大統領令嬢と帝国皇太子の御成婚!といっても、東北のミニ観光独立国でのお話。

はじめまして。あたしの名はシルビア、勤め先は吉原のソープランド、〈仮面舞踏会〉。

華道・東流の小川麻衣子が毒殺された!京流の久条麗子とともに、華道界をになうホープだった彼女こそ、名探偵・キャサリンが華道を習うはずの人であった。

裏帳簿を盗まれた酒場の店主と、女房殺害の嫌疑をかけられたセールスマン。彼らを窮境から救うべくスカダーは調査にのりだした。

カナダ沿岸部の美しい村を舞台に、殺人事件の裏に潜む人間の愛と哀しみを繊細な筆致で浮彫りにする逸品!アメリカ探偵作家クラブ最優秀長篇賞受賞作。

女子大生の亜由美とダックスフントのドン・ファンは、素人探偵コンビ。いつしか事件にまきこまれる。

集中豪雨がもたらした土砂崩れで、列車は駅と駅とのド真中で完全にストップ。

俺の名前は、キッスのシロー。ギャルとギャングが入り乱れる悪人海岸で探偵稼業。

松下研三が古道具屋の店先であぶらを売っている時だった。

ヴァージニア州の平和な田舎町シャーロッツヴィルは人種暴動で一触即発の危機をはらんでいた。黒人運動の指導者が殺されたのだ。

物見の塔、無窮の滝、版画画廊、球形住宅…天才画家エッシャーの描き出した超建築の街カストロバルバの不可解な連続殺人、幻想の都市を訪れた夢探偵万治陀羅男はこの白日夢的世界に事件の謎を追うが。

渥美半島の突端にある伊良湖岬に切断された手首が漂着した。

蘭を愛する美食家で巨漢の探偵ネロ・ウルフの許へ、富豪の未亡人が訪れた。

中年の会計士、ジュリアンは浮気中。興味本位に跡をつけた少年は密会の部屋で殺人が起きたことを知る。

毎日が退屈で死にそうになっている団地の主婦政子が、高校以来の友人並子に再会したのは団地の公園だった。

半七捕物帳は、著者綺堂が、江戸末期の切絵図をはじめ、古今東西にわたる広汎な資料を渉猟する中から生まれた。

フランス国籍を持ち、パリに住まう邦人私立探偵、鈴切信吾。

名探偵エルキュール・ポワロは実在し、名作『オリエント急行の殺人』事件は、それが書かれる前年の1933年、南インドで実際に起こった事件だった!45年後の1978年、作家・高田晨一はインド政府の招待旅行で、老人のポワロと出会う。

失踪人捜査に限っていえば、一匹狼の私立探偵より大きな探偵社を使うほうがはるかにいい。

『ハンガリア狂詩曲』にのって華麗に踊る、チエカは浅草パリ座のストリッパー。ある日、妹分のマドカが何者かにレイプされた。

深夜、バイクにはねられた1人の紳士がいた。彼の名は神津恭介、あの名探偵だった。

安楽椅子探偵の決定版。退職した名刑事のもとに持ちこまれる難事件の数々…。

昭和7年、横浜真金町遊廓で起きた連続殺人事件。

本当はこの事件に首をつっこみたくなかった。株券偽造の疑いをかけられたおばは昔わたしの母に冷酷な仕打ちをした張本人なのだ。

依頼人の女は真夜中に連絡してきた。短い電話だった。

被害者捜し、探偵捜し、と一作ごとに新機軸を出して読者を魅了した才媛パット・マガーの長編代表作。

嵐の軽井沢を舞台に国際謀略の渦中に挑む若き探偵!佐久間公の本業は失踪人探し。

東京から特急で2時間ほどの山中に山科警部の親威がオープンしたばかりのペンションに幽霊が出没、客足もすっかり途絶えているという。

台東区西浅草にできた28階建てのホテル“ハイライズ下町”が華ばなしくオープンして10日目―。

大阪で私立探偵を開業する元刑事が、久々の上客にありついた。若い未亡人に同行して佐世保へ行ってほしいとの依頼。

日比谷の会社に勤める木村敏夫に一通の手紙が届いた。

真杉伸子は小学校の同窓会で、かって彼女を思慕していた宮田治夫に久しぶりに会った。

憂鬱な月曜日の午後のこと、年の頃18、9歳の別嬪が私の探偵事務所を訪れてきた。

内なる妄念に突き動かされ次々と若い女を惨殺する孤独な殺人者。“詩人”と呼ばれるその男はいつでも彼の最愛の女性を殺すのだ。

ロンドン近郊の閑静な村で殺人事件が発生。頑固で旧弊な治安判事が、牧師館の書斎で射殺死体となって発見されたのだ。

刑事だった妹はなぜ殺されたのか?上院に勤める兄は帰郷して真相を追う。

排水溝へ身を乗りだした男はあまりに無惨な光景を見て絶句した。

デトロイトの街の喧噪を耳に、ぼんやり時を過す私立探偵エイモス・ウォーカーに、久々に仕事が舞い込んだ。

旧家の娘で、麻布のお嬢さま学校・聖純女子大3年の美沙緒ちゃんが「女子大探偵局」を開業。

三流大学卒業見込みのおれ。

仮装パーティの最中、シャーロック・ホームズの扮装をした男が殺された!犯人は誰?被害者は?殺害の動機は?平凡な田舎教師だった新進の女流ミステリ作家ジェシカ・フレッチャーが、痛快な名探偵ぶりを発揮する。

刑事あがりの私立探偵・一条精四郎の許へ奇妙な秘書志願が舞い込んだ。

「裸の女の人が走っていた!」という5歳の男の子の発言が、謎の殺人事件の解決の糸口になろうとは―。ラブ・ホテルの一室。

ある雨降りの晩、海にむかって走る赤い路面電車の車中には、その街に住む売れない探偵小説作家の「私」が乗っていた。

私、鈴本芳子、20歳。

名探偵日美子危うし!新婚旅行先のホテルの密室で新婦が夫を殺害した。

TVドラマの撮影中、作り物のはずのダイナマイトが爆発、主演の美人女優が再起不能の重傷を負った。

「この反物に“殺される”と書いてある!ダイイング・メッセージじゃないかしら」。

〈小さな灰色の脳細胞〉を駆使して難事件を解決するベルギー人名探偵エルキュール=ポワロ。

探偵テイマー教授の名推理ふたたび―謎解きはギリシャで!テムズ河、そして紺碧のイオニア海で相続人達を次々に見舞う“事故”の真相とは? デビュー作『かくてアドニスは殺された』で好評を得た著者が満を持して贈る第2作。

青年カメラマンと熟年教師の探偵コンビが挑む数々の謎。

1962年、独立後まもないコンゴは、国内の紛争に大国の思惑がからみ、一触即発の不隠な空気に包まれていた。

父が殺される―往年の名映画監督大江の娘乃里子がくるみに助けを求めて来た。

多国籍企業のスペイン代表者が何者かに殺された。そして同社の監査役が行方不明に。

薄明の小樽港に女の漂流死体が……。被害者高島勝子は、小樽の旧家小山内家の出で、クラブを経営する“女傑”だった。

美貌のヴァイオリニスト千恵子の父・本沢は、M―商事の平凡なサラリーマンだった。

汐見は独身の29歳、Nスイミング・クラブの指導員だ。

本番中にアイドル歌手が爆死! 名探偵・タモリ登場!

ご存じ、半七老人が語る捕物談傑作集。

穀物会社に勤めていた元ホッケー選手ブーム・ブーワはわたしのいとこだった。

女子大生エリコの愛の眼は探偵。単なる好奇心? 三角関係? 美しい母と娘の前に現れたひとりの男。

肉体は衰え、仕事は退屈、恋人には逃げられる…中年の危機に直面していた私立探偵モウゼズ・ワインを救ったのは、ハイテク産業の中心シリコン・ヴァレーからの電話だった。

俊英の異色サスペンス―冴えるエンディング! 独身の美人教師をめぐる危険な三角関係。

憧れの課長から昼食に誘われ、「我が社のために重要書類を届けてくれ」と指示された新米女子社員の恭子。

しかし、ハメットこそは唯一無二の存在である。

名探偵にして銀ぶちめがねの極楽とんぼ伊集院大介が、奇妙な行動をとり始めた。

諸君はアッシャー家の崩壊を見いだすだろう―予告の電話は真実を告げていた。

根津峰子―20歳代後半、根津一族の跡取り娘で、お金も、教養も、おまけに色気までたっぷり備えた魅力的な彼女が、実は大泥棒。

世界最大の古書街、東京神田に登場した名探偵は古本屋の主人。

厚子の親友・美加ちゃんが、幼稚園から飛び出し、バスに轢かれて死んだ！　みんなは、男の子が美加ちゃんをいじめたからだというけれど、あっちゃん（厚子）は納得できない。

南の島へ行くといって家族や知人のもとから姿を消して一年後、カタルーニア屈指の事業家が無惨な刺殺体となって発見された。

十一月になると、ここ西部にも万物が凍てつく冬の足音が聞こえてくる。

エヌ博士の研究室を襲った強盗。金のもうかる薬を盗んだのはよかったけれど…。

不可解な心中事件から始まった連続殺人の謎に挑む、名探偵・南条圭の推理。

私立探偵が夢みた成功報酬3千万はいったい誰の手に？妻は会社を経営する夫の素行調査を探偵社に依頼した。

可愛い名探偵・永井夕子は、なんと殺された女の子の霊をブラウン管に呼び出した！　そして「ワタシヲコロシタノハ……」と“霊魂”は語りだす──。

ペア探偵、織田貞夫(おださだお)・土佐美郷(とさみさと)、大男と小女の愉快な山本山コンビが、死体なき殺人事件に挑む。

料金は一日百二十五ドルと必要経費。

著者の得意とする精神分析を巧みに取り入れ、新しい型の名探偵像を創造した大心地先生譚は、海外探偵小説ファンにも新鮮な驚きを与えるだろう。

話半ばで目を閉じ、眠ってしまったかに見える父だが、油断はできない。

お人好しだが低血圧で引っ込み思案で頼りない女子大生の長女・綾子。男っぽい気性で頑張り屋の高校生の次女・夕里子。

夏の高原で開催される名門女子高の林間学校。

ぼくたちの母さんは一か月前から行方不明。父さんが母さんを殺したんだという噂がたち、妹のアッコは学校でいじめられている。

ニューヨークはまるで妖怪のような都市だ。ここでは何が起きても不思議ではない。

わたしは口腔外科医のアダムズ。ドクと呼んでもらおう。

長身で二枚目、行動は些か心許ないが、虫や雲を撮ることにかけては右に出る者のない実力派カメラマン、亜愛一郎。

俺は私立探偵だ。名前を早乙女ボンド之介という。

友達のキャロリンの愛猫がさらわれた。身代金はなんと25万ドル!?あるいはモンドリアンの名画だという。

京都、本廟寺。親鸞聖人直系で厖大な信徒数をほこるこの名刹で、時期教王の座をめぐる骨肉の争いがおこっていた。

東京から特急で2時間ほどの山中に山科警部の親威がオープンしたばかりのペンションに幽霊が出没、客足もすっかり途絶えているという。

ただ一人の富豪が所有する、この世に一台きりのタイムマシンが世界を変えてしまった。

取材で訪ねた秘境・鬼家荘（くがのしょう）。

長年の趣味が昂じてジグソーパズル連盟の日本支部長を務めるまでになった興津華子。

私立探偵・土屋の初恋の女・波津美が京都で失踪した。波津美は京都で、土屋の学生時代の友人で会社社長の大隈と結婚していた。

高名な科学者エイモリー卿の邸宅の金庫から極秘書類が盗まれた。

「世界はぼくたちのものさ！」大志を抱き、五年後の再会と築いた富の分有を約して、世界に旅立った六人の青年たち。

20のまったくちがった顔を持ち、変装の名人で、「二十面相」と呼ばれるふしぎな盗賊が、国立博物館の美術品を盗むと予告してきた。

鮎川 哲也（あゆかわ てつや、1919年2月14日 - 2002年9月24日）は、日本の小説家。

有名な青色ダイヤの持ち主の男爵が殺された。

あれはもう昔のことだ。あの女も探偵も死んでしまったし、モーテルも焼け落ちてしまった。