした。
戦中の暗黒時代をくぐり抜けたミステリの庭に、色とりどりの花が咲いた46年から12年間に発表された作品より、本間田麻誉「猿神の贄」をはじめ、大坪砂男、城昌幸らの12篇を収録したアンソロジー。
詐欺、盗み、謀略…あらゆる争いごとが持ち込まれる公事宿・鯉屋の男が見た世俗のありさまとは。
主人公の小川は、平凡な生活を送っている自動車修理工場のオーナーである。二人の修理工を使い、腕がいいと評判だった。
栃木県宇都宮市郊外で起きた現金強奪事件。それはショベルカーで壁をぶち破り金庫ごと奪いとるという荒っぽい手口の犯行だった。
二階堂日美子の兄・柏木陽一は柏市の鶴来総合病院の院長だが、その彼のもとへ伴東製薬の社長・伴東明が訪れ、熱海の別荘で暮らしている老母・鹿毛の様子を診てほしいと頼んだ。
舞台は『マクベス』第三幕第三場、バンクォー暗殺の場面にさしかかっていた。刺客の凶刃に倒れるバンクォー。
テロリストの脅迫に日本政府、非情の決断―!!爆発物を積載した超大型ヘリコプターが、“天空の蜂”と名乗る男に強奪された。
狩野俊介が通う中学の担任教師・松永麗子が石神探偵事務所を訪れた。兄の死の真相を調べてほしいというのだ。
それは、眩暈の夕焼けから始まった…。臨床犯罪学者・火村英生が、2年前の未解決事件調査を開始したとたん、新たなる殺人が―。
T芸能に所属する人気女優・桂アヤが「青い蛇」を名乗るグループに誘拐され、まんまと一億円を奪取された!犯人からの指示で西伊豆に向かったT芸能社長・五十嵐は、捜査陣に内密に犯人と接触し、無事アヤを釈放させるのに成功した。
網走から知床を廻って阿寒湖まで旅行をして写真を撮ってきてほしい―女子大生の牧野由美と平田みどりは、売れっ子シナリオ・ライター有末吾郎の新作ドラマのための取材を代行することになった。
死人のように青ざめた顔をした、その歴史ある街は、その日、死装束のような濃い霧に包まれていた―表題作の「閉じ箱」をはじめ、プロ作家としてデビュー後、初の短編である「陥穽」、不思議な少年の世界を描いた「けむりは血の色」、代表作の「恐怖」、その他、「実験」、「跫
「私を誘拐してください」美しい人妻は、そう呟いて便利屋の手をにぎった。夫の愛を確かめるための“狂言誘拐”だというのだ。
中国・上海の人魚観劇場(マーメイドホール)を訪れた金田一と美雪は、呪われた「魚人伝説」そのままの、悪夢のような殺人事件にまきこまれた。
群馬・月夜野町で、東京からの客を乗せたタクシーの運転手が殴殺されて見つかった。車内から発見されたテープには犯人の声。
自分をゆすっている男に金を渡して―わたしを訪ねてきた美女は訴えた。が、彼女は何も事情を話さない。
探偵小説芸術論を提唱して、探偵小説は、謎・論理的思索・謎の解決の三条件を具備しなければならず、その形式が完備しているほどすぐれた探偵小説であり、芸術小説である、と主張した著者の成果を示す長・短編の秀作を収録。
法廷劇の傑作として読みつがれている名作「検察側の証人」、オカルト現象をあつかった「アーサー・カーマイケル卿の奇怪な事件」、人の運命のおもしろさを描いた「リスターデール卿の謎」、「ジェーンの就職」の4編を収録。
「裏窓遊び」と名づけて高層アパートから双眼鏡で覗きを愉しんでいた孤独なハイミスの電話交換手が何者かに殺された!彼女は何を見て殺されたのか?自ら最悪の人生の結末を招いてしまった女の運命の皮肉と驚愕の真相を浮き彫りにする「残酷な視界」をはじめ、病原体にまつわる
ラーメンの屋台を引いている山瀬組の元組長に、一人の少女が救いを求めた。
伝説の山瀬組の元幹部たちが三十余年ぶりに再会した。たった7人で全国組織の大暴力団に戦いを挑む。
金倉亜紀、17歳の高校二年生。学校の帰りに川沿いの土手で、幼ななじみの男の子と、生まれて初めてキスをしてしまった…。
ファッション・モデルの滝田加代子の死体を詰めた木箱がアトリエに届けられたのが惨劇の第一ページであった。奇々怪々。
平安京はマジカル・ゾーン。悪鬼妖魔何するものぞ!都の闇に巣食う魑魅魍魎に挑む若き陰陽博士・安倍晴明と、貴公子・源博雅。
天才的記憶力を武器に次々と問題作を発表する犯罪ノンフィクション作家キンリーにもたらされたのは故郷の親友である保安官変死の報。
自分がどんなふうに変わっていくか、そしてどこに辿り着くのか、それは誰にとっても、時が証すとしかいいようのないことなのであろう。
前副大統領の卑劣な攻撃、既得権を奪われたマスコミ・財界の反感、ついにライアンの家族の命までが危険にさらされた。
元・警視庁警部補の実力派作家が初めて描く、ベールに包まれた「警察庁公安部」の実態。
姓は「覆面」、名は「作家」―本名・新妻千秋。天国的な美貌を持つ弱冠19歳の新人がミステリ界にデビューした。
悪魔メムノックはレスタトに、神と戦う自分を助けてほしいと懇願した。
麻薬密売人ロジャーに魅せられ、ヴァンパイア・レスタトは彼を獲物に選んだ。
頭がよくてちょっと生意気な雄猫フランシスは、頼りにならない飼い主のグスタフとともに古ぼけたアパートに引っ越してきた。
10年後の今も精神病院の厳重警戒病棟に収容されているエアロン・スタンプラーに、面会に行くヴェイル。
放火事件には不審な点が多く、リンリーはフレミングが殺害されたと確信して捜査を続ける。
雪まつりと知床流氷観光のバスツアーに参加した志垣警部と和久井刑事は同じバスで回っていた人気テレビ司会者の妻が流氷観光船から氷の海に転落して死亡する事故に遭遇。
写真を趣味とする人気女優の鮎川麻貴は、ある日、妹の亜貴をモデル役として日光の東照宮へ撮影に出かけたが、その撮影を終えた直後に、妹は鋼鉄の矢で目を射貫かれて殺された!調べると、麻貴と亜貴の姉妹は、事件前にたがいの服を交換していた不思議な事実が浮上。
私立探偵・朝岡彩子は奇怪な事件に巻き込まれた。彩子の住むマンションの屋上から男が墜落。
およそ弁護士のイメージとはほど遠いすりきれたワイシャツ、手垢で黒光りした寝巻の紐のようなネクタイ、二十年以上にもなろうかという着古したヨレヨレの背広、塗りの剥げたステッキ―これが法廷荒らしの異名をもつ弁護士猪狩文助の昨日までの姿だ。
萩の花咲き誇る奈良・白毫寺で女流将棋名人御影真理子が誘拐され、五千万円を要求する女の声の電話が。
世界的な大ベストセラー『聖なる予言』の続編『第十の予言』の中から、著者のJ・レッドフィールド自らが、「第十の知恵」のエッセンスを抽出して書き下ろしたファン待望のポケット・ガイド。
幼い息子を海で亡くした監察医の安藤は、謎の死を遂げた友人・高山の解剖を担当し、冠動脈から正体不明の肉腫を発見した。
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